芦名の里より  

ねことくらす日々』
の メモ

No.13  ヒーター点火係

     出演  ライライ   オレンジのオスの縞猫。なぜか もや〜んと鳴く。
           ちーさん   不本意にも猫と同列に生きてしまう遠藤家の次女。
           おねえ     この漫画の作者。遠藤家の長女。

:おねーちゃんとこ?
  いくの?  ねぇ

:もっ

:なによ

 こつ こつ

:もやーん もやーん

 どす

:さむいの?

 かちっ

 ブーン

:あのやろー
  こんどはさー
  もーいーからさっさと出てけ

  みたいなツラして

あっち 行きな
    ←こんなツラ

:あら あら

 ライライは もう だいぶ前に 坂のすぐ下のおうち猫になってしまって?一向 こっちのことには 興味がないようで・・、ごくごく あたりまえに”ずっとまえから ここにいたさ”みたいな顔してそちらに居座っておりました。 最近は あまり見かけないので オス猫ですしね、また 別宅を持ったかな なんて かんがえております。

 とまれ ちーさんという人は どういうわけか にゃんこ達には 扱いやすいらしく、どうも こういう役回りになりやすくなっているようです。
 本人は いやだといってはいますが・・ ま・・ね 生きていると いろいろありますわな・・ね。

No.14  見解の相違 1

 出演 ちょいと  もう他界してしまったけれど 我が家では なぜか 今でも現在進行形で               話される 美人猫。
     おにい   遠藤家の長男。このころは まだまだ 悪い盛りの高校生。
     ちょし    遠藤家の次男。
              いまはそれなりだけれど このころは怖れをしらぬ小生意気な小学生。

 

ちょ:あたしって
   けっこー
   カワイイと
   思うにゃ

流し目とかして
ちょっと スネたふーにすると
ネコにしちゃ あたしって 表情があると思わないかにゃ?

おにい:おー
  ちょいとー
(ちょ:んもーっ)

ほーらね
人間ってば あたしのこと、ほっとけないってかんじよ
すぐ手ェ出してくるの

(ど――
ほっといてよ)

  かわいい

おにい
 おーう
でーぶでぶ
でぶちょいこー

おでぶだぶーう

ちょ:きゃー 
 きゃー きゃー

ちょし:あはー
 あは― あはー

(ちょ:
んてことっ!!あんたたち おぼえてらっしゃいよ。大キライにゃっ

 男の子というのは とくに うちのむすこどもは 手加減というものの仕方を知らなかったらしくとくに 猫たちは お兄ちゃんが来ると シマをのぞいて みんながサーッと どこかへ行ってしまったくらいでした。 しかし このころのお兄ちゃんに関して言えば かわいい子にちょっかいを出して面白がる という そういうレベルだったようにも思えて・・、なんとも なさけねーやつ だったなー と おもいながら これを 書いております。

 下の息子は お兄ちゃんとは6年違っていたのですが、そんなこと倣わんでいい!というようなことばかりならって もー わたしとしては この子をふつうにするには どーしたらいいんだろうか・・と 本気で悩んだ時期もあったくらいです。

 それでも おとなになると いっちょまえに 上が下に説教したり、こづかいをやったり・・と 兄貴面をしつつ、下も上から何かしてもらうたびに すんません とか ありがとうございます なんていってやってます、 おもしろいですねー。


No.15  見解の相違 2

  出演  ちょいと  かわいい綺麗が当然だった 恐ろしく セルフィッシュなめすにゃんこ
        ダリオ   白が多めの黒い模様のある おすにゃんこ
        あんこ  いろんな色が混じっている雌ネコ。 特技 狩り
        ちーさん  しょっちゅう ネコに振り回される人生を 今も尚 歩みつつある人。

ちょ:あたしって 綺麗ずきなのは 確かにそーなんだけど (ふふん)
なんか うまれつき手入れしなくてもO.K.のおムネの毛、とってもビューティーよね。

:ちょいちゃん 白いにゃ―   ウットリ

ねこはウィンクが得意

ふだんはべつにアイライナーなんてぜんぜんいらないけど たとえば夜、「これから行ってじゃ 何ももらえないかナ」ってときは ちょっとだけ描くの。
But、基本的には 生まれつきのアイライナーで充分なんだけど。

※「ほんとは少うし おなかたすいて 目がさめちゃってんだけど」って カオするちょいと

今日は ピアスもやってみたにゃ、さりげないおシャレにゃ。

:あー ピアス―
  おしゃれーぇ
ちょ:でしょ

げっ

がしっ

ピアスゥ?ふざけんなっ ダニだ ダニィッ

 ふんっ ぶちぃっ

ちょだって流行してるにゃっ んもー!

ちょ
キャー キャー キャー
 ぶんぶん ばたばた ぶん ばたばた

※「やー」「いたーい」「ちーちゃん ダサイニャ」

:あー あんちゃんもー? それ つけボクロ?

:んーんん 
 鼻ピアスにゃ 
  ワイルドだにゃ

 ちょいとは 本当に アイライナーを引いたような目をしていました。目のふちが きっちりと 黒いラインで囲われていたんですね。で おまけに まつげが長くて濃く、ちょっと カールしてさえいたんです。目千両というネコでした。おまけに 雌ネコだったからなのか とっても 綺麗で 胸のあたりの白い毛などは 本当に ふわふわしていて やわらかく いつも洗いたてのようでした。

 でも やっぱりねこなんでね。つけてこなくてもいいものも ちゃんと おでかけすれば つけて帰ってきて、ちーさんとは そのたびに 大騒動を繰り広げておりましたし、いまいるにゃんこたちも 今だにそれを繰り返しております。
 慣れたということもあるのでしょうけれど ちーさんが これまた うまいんですわ、ダニ取りが。

  半野良状態の猫などかっていますと こんなことは 日常茶飯事ですにゃ。
 当分 ネコvsちーちー の戦いは 続くことでしょう・・・  ごくろーさんにゃ



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