ひつじ小屋便り  73

ひつじ小屋の風景63

不安の先取り

『エレの引き出し』

ひみつのいえ 10

キレイへの工夫

11月

愛について 21
きれいをおいしく!
柿の甘みの
サツマイモパイ
ひつじ小屋の日々
編集後記

発行日 2006/11/05    発行人 遠藤由美子


ひつじ小屋だより 63   不安の先取り

 『人生は楽しむものであって、怖がるものじゃないわ。パーフェクトなんて面白くもなんともない。正直パーフェクトという状態はつまらない(退屈)と思っているのよ。』
 映画"プラダを着た悪魔"でヒロイン、アンディーを演じているアン・ハサウェイがインタビューに答えて言った言葉に、ふとあることを思い出しました。
 この場合のパーフェクトというのは、女優を仕事とするにあたって、という意味のようですが、彼女でなくても、結構 人というのは、何かに躓くこととか失敗すること、間違えることに対してなにかかたくなに否定する傾向がありますよね。

 かたくなに否定する・・・。そうなることを嫌がる、そうなると酷く落ち込む、そうなった自分はだめだと思う、そして、失敗や躓きについて、一般に回り=世間=の反応は、かなり否定的であって、それがひとりひとりの"うまく行かなかったことに対しての否定的な受け止め感"を形作ってしまっているような感じもしないではありません。

 まだ、見も知らぬ中へ出て行かなくてはならないということが、自分の周りをそれまで囲っていたもののないところで生きていくということとすれば、それは やはり誰であっても不安であり、大方のその不安は的中してしまうのでしょうが、問題は、その的中してしまった状態に陥ったときに、その状態をどう受け止めるか、ということなのでしょう。


 誰だって転べば痛いし、躓けばその分遅れます。それは事の大小に関わらず、人は誰でも何かにつけて経験して知っていることではあります。これから何が起こってこれまで以上に酷い目に会うのかなんて、誰にもわからない。その誰にもわからない自分のこれからについて、人は 過去の経験による痛みや遅れを予測して 先に恐れるというわけです。
 人生は怖がるものじゃない、という言葉には、確かに とうなづきます。

 まだ知らないことを予測、その否定的な結果について先に悩むというのは、まったくナンセンス。やってみなければわからないというのは、かなりいろいろな場面で遭遇します。
 例えば私の場合、初めてお目にかかる方について、お手入れやメイクをしたりするとき、その方が、ご自分のそれまでについてどれほど語ってくださったとしても、そのときできることというのは、とにかくやってみなくてはわからないのですね。


TEO's Gallery

 

 私がメイクを教わった資生堂ビューティーサイエンス研究所の富川栄先生は、『そのとき失敗することは当然あると思いなさい。失敗したら、やり直せばいいのだから。』とおっしゃったことがあります。
  私程度のものが、まちがえました、すみませんといってやり直すのと、メイクやスキンケアには世界的に確たる定評のある先生が同じことを言うのとでは、受ける側の印象はまるで違って、イメージダウンにもなりかねないと思うのですが、それでもそうやって何度も何にでもトライするという先生の姿勢は、私においてはかなり、それまで経験しないことへの失敗を想定しておそれるという気持ちを、真剣に対処しながら積極的に物事を楽しむという気持ちに変えてくれました。

 人生は怖がるものではなく楽しむもの。どんな失敗だろうが、それでもまだ生きているということは次がある、もう一度やってごらんということであって、まだやってもいないことあれこれ思い悩むことは、実際 時間と労力、想像力の無駄遣いだと思われます。

 今、この社会の中に生きる沢山の人たちの中に巣食う様々な、漠然とした あるいは、具体的な現在と将来に予測される不安は底知れないほどあるとしても、先行きの知れない人生は不思議に満ちながらも、ひとりひとりについて幸せになるために用意され道があると信じられるなら、まずは「今」を真剣に楽しんで生きることのほうが先じゃないか・・と思わずにはいられません。過ぎたことを引きずる事も然り、今あることに熱意を持って心傾けるようでありたいです。

『エレの引き出し』

 ひみつのいえ 10

 あるとき、かのじょは じぶんのいのちがそれほどながくないのをしって、なんとかして いのちをひきのばして、もっともっと 人びとがじぶんをしたうようになってほしいとかんがえた。

 そして おそろしいことに まわりの それほどよいかおりではないが、まだまだわかいい花たちのいのちをじぶんのものにしようとしたのだ。」

 ふたりといっぴきといちわは かおをみあわせました。
  ”あのおんなの人が・・・?”

