ひつじ小屋だより 93

ひつじ小屋の風景 83

あんこの効用

お願いは いくつ?

考えるひつじ

まわりを見れば・・
主婦たちよ、今こそ!

ちまたの話
本当の原因

メイクアップ
意地悪な灯かり

愛すること 44
気づきのゲーム

きれいをおいしく!
かぼちゃのお焼き

ひつじ小屋の日々
誰が本気だって?

編集後記

発行日 2008/07/05  発行人 遠藤由美子

ひつじ小屋だより 83

あんこの効用


 当方の5人の子供たちのうちの一人がもう20年以上、引きこもり続けているということを、これまでにも この毎月のお便りに ちょこっと書きました。
 一口に「引きこもり」といっても、そのそれぞれの状態は様々で、殆どがその原因や理由に明快な答えを出せるようではないようです。

 娘は、この春にたまたま行きあったクリニックの先生やスタッフの方たちとの相性が、これまでよりはいくらか良かったようで、月に一度程度ではありますが、現在も何とか通院加療を続けられています。

 こうさらっと書きますと、こういうことの経験の無い方には、そうなのかくらいのことだろうかとおもいますが、コレまで生きてきた年月の半分以上を社会との隔絶や人への拒絶を続けてきた本人でもさえも、何故そうするのかという理由がまったく分からない上に、回りはもっとワケが分からないという状況にあって、なんとか現状を打開したいと思いつつも、人とのことになるのでどうしても合う合わないにより、なかなか通院するまでにならなかったり、通院してもかなり苦労しながら数回ほどというようであったり・・を繰り返していたので、この度の通院加療がほんの数ヶ月ではありますが、比較的本人がそれほど抵抗を感じずに行けているということは、ずいぶんと大きな前進だと感じています。

 これという問題を感じないで社会にあって仕事を持ったり学校に通ったりしつつ、その中での人とのふれあいやこまごました問題に、割りに苦労なく都度対応できているというのが"普通"というのなら、それが全くできなかったり、できたとしてもかなりの苦痛を感じながらであったり、自分を押し殺してでのことであったりという無理を重ねてのことならば、それが心身の疲弊を呼ぶのは当然のことでしょう。

 人がこの、今の社会で難なく生活しようとするとき、もしその人が社会が理解できない部分を持った人だとしたら、その暮らしがかなりしんどいものになるのは目に見えています。

 また、この社会の価値観に見合わない生き方をしようとしたり、あるいはそうせざるを得ない場合などは、結局「普通じゃない=一般的ではない=困った奴」とされやすいものです。だけど、それは"一般的に"というところから見た場合であって"その人そのものが"ではないのだということを、我々は時々意識しなくてはならないのではと思います。

 蝉の一生は、地下での七年もの生活と地上での七日間ほどの活動とによって成るといいます。生まれてまもなく自分の足で立って動くもの、生まれた日の翌日には姿を消すもの、人の一生よりも長い時を生きるもの・・、この地上には様々な時間を様々に生きるもの達がいますが、私たち「人」もそのうちの一つでしかないのなら、そして、その夫々がそれぞれの時間を持っているのなら、その多くが"一般的"といわれるところに分けられるとしても、そうでない在り方が当然あるのだということを、人であるからこそ人ではないもの達よりも認識され肯定されるべきではならないのではないでしょうか・・。

 先日、かつては8匹もいた実家の猫達の最後の一匹になってしまった「あんこ」(♀15歳)が、コレまであまりしたことのない外泊で数日戻らず、皆が心配しているところにくたびれ果てて戻ってきたことがありました。

 具合が悪そうだから病院に連れて行くと言い出したのは、件の娘。
 彼女は、自分から人のいるところへ出かけることには大変な苦痛を感じるといっていましたが、長いこと家にいる彼女の傍らには常に猫達がいて、時に面倒やいらいらの種になりつつも、食事の世話や老猫の介護や最後を看取るなどして関わってきたので、この最後のあんこをそのままにはしておけないと思ったのか、病院への連絡や身支度などもさっさとし、あんこの診療時には緊張しつつも苦手な"人"の質問にてきぱきと答えたものです。かなりくたびれたというものの、苦痛ということを一つクリアした、それも自分から、ということの成果は大きいと思います。

