ひつじ小屋だより 46

も く じ
 ひつじ小屋の風景 36

 (怖いもの)
発行日
2004/08/05
発行人
遠藤由美子
『エレの引き出し』
  
ゆめのいえ 
@
ひつじの


  No8
   
あお―Blue

惜別

 @・ェ・@ 
錯覚の美学』C 

きれいをおいしく!
西瓜の即席漬け

愛なる力

編集後記 
& 
お知らせ 

 

ひつじ小屋の風景 36 (怖いもの

 暑い夏の真っ盛りから 私たちの業界というのは おかしなもので、秋の新色を発売し、流れる汗での化粧崩れに悩みながら過ごしている皆様に、それを買っていただくという 妙なことを毎年繰り返していて平気なところであり、そしてまた、この業界というのは、何しろ若かったりきれいだったりするモデルしか使わないので、目元、くちもとや肌の張り・艶・弾力に、日々 戦々恐々としている私のような年令のものには、彼女達に施されているメイクとは別のオプション的メイクで、見たくないものはなるべく目立たないようにと散々に工夫しつつ、企画発売された新製品なりを使う羽目になっているのです。

 しかし (人間の皮をかぶった悪魔のブッシュが政治的全権を握っていて)今は前ほど好きでなくなったアメリカで、私がかつて求めてきたメイクアップの本では、30代以降から60代向けのメイクアップ方法について、そのノウハウは勿論、加齢のメカニズムと共に、メンタルな方面においても、年を重ねることについて正面から取り組んでいて、大写しになった何人かの(多分一般の人とおもわれるような)モデルたちの写真も、人種や年齢も様々、それぞれの肌の上に積んできた時の足跡さえ、はっきりと明確に映し出しつつも、生き生きと、そして自信のある晴れやかな笑顔で『今』を素敵に見せています。

 翻って 私たちの日本での、毎週あるいは毎月発行される多くの美しさに関わる情報誌には、まず そういう本―40代以降から70代、80代の方たちを対象とした その年令のモデルさんを使った、分かりやすく質の良い、上品なメイクの本などの月刊・週間誌などは売られていないとおもいますし、世間一般を見ても、この国の年を経た女性たちが、年々技術的に困難なことが増えてくることで、年令と共にメイクすることが面倒になったり、あるいは 自分の性を忘れたり あきらめてしまったりという傾向にある事について、現実的なメイクアップの効用や楽しさ、年を重ねてこそできる表現方法を喚起することついて、まだまだ 業界はじめ 国民全体の理解と関心が低すぎると 私は思っています。

 もうひとつ、それに加えて奇妙に思うのは、日本人の美白への関心の高さの異常さ。
 少し前の新聞の記事に、最近のエジプトでの空前の美白ブームを報じたものを読みましたが、その原因に ハリウッド映画の影響(色の白い白人が良い側を演じ、悪い側はそれよりは色が黒いという・・)があるのでないか、というものでしたが、現実にあちらでは 肌の色の濃淡によって、たとえば得る仕事の種類も変わってくるとか・・。
  つまり、ホテルで言えば、フロントに立っているのとお客の荷物を持ち運ぶというばあい、どうしても 色の白いほうにフロント業務が回ってくるとか・・。
  また結婚に際しても、男女とも肌の色のより白い人を相手にしたがるとか・・。

 そして この国―日本についても触れいていて、その色白への憧れは、白人になりたいという潜在的願望が今だに巣食っているからなのではないか、という疑問を投げかけていましたが、さて 私は その解説に おそらく・・と うなづいています。


 この国では 年をとること、この国にうまれ、この国で育った人間であることについて、自信と誇りがもてないのです。強すぎるというのなら 持ちにくいのですと言い換えてもいいです
  自分の見え方というものにも 今は ごく年少の頃から、関心が強く、それはたぶん マスコミの関係もあると思いますが、親の世代にあたる人たちの価値観がもうすでに、かわいいさ綺麗さ、かっこよさというものの条件に、白人的な要素を多く含むことを当たり前としているからなのだと思います。
  (そして また今の子は足も長いし、顔も小さいし、男の子だって綺麗だし・・、それを夢見ることを促すような条件も、たっぷりあるんですよね。)

 自信がないから 自信たっぷり気なアメリカに倣っておくことで、自信のある自分になったつもりでいる、自信がないから、人のまねをすることで、ひとまず安心して生活できる。
  そういうことを繰り返して年を重ねていった先の自己喪失への不安や恐怖を、メイクアップひとつとっても、だれも感じていない。

 そして それは人をどこへ連れて行くのか・・・?

