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8月のお話
よきサマリア人(隣人とは誰か) |
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ある人が エルサレムという大きな都からエリコという町へと下っていく途中、追いはぎに襲われてしまいました。 ある祭司がたまたまその道を下ってきましたが、息も絶え絶えのその人を見ると 道の向こう側を通っていってしまいました。それからしばらくして、レビ人もやってきましたが、その人を見ると やはり道の向こう側を通って 行ってしまいました。 しかし そのつぎにそこを通りかかったサマリア人は 倒れているその人を見ると、気の毒に思い、近寄って 傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして 自分のロバに乗せ、宿屋に連れて行って、介抱しました。 そして その翌日、デナりオン銀貨2枚を取り出して、宿屋の主人に渡してこう言いました。
ルカによる福音書 10章 25節〜36節より このお話はご存知でしょうか? 聞いたところによりますと、エルサレムというのは いまもそうですが、昔も とても大きな街、当時は いわゆる 大都会といえそうなところだったようで、割に高地に位置していたようです。 さて ひどい目にあった人は、それだけでも災難なのですが、さらに追い討ちをかけるように、次々に 通る人から 見捨てられてしまいます。 先ず最初に通りかかったのは、祭りごとを司どる、当時は社会的にも それなりの地位のあった祭司で、人にものを教えたり 指導したりする立場にあったような人なのですが、歩いている途中、倒れている人に気が付くと、まるで 何も見なかったように、道の反対側をあるいて 行ってしまいます。 なにせ 山道、それも かなり険しい道だったようなので、あまり 人も頻繁に通ることもなかったようですが、見捨てられて横たわる以外何もできない追いはぎに襲われた人に、先の祭司が通り過ぎてから、大分たって つぎに近づいてきたのは、レビという部族の人でした。 追いはぎに襲われた人は イスラエル人だったようで、当時も
現代にあっても、かの地の部族間の確執はかなり厳しく、それによっておこる 様々な争い事は、今だに耳新しいことではありません。 そして その半ば死にかけたイスラエル人をみて、気の毒に思い、近寄って様子を見、傷の手当てをして(油とぶどう酒は、血止めと殺菌の目的での使用と思われますが、当時は 貴重品でしたし、おそらく エルサレムの町から わざわざ買ってきたものだろうと 推察されます。)宿に連れて行き、一晩 見も知らぬ敵である死にかけた人の介抱をした イスラエル人に軽蔑される側のサマリアの人は、翌朝、自分は行かなければならないので といって、宿の主人に、怪我人の介抱を頼みます。 その時 サマリア人の彼が宿の主人に渡したお金というのは、2デナリオンだったとありますが、1デナリオンは 当時の人のひと月だったか。。とにかく 半端じゃない労働の結果の賃金として得られる金額だったようです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 さて 何故 この話をしたかといいますと、先日の新聞で、このところ本当に 大変であった北陸地方のひどい集中豪雨で被害にあわれた方たちの援助や復旧に役立てて欲しい と、ある人が匿名で、2億円(だったと思います)のジャンボ宝くじの当選くじを送ってきた という話を読んだからなんですね。 1億円だったとして もし それを自分が持っていたとして、果たして テレビで悲惨な状況を見たから といって、そうするだろうか・・ と 考えてしまったわけです。 たまたま 今月のお話を読むことがありまして、ふと わが身に置き換え・・、これまでの自分を省みても、どちらかというと 余計なことには首を突っ込まないようにしてきたので。。、気持ち的には あのサマリア人―あたりくじを送った人の気持ちに共感はできるのですが、実際は と 問われると、やっぱり 自分の生活のほうをとってしまう傾向にあって・・・、ですから 先の二つの件には いたく 心を動かされ、今後の生き方を改めることを、遅まきながら 考えているところではあります。 この話の最後には こういう質問があります。 『さて この中の誰が 追いはぎに襲われた人の隣人となったか?』 そうなんですね。隣人というのは 隣に住む人 という意味意外に、そば近くにある人、という意味があるのですね。 ですから あの宝くじを送った人は、集中豪雨で傷つき疲れ切った北陸地方の人たちには、本当の隣人であった ということになります。(隣に住んでいても、それがどういう人なのか分からないという隣人とは ちょっと違いますねー・・。) 沢山の・・、悩み苦しみにある人たちの 隣人にこそ ならなければならないのだろうと 思った次第です。 あなたは どう 思いますか?
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