ひつじ小屋だより 41

発行日 2004/03/05
発行人 遠藤由美子

もくじ

ひつじ小屋の風景 31
(名前のはなし)

『エレの引き出し』
ゆりのかおり D

ひつじのー・
no.3 Yellow−黄色

きれいをおいしく!
 簡単まめもち 

2月3月は「風の季節」

お知らせ お知らせ2 
編集後記

ひつじ小屋の風景  31名前のはなし

 春 何番でしょうか? 毎日 少々強めの風の吹かない日はないですね。

 優しかったり気難しかったり、日ごとに気分の変わりやすい春風は、ひつじ小屋の窓の下を通る名前も知らない顔見知りのご近所さんたちにも 勝手気ままに その時々に吹きまわっています。

  そんな ただ黙って眺めるだけだった名前知らずの顔見知りさんたちに、勝手に呼び名を付けて密かに話し掛けるとき、名前がついたというだけで、親しみが湧いてくるのは なにやら不思議なことでさえあるように思います。

 人の名前は『その人が生まれる前からそう呼ばれている』という説を聞いたことがあります。まだ細胞レベル あるいは人の認知できないくらいの微細な存在のころから、いえいえ もっともっと以前、この母とこの父より生まれるものは◇◇・・と、すでにそのときから その名前で呼ばれているのだそうです。 誰にでしょう・・ね?

 親が子に名前を付けるときというのは、その子に対する希望や夢が込められているものですね。その時がどんな時だったか、大きな歴史の中での"まったく個人的な歴史"をそこに知ることもできます。

  見るからに大きな期待を背負った名前、また ふと思いついたような名前であったとしても、あるいは同姓同名であっても、それはその人個人を表すものであり、その生まれて死ぬまでの時をその名(とその名の意味や由来)を掲げて生きます。

 (ちなみに私の名前は 当時大変美しかった(!)という鎌倉の由比ガ浜海岸の一字を取り、そのようにおおらかに大きく美しい存在であれという願いのもと、名づけられたそうですが・・、確かに大きくはなりましたが、現在ではその由比ガ浜海岸に限らずどこの海岸も大して綺麗なものじゃありません―つまり・・・、まぁ、そのようになったわけです・・。)

 「コーデリアと呼んでほしい、でなければ名前の最後にe のついたアンと呼んで。」といった まだ夢見がちだったアン・シャーリーは、自分が愛されて生まれてこなかったのだと思い、別の違う自分になりたいと願ってか そういいます。

  自分の在り様をありのままに受け入れられない、喜べないというのは 私には少し哀しい気がします

 ひつじ小屋には 毎日いろいろな方たちからメールが届きます。

 ご自分のお名前をきちんと明記なさっておいでの方が殆どではありますが、中にはハンドルネームや名前ナシで いきなり相談事や問い合わせがくることもあります。

  相談ごとなどは特に、私としましては できるだけご本名をいただきたいと願っているのですが、ひょっとするとそういう方たちは、ご自分の名前が好きではなかったり、つまりはご自分を受け入れがたく思っておいでの方なのかも・・と そんなこんなを思うたびに考えてしまいます。


 どうであれ、人にものをたずねる際に、自分の名前を名乗らなというのは、私には どうにもわからない失礼なことと思えます。

  だってこちらは端からフルネームを名乗っているのですから・・、

  やっぱりそういう方に 懇切丁寧にお返事するというのは、私には ちょっと難しいです。


裏庭のすみれ
 どうぞ、お名前(=ご自身)に誇りを持ってください

 メイクアップも自分を表す手段ですが、お名前は それ以前に、ずっと遠いところから自分のためだけに 慈しみをこめて呼ばれ続けてきた自分だけのものなのだ と思えば、メイクアップよりも簡単に幸せになれるように思うのですが・・ いかがですか?