 それが 私がこの夏もまた 怖い と思っていることのひとつではあるのです。


漆芸木彫家 渡部誠一氏
お願いして 彫っていただいた
ペンダントヘッド

本来なら漆での黄色は もっと渋いものなのですが、私のリクエストにできるだけ忠実に と、新しい手法を 超多忙のなか、時間をかけて編み出され、色をつけてくださいました。

中の字は これも遠藤のリクエストで「常に喜べ」という聖書の中の言葉からの『喜』の象形文字です。

左のものは リクエストのほかに、同じモチーフをご自分のイメージで創られたもの。これは 連れ合いのタコ氏に送られました。

「自分で創るとこうなるんです。」とおっしゃっておられました。

タコ氏でなくても 欲しいとおもう とてもよいデザインです。

双方とも 直径8.5cm

『エレの引き出し』

ゆめのいえ @

 ふたりは かわるがわるおんなのひとにぎゅっと抱きしめられました。
きいろいひつじは おもてにでるといいました。
「それじゃ、まず ゆめのいえにいくよ。」

 そうじゃなくて おうちに帰りたいっていうのに―、と ふたりはおもいましたが、でも ゆめのいえってなんだろう とも おもいましたので、だまってついていくことにしました。

 おんなのひとは お庭のふわふわのとびらのむこうで ふたりがふりかえるたびに てをふって なんどもうなずいていました。
 ふたりとも なんだか あんまりかなしくなくて、ちょっといってくる というかんじがしていました。

 そして・・、いちわといっぴきとふたりは、どこかでみたことのあるような でも やっぱりはじめてのような そんなちいさないえに やってきました。
「ねぇ、ここには だれがいるの?」
 そのとき おもたそうなドアが おとをたてて ひらきました。

つづく・・・

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thread & needle
小さな女のこのための夏の三点セット

 


ひつじの

No.8 あお―Blue


やはり こんな風に暑い真夏のことでした。
 夏休みになって 毎日 できるだけ簡単で楽なものを着ていて、しばらくそれを着たときの事を忘れていた身には やけに暑苦しく感じられる制服を着て、登校日だからというので 横浜は山手の学校へ 汗をかきかき行ったことがありました。

 山の上というのは ご存知でしょうけれど、結構 いろんな行き方がありまして、その日は"できるだけ影の多い道を選ぶ"という自分のテーマのもと、あの頃まだ通っていた市電を使い、確か75段だったかの不規則な石段を登っていきました。

 高さや幅のそれぞれ違う石段を少しずつ登っていくにつれ、風のそよぎが少しずつ増し、木漏れ日がちらちらと踊りながら降り注ぐ様を見ては、前の晩から予感されていた暑さの故の惨めな思いに、多少の慰めを見出したものでしたが、階段を上りきって 少し上がり気味の坂をなお先へ行くと、サンモール修道会の入り口の門のところに出ました。

 今は すっかりなくなってしまったその修道院は、しっかりした古風でいかめしい雰囲気の ちょっと素敵な建物で、私はあまり表から入ったことはなく、学校の廊下づたいに何回かいったことがあっただけなので、その時初めて門のそばに大きな緑豊かな大木のあることに気づきました。

  その・・きつささえ感じられる濃い緑がてらてらと光を払い散らしながら風に翻るのを、何もさえぎるもののない良く晴れた雲ひとつない青い空を背景にして見たとき、私は 初めて「ああ、なんてクリアで綺麗な 深いなんだろう・・!」と すでに遅刻していたにもかかわらず、立ち止まって その青い空をつくづくと眺めてしまいました。
 何故 空に近い緑のほうがより一層色濃く感じられるのか、でもそれが何故、小気味よいほどの強烈さにもかかわらず 少しも下品な感じや不均衡な感じを与えないのか、そんなことをただ突っ立って考えながら、いつまでも眺めていたものです。

 あのイメージは大変くっきりとしたもので、かなりのインパクトがあったのでしょう、私は それ以後"夏の空"というと あの時の光に満ちた激しいほどの存在感のあるを思ってしまいます。そしてあの時以来あの空のような青い服がきたくて、作ったり探したりしたのですが、人の手で作られたものには やはりあれほどのものはありませんでした。
 色相や色のイメージなどでの言いようには、はどちらかというと 鎮静、冷静、冷感、静的な色としてあり、勿論 私もそのようにかんじることはありますが、それでも あの時のことを思うと、にはそれだけではない、なにか不思議な生命感というか・・、エネルギーの上昇する勢いを感じてなりません。

 いつか。。還る日には 思い続けたあのの中に迎え入れられて、願ったをまとうことができるように・・と、それもあの時以来 願い続けていることではあります。




惜別

    

買い物に行く時にいつも通る道を 工事していました。
よもや これほどまでに 大地を削り取ってまでも 家を建てたい思いがあるとは!