 「かおりたかいゆりは まわりのわかい花たちにねをのばし、つぎつぎにそのいのちをうばっていった。すこしずつ かおりはへんかして、もともとのかのじょのかおりとは ちがったものになっていったが、かのじょには それにきづくひまもなかった。

 そして あるとき、とうとう そのそののもちぬしが もともとのすばらしいかおりをうしなって、みょうなかおりになってしまったゆりをねこそぎひっこぬき、そののそとにすててしまったのだ。」

 エレは あのやさしいおんなの人のことを おもいだして、すこしかなしいきもちになりました。

つづく・・

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キレイへの工夫 11月


 気
11 

 以前、あるテーマに基づいてメイクした結果を、数人で比較するという勉強をしたことがあります。そのときつくづく思ったのは、「曖昧な気持ちでメイクすると曖昧な顔になる」ということ。そのメイクをするために、そのモデルの何を表現しようとしたのかがはっきり意識されていないままでメイクすると、単にキレイにメイクしただけで、例えば、それが毎日のメイクであれば、そのメイクをした人は、ただきれいにメイクしてるね、で終わってしまいかねず、印象には残りはしません。

 あまり見てほしくない部分から気をそらすメイク、逆に特徴的な部分に気を引くメイクなど、人と自分において、自分がどうありたいかが理解されていれば、単純にあれこれ塗って描いておわり、ではすまなくなってくるでしょう。

 メイクアップというのは、かなり社会的な意味合いのあるもので、名刺のような役割もあり、ひと目でその人がどういう人かを知る手がかりにもなります。仕上がり具合の良し悪しばかりを問題にしているうちは、なかなか気持ちの表れを感じられるメイクには、なりにくいように思われます。  12月へ


 麗
11

 全ての人の体は様々な要素が複雑に組み合った組織体であり、生まれてから時間の経過による「衰え」にだれかれの区別はありません。現在、あらゆる分野において、人がより長く、より健康で美しい状態で存在することを目指して研究が続けられていますが、その中でも肌状態は身体の健康のバロメーターにもなり、今や 老若男女関わりなく肌を通じて現れる様々な衰えの兆しには 大変敏感になっています。

 肌を美しく保つために化粧品や栄養剤、化粧料や運動などに頼る方法もありますが、普段のお手入れで目で見て、良い顔色で肌に潤いや滑らかさがあり、手で触れて張りや弾力を感じられて、その人の心身の健康が良い状態とわかれば、いいですね。

◇ 心と皮膚は直結していますから、心と体の健康は美しい肌状態であるためには、欠かせないことになりますね。ですから、そうあるための毎日の心がけは大切なことになってくると思います。   12月へ


 
11

 さて、皮膚に気持ちを傾けてみましょう。皮膚は人間の全身を覆う大きな器官のひとつで、それはその人をすっぽり包み、生まれてから死ぬまで、ずっと守ってくれています。皮膚が健やかな状態にあるためには、皮一枚下といわれる部分に水分と栄養分がたっぷりあることが条件と何度も繰り返しお話していますが、肌内に必要なものが十分に存在するということは、血液循環がよく、疲労の回復が早く、老廃物の排泄が正常に行われているといえるのです。

 つまり、皮膚がきれい=良好な状態ということは、体が健康な状態にあるといえるのですが、そういう良い状態を維持するというのは、とても難しいことでしょうか?
  人の肌は、外界の刺激や天候、心理や環境によってもかなり変化しますが、それは誰にでもある仕方のないことではあっても、それをそのままにしない、なんとか良い状態に戻そうと意識して努力することは、やってできないことではないと思います。   12月へ

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


愛すること 21 

 今月の「ひつじ小屋の風景」でSBSIの富川先生の事に触れましたが、最近新聞紙上で先生をお見かけし、きっと相変わらずソフトなお声で厳しいお話をなさるのだろうな・・と懐かしくなりました。