『エレの引き出し』

ゆりのかおり  D

 おんなの人は うとうとしはじめたエレを そっとやさしくだっこして、おくのへやにつれていきました。おにいちゃんも いっしょにいったそのへやは、なにもかもがまっしろで、すこぅし つやつやしているようにみえました。そして このへやぜんぶが あのいいにおいがします。

 「ねぇ、このにおいなに?すごくいいにおいだよね。ぼく このにおい すきだな。」
「あら、そう? うれしいわ、これはね ゆりのはなのにおいよ。
 わたしは ゆりのはななの。だから このいえぜんぶにわたしのかおりがするのよ。」

 ?! なんだって!わたしは ゆりのはななのっていった?
 「わたし」がゆりのはななの?え?え?どういうこと? 

 おにいちゃんは あんまりびっくりしたので こえにならないこえでききました。

 「あなたたちふたりがここへくるまえにね、きいろいひつじさんから メッセージがあって、ヒヅちゃんとエレちゃんをつれてここへきたいっていったから、いそいでおかしをやいたり、おそうじをしたりして たのしみにまっていたの。

 あなたたちといっしょにいたのは ずいぶんまえのことだもの。
 とってもなつかしかったし、おおきくなったあなたたちふたりをみて わたし とてもあんしんしたわ。だって ふたりとも とてもいいこなんだもの・・。」                     

つづく・・・

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ひつじの 

No.3 Yellow黄色


 私が
 まだ自分というものの認識に疎く、そろそろ どうやら世の中には 自分と自分以外というのがあるらしい・・とか、どうも人というのは 自分とは違う存在らしい ということに気がつき始めるようなころ。ですから かなり昔の記憶なのですが・・

 あるとき 私は 表にいました。家の外ですね。
その日は特に暑くも寒くもなく、程よいくらいの温度だったようで、私は 白っぽいブラウスとジャンパースカートを着ていました。

  そして 多分私は一人でいたと思います。そのころは 人と遊ぶということが とても不得手で、どうにもうまくできなかったこともあって、よく私は一人で 何をするともなくいたのですが、そのときも 多分そうだったのだと思います。

 突然強い風が吹いてきて 砂埃が巻き上がり、私のスカートや髪を吹き上げました。 
 飛び込んだほこりに 目をこすりつつ、見上げた空は、何やら妙に黄ばんだ感じがしました。それで、そのまま目を畑の向こうに転じると、ずっと向こうのほうから 灰色がかって変に黄ばんだ感じの渦巻く雲が、私めがけて突き進んでくるようでした。

 程なく砂埃は、ちりちりぱらぱらと音を立てて窓ガラスを打ちたたき始め、見る間に窓枠に降り積もり、それを見ていた私は、わけもなくせかされるような思いになって、家の中の母に向かって 「ねぇ!なんだか 黄色い。」 といったことを憶えています。 

  母は立ち上がって窓の外を見、私に「コウサだわ!洗濯物が出ているおうちに知らせてあげて。」と言いました。

 あちこちに知らせ終えて家に入り、きっちり閉められた窓から表を見ていると、パチパチと砂のガラスに打ち付ける音ともに、目の前の世界の何もかもが、乾いて土気を帯びた黄色に色づいて、それは 今言葉を選べるようになって言えば、まるでその時の次元とシンクロしている同時の異次元が互いに接触して軋轢が起こり、そのために粉塵が巻き起こったような風で、奇妙でちょっと怖くて、それでも なにやらワクワクするような、そんな不思議な思いに、胸がどきどきしていたのを憶えています。

 その砂が、とおく海を越えた大陸からのもの―黄沙と知ったのは、ずいぶん後になってからのことでした。
 
 あれほどに黄色く変化した世界をあれ以来みることはなく、それっきり忘れていたようなことだったのですが、病気から解放されたある花曇の日、歩きなれるための散歩の途中で、ふと目にした満開のミモザの大木が、吹いてきた風におおきくゆれるを見て、いきなりあのときの黄色い世界―黄沙のことを思い出したのは 一体どういうつながりからなのかと思いましたが、それはミモザの香りと黄色が見せた一瞬の幻影だったのかもしれません。

 黄色は、私にとって世界の果てからやってくる"生きている風の息吹”の色なのです。


 
きれいをおいしく!

