7月のお話  ぷにすけどんたんじょうび
1 ある日 ちいさいネコさんが てとてとあるいて 
ちょっとつかれたのでどっかに まぁるくなっておやすみできるところはないかな・・と おもっていたところ、すこぅしさきのほうに こんもりしたやわらかそうな 
ほっこりおやまをみつけました。
2 あ あそこ いい! あそこでちょっとひとやすみしようっと。
 そして てっとてっととほっこりおやまにのぼったちいさいネコさんは、お山のてっぺんのふっかふかしているところで まぁるくなって ひとやすみしました。
3 しばらくすると ネコさんのねているちかくで、だれかのいびきがきこえます。
ネコさんは ちょっと こまったにゃ〜 とおもって、うすめをあけてだれがねているのか みてみました。
 すると そこには ネコさんとおんなじように まぁるくなったちいさいイヌさんが よっぽどつかれていたのでしょう。ぐ〜ぐ〜といびきをかいてねむっています。
4 ちいさいネコさんが もう少ししずかにしてもらえないかな〜・・とおもっていたら、
「あぁ・・、もうちょっとしずかにねむれないものかね〜・・」という声がきこえました。
 だれかなと ふりむくと、いつのまにそこにいたのか ちいさいコトリさんが イヌさんのいびきのたんびに はねがふるえてなかなかねむれやしない・・と ぶつぶついいながら ねがえりをうっていました。
5 ちいさいネコさんは ふたりをみて う〜ん りょうほうかわいそうだな〜と おもいましたが、じぶんもつかれていたので みみをぺたっとあたまにくっつけて、なんとかすこしでもしずかにねてみようとしました。
6 でも・・やっぱり ちいさいイヌさんが ぐ〜ぐ〜といびきをかくたびに
おなかにひびいてきたりして ちっとも きもちよくねむれません。
 「ちょっと!おきてよ。」というこえが ちいさいイヌさんによびかけました。だれかな?とおもって そっちをみると、ちっちゃいちっちゃいハムスターさんが、とってもちっちゃいくろいめを ぱちぱちさせて、ちさいイヌさんのみみもとで さけんでいました。
  7 ちっちゃいハムスターさんは あんまりちっちゃいので、おっきなこえをだしているつもりでも、しっかりねむっているちいさいイヌさんには きこえないのでしょう。
ちいさいイヌ さんは ぴくりともしないで ねむりつづけています。
8 ちいさいネコさんは コトリさんもハムスターさんもじぶんとおなじように ねむりたいのに ねむれないんだ・・と おもって、ちょっとかんがえました。
 このほっこりおやまは わたしがさいしょにみつけたとおもったけど、こんなにいいばしょなんだもの、みんな わたしがさいしょにおもったように、ここなら ゆっくりやすめるとおもって やってきたんだろうな。
 それなら みんなで なかよくねむれるようにできたらいいんだよね。
 でも どうやったら そうできるかな・・?
9 ちいさいネコさんは むっくりおきあがると ちいさいイヌさんのほうへいってみました。
ちいさいイヌさんは ぐーぐーいびきをかいていますが、そばにいってみると ほんとうに とっても つかれているみたいです。
 ちいさいネコさんは、ちょっとかんがえてから、ちいさいイヌさんのかたを なんかいか そっとゆすってみました。

10 「う・・う〜ん・・、なんだよ〜。」ちいさいイヌさんは めんどうくさそうに、うすめをあけると、じぶんのそばに ちっちゃいネコさんがいるのを ぼんやりみました。
 「あの・・ね、すっごくねむいのは よくわかるの。でもね わたしたちも とってもねむいのよ。」
 「それなら、さっさとねたらいいじゃないか。」
 「そうなの、そうしたいんだけど、でも あなたのいびきが とってもひびいて わたしたち、ゆっくりねむれないのよ。」
 「・・?いびき?ぼくのいびきだっていうの?」
ちっちゃいネコさんがはなしているうちに そばには ちいさいコトリさんと ちっちゃいちっちゃいハムスターさんがきていて、とってもこまっている というかおをして ちいさいイヌさんをみつめていました。

11 ちいさいイヌさんは みんなのこまったかおをみて、あ これは ほんとにうるさかったのかな・・とおもって、むっくりおきあがると ちいさいネコさんとちいさいコトリさんとちっちゃいちっちゃいハムスターさんにむかって「ごめんなさい。」と あやまりました。

12 ちいさいネコさんは ちいさいイヌさんに いいました。
「きっと とっても つかれているから あんなにすごいいびきをかくんだとおもうんだけど、いったい どうしてそんなにつかれているの?」
 「ぼくは、いままでいたところから、ひとりでいきていけるためのばしょをさがして ずっとたくさん まいにちまいにち あるいてきたんだ。そして やっと ああ ここは まるで ママのおなかのしたにいるように あったかくて やわらかい!きっとここなら ぼくは ひとりであんしんしてやっていけるっておもったんだ。
  そしたら きゅうにねむくなって・・ねちゃったわけさ。うるさくして ごめんね。」