 物品販売の難しさをよくご存知の方で、決して高ぶらず、人の気持ちを思いやりながらも基本に忠実、妥協を許さない教え方で、教わる期間の長短に関わらず、わかりやすく丁寧に、「しなければならないこと」「知っていなくてはならないこと」「できなくてはいけないこと」をご指導いただきました。

 終了時のテーマメイクの時には、最後に残った私をはらはらなさりながらごらんになっていらしたとかで、つい手を出してもくださいましたが、よくやったとほめてくださったメイクは、今でも宝物として記憶しています。

 「私も沢山教わった。そのすべてに感謝しているの。それがあるから今の自分があるし、沢山の人とあってその人たちをキレイにしながら、自分が豊かになっていく。幸せな仕事だと思うのよ。」と、"慈愛の眼差し"で話してくださいました。

 『お仕込み』 感謝しています。

きれいをおいしく!
柿の甘みのサツマイモパイ

材料:サツマイモ一本、1個弱、かぼちゃのスライス適宜、バターおおさじ1〜2、パイシー(勿論作ってくださってOKです。)

作り方1 サツマイモは水で洗ったままオーブンシートを敷いた天板に乗せ、160度のオーブンで1時間焼く。

2 パイシートはパイ皿に合わせて敷きこみ、フォークで穴を開けて180度のオーブンで10分焼く。

3 1が熱いうちに皮をむき、フォークでほぐしてバターを混ぜ、種とへたと皮を除いたを摩り下ろして加え、よく混ぜる。好きならバニラエッセンスなどを入れる。

4 2のケースに3をいれ、平らにしてかぼちゃのスライスを並べ、200℃のオーブンで12分焼く。冷めてから 切り分ける。

 砂糖も卵も使いません。時間は掛かります(でも放っておけばいいだけです。)
 
野菜と果物の甘みだけでも、とてもやさしい味でおいしいです。 柿は、混ぜながらあまりにとろとろになりそうだったら半分くらいでもよいと思います。

 不足しがちな繊維質、ビタミンCなど、たっぷり取れる うれしいおやつです。

ひつじ小屋の日々

 母がせっつくので、先日から、実家に戻るたびに持ち物の仕分けをし始めました。
あっちを開けこっちを広げすれば、もうどんなことをしてもはけそうにないジーンズとか何のために買ったのかなー?とか、最初からゴミだったような?というようなものなども多く、何とか無理やり纏め上げては、これは次の資源ごみの日に、これは粗大ゴミにとやっている最中です。

 物は持たないが良いというのは、こういうときに思いますね。実家から戻って我が家を見回せば、こんなものいるかな、と思うものもあり・・、何かの時にまとめたりすることを思うと、何もしていないのに、ため息が出ます・・。

 連れ合いは物持たずの人、だからいつまでも”それ”がある・・。そういうのもどうなんだか・・。悩ましい問題です。

・・・秋だわね〜・・

編集後記

・ 娘の4歳になったピンクの好きな女の子のために、ピンクのロールケーキを焼き発送しました。ふわふわの淡いピンクの生地にラズベリーと赤いジェリーがアーモンドクリームで包まれ、夢のようで とても素敵においしそう!急いでいたので味見もせず、残念でならず、即刻自分用に作ることを決めました!

・ 「子どもたちはどうしてあんなに熱心に学校へ行くのだろう。」という精神科医斉藤学氏の疑問。学校の使い方がわかってないからだろう。学ぶ主体が自分にあることを親も知らない。全ての元凶はその辺にあると私は思うのだが・・?

Aurea Ovis

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この秋 最初の椿が
咲き始めていました。

気が付くと、
あちこちに 膨らんだつぼみも。

バラ科の植物ですが、
時期を同じくして咲いている
秋薔薇とは、また違った風情で
つややかな葉の緑とは
よいコントラスト。

椿姫は 白いカメリアを愛し、
そのイメージフラワーに
なっていますが
ぽってりした厚みと温かみのある
赤は やはり日本のものでしょう。

この後、
順次咲き継いだ今の庭は
徐々ににぎやかになりつつあります。




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