 簡単まめもち 

 娘の一人から「さくさく大豆」という袋入りの炒った豆が乾燥した昆布やえびと一緒に入ったものをもらいました。

  作り方 
・耐熱のボウルに切り餅ひとり2個と先のを適量いれ、を少々振りかけて蓋をし、電子レンジで餅2個で2分くらいのつもりで加熱し、柔らかくします。
・ 蒸しあがってひとつになったら すりこ木を水でぬらしたものでよく突きます。
・ 豆が満遍なく混ざり、一まとめになったら片栗粉をまぶします。できるだけはやくして、まだ熱いうちに手で人数分に丸めます。
  できたてはそのまま、さめたら軽くあぶっていただきます。 

 大豆は女性ホルモンに似たイソフラボンや沢山体に必要な良い効果の
ある栄養がいっぱいです!!

 

2月3月は「風の季節」

 この時季の乾いた湿度の低い風は、お肌の上のわずかに残っている水分すら容赦なく奪っていき、ちょっとそこまでのつもりの買い物にも油断ができないほどです。

  こういうときは 表から帰ったら とにかく、外でついたほこりを払い落としましょう。 着ているものは勿論、髪も持ち物もブラッシングするようにしたいものですが、お顔のほこりもすっかり洗い落として、もっていかれてしまった水分を充分に補充するようにし、それを逃さないよう―肌にとどめておくよう、きちんと乳液などの覆いをしてください。 

 春の乾燥は 真冬の乾燥ともまた違って、くすみや皮膚のターンオーバーの不順を促進させます。      

どうぞ できるだけ清潔に、
そして水分と栄養の補給を
忘れないでくださいね。

お知らせ 1

Mimi's
Portrait Corner

あなたの大切な
お子様の肖像画を描きます

 この世に縁あって生まれてきてくれた
私達の大切な子供達・・。
そのかわいい盛りや思い出深い写真を
水彩や極細鉛筆による
美しい肖像画
になさって
お持ちになられてはいかがでしょう?

 どこのおうちにも写真はあります。
でも大事なかわいい、
その子だけを描いた絵は、
どこの家にもあるものではありません。
 

 愛しさの証に 心からの記念に        是非 一枚の肖像画を!!

 〇モノクロ(極細鉛筆使用or茶系)の場合  
   ご案内の参考に・・(ケント紙に描く場合)
 
 ハガキサイズ 10×15(cm) \3000〜
 A5サイズ 14.8×21(cm)  \4300〜
 B5サイズ 18.2×25.7(cm)\5300〜etc.

サイズや紙の材質や水彩、パステル画の場合
などは メニュー↓をご覧ください。


Mimi's
Portrait Corner

お知らせ 2 

3月のお休み
毎週 曜日を一応予定しています。

編集後記

 一時治まっていた花粉症が・・。

 気がつくと目の周りや耳の後ろをぽりぽり。
目はさすがにメイクしてあると手がとまりますが、
耳のほうはバリバリやるのか 赤むけになりつつあります。
 薬を使ったり、お茶を飲んだり・・、 
 でもやっぱりチャント眠ったり 落ち着いていたりすると いくらか良いように思います。
 気分なんでしょうかね?私の場合は なのでしょう。


  ま、この程度なら問題外かも・・ですね。


Aurea Ovis

営業時間 
平日 午前10時〜午後7時       
日曜祝祭日 午前10時〜午後6時 
連絡先 
240-0111三浦郡葉山町一色857-1
椿コーポ 5号   
Ph.&fax.046-876-2538

E-mail  be@aureaovis.com
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裏庭の沈丁花  春の便りを風に乗せて・・




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