これは 私の思いのキャパを超えていまして・・、大きな「はてなマーク」がいっぱいです。

左の写真 このくっきりとした『時間の堆積』。
そして 右 私たちがよく この上の散歩道に出るために使っていた階段です。
もう 登れません。。。 

あの階段を上ると 大きな低く枝をたれた木があって
その下は 小さな青紫の花が 濃い緑の上に散らばったように咲く
とても 風の通りのよい 散歩のためのプロローグ的な場所があったんです。

 好きだった場所が失われてしまうというのは
 
自分の思いを向こうへ押しやられたような・・

@・ェ・@ 『錯覚の美学』 C 

 アイラインを描く理由は、目が大きくはっきりと、そして元気に生き生きと見えるからですが、それは目の輪郭が鮮明になるからで、日本人の場合は特に、黒いまつげがびっしり生えそろっていれば、天然のアイライン効果にもなるものです。

 誰でも年数を重ねれば、自然にマツゲも薄くなり、本数が減ったりします。その時こそアイラインを描けば頼りないとか、寂しげ、弱々しげなイメージをぬぐえます。

 でも アイラインを引くのが難しい場合、視力に問題があったり、目そのものにトラブルがあったり、あるいはテクニック的にできないという場合もありますよね。そういうときは、ビューラーとマスカラを使って、自前のマツゲでアイライン効果を狙ってみましょう。(マスカラは次回へ!)

 ビューラーはただぎゅっとはさむのではなく、マツゲのねもとのほうから、3回くらいに分けて毛先に向かって、一回10数えるくらいの間はさみます。(まぶたの裏が見えるほど 力いっぱいやらないで!)
  全体にまつげが上がったら、目の中心から外側のほうを再度カールさせると 目幅が広がって大きく見えます。


きれいをおいしく!

西瓜の即席漬け

 西瓜を食べた後の皮の白い部分だけを適当に切って、ジップバッグにいれ、上からをふって、空気を抜き冷蔵庫でひと晩寝かします。レモンを絞ったり、刻み紫蘇を加えてもいいですね。 

 そのまま刻んでお茶漬けもいいし、ただ醤油をかけただけでもOK。
  ねぎ、レタス、ザー采の千切りと一緒に刻んで、ふんわり卵を混ぜ込んだ西瓜のチャーハンがおいしい!
今月のSweets! でご紹介しています。)

★ 西瓜の果汁には、利尿作用のあるカリウムやシトルリンが含まれ、尿と一緒に余分な塩分を排泄するので高血圧や動脈硬化、膀胱炎、腎炎に、そしてむくみの改善にも効果的
  スイカは昔から 腎臓病の妙薬とされてきましたが、暑い夏、大量の汗をかいたり、エアコンでの体の冷えなどで尿が出にくくなったりしたときは利尿作用のより強い西瓜の皮のほうを工夫していただくと良いようです。

 

  それにしみも薄くなるとか・・。

是非皮を捨てずに活用してくださいね

詳しくは 8月のJ's Sweets!

愛なる力

 先の(怖いもの)にも書きましたが、自分に自信を持ちにくいというのは なにも 若い人たちばかりではなく、例えば この国の首相もそうですし、それに代表される国民一人一人にも言えることと思いますが、じつは 私もその一人。

○ 私はかなり落ち込みの激しいほうで、何ヶ月もひとつのこだわって、情けない思いに苦しむタイプなのですが、外から見ても それを気取られないようにと、人前では 平気な様子をすることができます。

○ そして また実は先の7月は 丸まる一ヶ月、ひどくおちこんでもいました。
 それでも 日々のルーティンワークをこなしつつ、ふと 思いついて始めた縫い物に、小さな女の子のものをと 作り始めたら、これがすこぶる楽しい。

○ 以前も書きましたが、本当に 小さい人たちというのは、救いです。
 彼らがなかったら 私など 当の昔になかったということは 明らかです。

○ 何の力もなく ただケアされるばかりかと思われるような小さな存在の、確たる愛なる力に 生かされてきたことを 深く感じ入る今ではあります。

 

編集後記

ひつじ小屋だよりの43号でお知らせした ハイパーVCエッセンス

・すごいなと思うのは、それ以上にならない―つまりシミが濃くなったり、ほかに増えたりしない、しみの境が曖昧になりつつ、肌に張りも出てきたことです。確かに継続に値する、効果を期待できる商品だと思っています。

メイク落とし
ハイパーVCエッセンスローション、デイクリーム、ナイトクリーム"満足のスキンケア"です!

お知らせ

8月のお休み
毎週木曜日の予定

Aurea Ovis 

営業時間 
平日 午前10時〜午後7時

日曜祝祭日 
午前10時〜午後6時

連絡先 
249-0001 逗子市久木9-3-25-202  Ph.& fax.046-873-3499

E-mail  be@aureaovis.com 
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