 人の一生が80年というのなら、その半分近くを人と関わらずに生きてきた娘のそれは、一般から見ればかなり問題であったり、わがままで無駄なようにも見えましょうが、彼女は彼女の速度で生き、彼女の時々をその時に相応しく生きるのが良いのではと思います。

  猫は長く生きると飼い主を喰らうと言われもしますが、それは時に人のようになるとの事のようで、15年生きているあんこが人並み?かもというのなら、それは家族といえども成しえなかった娘の「自発的行動」を促したということかもしれません。

 人生には、人が理解できないようなことが沢山あります。その意味や価値が理解できないようなことがいっぱいあります。
  わからないことはだめなこと、いけないことなのかどうか。
理解できなくても一旦は引き受けるという姿勢も、人には必要なことと考えます。


水中花・・

 考えるひつじ 

 まわりを見れば・・  主婦たちよ、今こそ!

 値上げが当然のごとく言われるこの頃。どこへ行っても何でもの値段が高いような気がしてしまう。 そして 確かに高いと思うものはいくつもある。しかしながら、もう コレについてはどんなに先の心配をしていてもしょうがない。今を生きるわれわれ一般庶民にできることは、国や企業に異議申し立てや反論を言いたて続けつつ、この現状を如何に賢く処していくか、に尽きると思う。 

 まぁ 簡単な話、足りないのなら足りないなりに、無いものは無いなりに、まだある幾ばくかのものを工夫して使うことを考えることを毎日の課題とするほうがため息もつかず、恨めしい思いをせずにすむだろう。 そして、ここでずば抜けた才能を発揮するのが、苦しい時代を知恵と工夫、手間と時間をかけて愛する者たちのために日々尽くしてきた先輩主婦たちではないかと思うのだ。その才知に学ぶところは大きいだろう。

 物価高騰のあおりを受けて言うなりに右往左往するのはやめよう。そんな時間の過ごし方をするよりは、新しいものやこれまで思いもつかなかったことへの挑戦で、現状の困難ですら楽しみつつ頭を使いながら知恵を出し合って乗り越えていく
 
これが今 私たちがするべきことではないだろうか、と考えるのだ。

ちまたの話
本当の原因

連れ合いの誕生日用のケーキ
これからは こういうことが
本当にスペシャルになるんでしょうね

・ さきにあれこれ書きはしたものの、実際ゆっくり考えてみれば、何が一番よろしくないかといえば、食糧危機にしても、地球温暖化現象にしても、もとを正せば結局我々人間の「争い」=戦争にあるとおもうのです。

・ 戦争をして起こることといえば、たとえば原爆一個で、下は土壌の荒廃、中はそこに生きるものたちの命の消失や健康の阻害、生活や自然の破壊、経済や社会への混乱や不安、さらに弱いところへの強欲な強者の蹂躙と抑圧によるありのままに存在することへの否定、そして上はあらゆるこの星に生きるものに平等にある空気の汚染とその長期的影響、それらが一気におこります。
  まず、平和を!というG8での約束がほしいところです。

 メイクアップ  意地悪な灯かり

 人ごみは苦手なのですが、所用でデパートなどに行くこともあり、先日も出かけてきました。仕事柄 やはり見てしまうのがお店の人たちのメイク。毎日人と顔をあわせる仕事をしている人たちですから、皆さん、きちんとメイクはしておられますが、きれいにしているなぁと思うと、きれいはきれいなのですが、いかにもメイクメイクしている。
  そしてどうにも作りこんだ勢いが前面に出てきて やたらにうっとうしかったり、あるいは疲れてくすんだ肌へのおざなりのメイクで少々老け込んで見えたり、また ある年代のメイクがお気に入りなのか、お顔作りだけがずっと昔のままだったり・・・、いろいろでした。 

 その後、トイレに行って毎度の事ながら、デパートの鏡の意地悪さを認識してきました。デパートの灯かりで、化粧品売り場や衣料品、トイレの鏡に映る顔を見て ぎょっとしたこと、ありませんか?
  人口の光というのは意地の悪いもので、自然光では問題を感じないことを、ことさら取り立てて指摘してくるような、そんなところがあるのです。でも ここでたじろいではいけません。そこであわててその鏡に相応しいメイクをし始めると、気負って作りこんだうっとうしいメイクや、疲れた肌を何とか隠そうとした重いメイクになったりします。 