13 ちっちゃいネコさんは かんしんしていいました。
「そうだったの!えらいわねー。たしかに ここは いいところだとおもうわ。わたしも ずっとあるいていて つかれたんで、ここをみつけたときは とってもすてきなところをみつけたっておもって すごく うれしくなったの。まぁるくなってねむるには とってもいいばしょですものね。」
「そうそう、わたしも そらをとびつかれて どこかでやすみたいなっておもっていたときに、このほっこりおやまをみつけたのよ。なんだか とっても ふっかふかで ちいさいときのすのなかにいるようなきもちになったわ。」
そういったのは ちいさいコトリさんでした。
「わしだって そうだよ。ずいぶんとあちこちあるきまわって、いいかげんくたびれたもんだから、しずかにねむれるところをさがしていたのさ、そしてみつけたのが このほっこりおやまだった。やれやれとおもって まるくなったんだが、きみのいびきで なかなかねむれなくてまいったよ。」

14 「すみません、ハムスターのおじさん。」と ちいさいイヌさんはあやまりました。
「いやいや、いいんじゃよ。きみが そんなわけで とおいところを なんにちもあるいていたってことをしっていたら、いびきなんて あたりまえだと おもったさ。しらなかったんで もんくをいったりして、わるかったねー。」
 ちいさいイヌさんは みんなにめいわくをかけて わるかったな・・とおもいながら、やっぱり じぶんは ここにはいないほうがいいのかな・・と おもいました。

15 すると ちいさいネコさんがいいました。
「ねぇ・・、それなら みんなでいっしょにくらしましょうよ。わたしたち みんな このほっこりおやまがすきなんですもの。このほっこりおやまは だれのものでもないわ。ここがいちばんすきっていうわたしたちなら きっと みんなでなかよくくらせるわよ。ね、ちいさいイヌさん、ちいさいコトリさん、ちっちゃいちっちゃいハムスターおじさん、わたしもいっしょに なかまにいれてくださいな。」

16 みんな ちいさいネコさんのいけんにだいさんせい。
さっそく じぶんたちのきにいったばしょに それぞれのなふだをたてて、そこをすみかにすることにしました。

ちいさいイヌさんは 
きっと とてもあんしんしたのでしょう。

すぐにまるくなってねむりはじめましたが、こんどはちっともいびきをかきませんでした。
 だから ちいさいネコさんも ちいさいコトリさんも ちっちゃいちっちゃいハムスターさんも それぞれ まぁるくなって ぐっすりやすむことができました。

17 ・・・でも! しかし。。 
  みんながしあわせになって なかよくなって、それはとってもよかったのですが・・、
ここに ひとりだけ とってもそれではこまってしまうひとがいたのです。。。 

18 「ああ・・ こまったなー・・、どうしようかな〜。」
それは ぽっこりおやまのこえでした。 

 ぽっこりおやまは じつは まったく おやまなんかじゃなかったのです。
それは おおきな おおきなにんげんで、ぷにすけどん という、やさしいおじちゃんのおなかだったのです!!

19 そのひは ぷにすけどんのたんじょうびで、あさから いちにち おいしいものをたべたり、きもちのよいひざしのなかで だいすきなはなのせわをしたりして、のんびりしていたのですが、ひごろのおしごとのつかれもあって、ちょっと よこになった・・のが、このできごとのもとになってしまった というわけだったのです。

20 う〜む・・ ―ぷにすけどんは 
かんがえる― しょうがないか・・、
あれも これもしたかったんだけどな・・、でも ま みんなが なかよくきもちよくねむっているんだもんね、もうちょっと おとなしくしていようかな。

21 さわさわ そよそよ きもちのよいかぜが、ぷにすけどんのおっきなおなかをなでていきます。
 ふわふわ ほこほこ きもちのよい あったかなおなかじめんが、ゆっくりあがったりさがったりして、ちいさいネコさんやちいさいイヌさん、ちいさいコトリさんやちっちゃいちっちゃいハムスターおじさんのねむりを、やさしく守っていてくれています。


みんな いい子。みんな ゆっくり おやすみなさい。


 もちろん このお話は こんかいはじめて 世の中に出るお話です。

 ぷにすけどん というのは、じつは 遠藤の娘のお婿さんのあだ名。
とってもおっきくって とってもぽやぽやしていて とってもやさしいお婿さんなんです。
そして これを書いている今日は まさに 彼の誕生日。

(ちなみに このお話のイラストを描いてくれたのは ぷにすけどんの奥さん、つまり遠藤の娘です。)

 7月のひつじ小屋だよりを 一応 書き終えて、あとは 今月のお話・・と おもっていたこともありますが、彼のために 何を誕生日プレゼントとして用意したものか・・ 食べるもの 着る物 好きなお花や面白グッズなども候補に上げてみたのですが。。、そんなことしているうちに ふと 彼をテーマにした楽しいものがかけそうな気がして、やってみたところ、こういうものがかけました、ということなんですね。

 小山のような ぷにすけどんの眠っているおなかを(実際に 間近で拝見したことはないのですが。。)想像して、きっと こんなふうかな・・?なんておもったら 彼の好きな 小さい猫さんやらちいさいいきものたちが 彼のそばに そそっと やってきてくれました。

 まるで 大きなトトロのような ぷにすけどん、おじいちゃん、おばあちゃんに とってもやさしいぷにすけどん、お仕事が大変になってきたけど、どうぞ げんきで たのしく 毎日を過ごせるように! となりのポンキチ(何故か 遠藤のあだ名ですが・・)は ご神木の楠?に お祈りしております。

 たんじょうび!おめでとう。プニドン!



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