 人工の明るさでのメイクはどこか不自然で、人の生理的日常とは相容れないものを感じつつ帰ってきました。

愛すること 44
気づきのゲーム

 こういうゲームがあります。
  数人で輪になり、お互いの顔が見えるように座ります。順番を決め、最初の人から一回りするようにして、例えばAさんならAさんについて、皆が思ったこと、きづいたこと、感じたことを伝え合います。
  そのときのルールは、必ずひとりが一言はいうこと。それから決して悪口や非難や批判をしないこと。それを Aさんから始まって一回りして、そこにいる全員についてするのです。

♪ わからない、何にも思いつかないなどなど、最初のうちはとまどうのですが、どれほど時間がかかっても良いので、とにかく一言でも伝えるようにやってみると、意外や意外、結構できるものなのです。

♪ 内容の多少の重複はかまいませんが、できれば別々のことを伝えられると、Aさんは自分が思ってもいなかった自分や思いがけない自分と出会うことができ、自分を好きになるきっかけにもなるのです。

 自分を好きになると人を大事にしようとし始めるものです。

キレイをおいしく!
かぼちゃのお焼き

材料;かぼちゃ 中一個、片栗粉(小麦粉)など 少々、塩コショウ、好きなハーブなど。

作り方:1 かぼちゃは種と綿を取りのぞき、水をくぐらせてラップに包み、電子レンジで柔らかくなるまで加熱する。

 手で触れるくらいに冷めたら、スプーンで中身をそいでボウルに入れ、塩コショウハーブ片栗粉(小麦粉)などを適宜に入れてよく混ぜ、油を敷いたフライパンに丸く広げ、ふたをして弱火で焼く。

 表面が触っても形が崩れないようになったら、ふたをして冷まし、冷めたらそのままお皿に移して適当に切り分ける。 

 おいしいかぼちゃを戴きました。早速お焼きにしていただきました。もちっとしていて食べやすく、あっという間になくなってしまいました。ビタミン、カロチンいっぱい☆ 

 残った皮は油で揚げてチップスに・・!
ご馳走様でした。

ひつじ小屋の日々
誰が本気だって?

 梅雨。まぁ 夏のうちである。
  で、どこへ行っても屋内が寒い季節に入ったのである。そう・・、寒い。
  先日も、友人たちとの定例会に行き、まず「寒いねー。」と言いあう。小雨そぼ降るじめっとした日ではあったけれど、だからといって、アレだけ飲みながら寒いと常に感じて上着を羽織るなんて、変。

◇ 大型店舗内も・・これまた寒い。そこにいるおなかを出し、背中を出し、腕を出し、肩や脚を出ししている人たちの健康を、余計なお世話ながら案じてしまう。彼らの代謝は恐らくあまりよくないだろうし、絶えず疲労感を持ち、そのすっぴんの血の気の失せたような顔色であろうことは 容易に想像がつく。

◇ 公共の乗り物も、寒い。 これは またやけに寒い。どこへ席を移っても冷たい空気は吹き付けてくる。どんなに風の吹き出し口の羽の向きを変えても、たびたび停車時間に扉が開いたとしても、一向 寒さ冷たさは和らがず、自分が表に出るまでそれは続く・・。
 毎年経験するのだ。本当に地球温暖化を止めたいと、一体誰が本気で思っているのかなぁ・・と 疑問は膨らむ一方である。

編集後記

・ 永井龍男氏の「花十日」を読む。とくに中の『桜』と題する文章の美しさにはいちいちため息が出る。その本には、私たちの知っている言葉を「美しい」と誇らしく言える日本語を、感動のうちに読める言葉と文章がある。

・ イツァーク・パールマンとヨー・ヨー・マ、小澤征爾によるドボルザークの「ユーモレスク」。だれでも一度は音楽の時間に聞くこの曲を彼らの演奏で是非にと勧める。
 音楽が人の心を慰め、憩いや安らぎを与えるためのものでもあることを再認識する。


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