黄中鉢  変形菱 
茶の花瓶
 
小物たち 1 

小物たち 2 *

亀の持ち手の
蓋物
片口中鉢 丸い花瓶ー
手のひらの思い
角型蓋物ー鉄の黒
花模様の花瓶  水紋 刷毛描き 二種 

夫婦茶碗 1 夫婦 

夫婦茶碗 2 
円満 
マグカップ  湯飲み茶碗一組 
かぎろい

蓋物
M.O. 様のご注文
 

夏の花瓶 * 掛け花瓶 マグカップス
for・モーニング
マグカップス
for.モーニング2
四つ割り
プレート
 2枚
蓋もの 円 12星座の小皿たち
(非売品)
刷毛流れの花瓶 角形
干支湯のみ
(非売品)
五弁の
薬味入れ
ペーパーウェイト 
(非売品)
くろたまちゃん
 
刺身皿 5枚 ぐいのみ
(注文品)
茶碗2種 醤油差し
陶箱      

    このマークは お買い上げ済みの印です ありがとうございました 

   ◇ このページの作品の製作者が通っている窯場は『五月窯』という逗子の窯場で
     陶芸作家の吉崎ご夫妻に 大変 丁寧に よく見ていただいています
     『五月窯』のホームページ は こちら → http://www1.ttcn.ne.jp/~SATUKIKAMA/index.htm

      水紋は そちらのホームページでも きちんとした名前を付けられて 掲載されています。
       また この春、五月窯陶芸教室の作品が「私の陶芸」第3号に紹介され、その中にも
     この「水紋」が 掲載されています。



 『黄中鉢』  2000.制作

 この黄中鉢は 私も気に入っていまして 現在 同じ物を 食事時に使用していますが、食べ物が美味しそうに見えるというのと、大きさが そこそこで なかなか 使い勝手も良いものに仕上がっていると思います。次男の意向としましては 人が毎日使うものだからこそ 良いものを 身近に置きたい ということでした。これは 彼が17歳の時の作品なのですが、私は この素朴さと 色合いがとても 彼らしい穏やかさというか、背伸びしない 彼そのものの意識が 作らせたもののように思えて 好きな作品です。 この黄中鉢は 先日 あるお客様に 10個ご注文いただきまして トラブルもありましたが、めでたく 納め終えたばかりです。 
 頂いた御代は 彼の 学費と 窯にかかる費用になります。
 


『変形菱 茶の花瓶』  

2001.制作

 しっかりした造りです。色合いも なんだか 18の男の子が作ったとは思えないような 渋さなのですが、私は 結構 気にいっています。風合いが 穏やかで 彼そのもののような 温もりがあります。(身内にほめすぎ?) 
  でも 彼の作る物は 大体が どこまでが本気なのかナーというようなものもあって 「黄中鉢」といい これといい そういうものの中では 正統派というような感じもします。 

 いけた花は お客様のお一人が 1周年記念を祝して、お持ちくださったブーケです。私は 香りのある花が好きで、バラやゆりは その派手で当たり前 という存在感に いつも 圧倒されます。どんな花も それなりに 活けられてしまう いい花瓶だな、と 私は思います。

 



   『小物たち 1』 2001.制作

右上の大小のぐい飲みは わたしが飲む時のために作ってくれたとの事ですが、大きいほうは おそばを頂く時用にしています。ちょうどいいんですね、これがまた・・。ちいさめのほうは さすが ぐい飲み という、ほどよい大きさです。
本人は飲みませんから こういう物は 分かりにくいんだろうと思います。手前の2本は ためしに作った スプーンだそうです。お砂糖などをすくうには 役に立ちます。2枚の各皿は 切り身の煮魚などにいいですよ。なんにでも使えますが、何枚かのうちの 2枚です。彼は 魚が好きで 私は魚は切り身しか調理できないのですが、彼は魚を釣ってそれを三枚におろし、その場で食するという 贅沢な好みの持ち主でもあります。


『小物たち 2』  2001.制作

手前3つは 小皿です。パウンドケーキ1枚とか、大きめのクッキー(我が家では 何でも大きく作るのです)1枚とか お漬物などにも 使っています。

 ここにおいてありものは3枚のこの柄だけですが、家には 後何枚か違う柄のものもあります。ものは ”たたら作り” ということで、捏ね上げた土を同じ重さ、大きさに切り分け、のして布目を押し付けて 作るそうです。絵柄は とりあえず星座です。 
  上の3個は とっても小さいものです。形もバラバラで なんにするのかと思いましたが、2個は売れてしまったのですが、薬味入れのつもりだったようです。作った時が夏で そうめんを良く食べていたものですから・・・。生活が出ますねー。

  大きいものの後など 息抜きのように こんなおもちゃのようなものを作ります。 それも 彼らしいといえば いえます。


『亀の持ち手の蓋物』  2001.制作
 初めて 蓋物に挑戦。それなりの苦心をしたようです。
普段使っていて当たり前の 日常の器物に 本人が思いもよらない工夫があることに 気がついて、ちょっとした感動だったとの事。

 彼自身は 品物として 見て面白いものを・・、と 思ったようですが、これが 使いにくい。蓋の亀は 蓋の重みを楽に出来るような 当前の形ではなかったんですね。出来上がりをみて 彼自身の反省材料となりました(使いやすいものを作ることの 大切さに気付きました。)が、私は 物としては 結構良いのでは、思っています。

写真では分かりにくいですが 受けのほうには 魚が2匹書かれていて うろこが丁寧に 浮かび上がっています。作品としては面白いと思います。
  現在は 三女のところで キャンディー入れとして 可愛がってもらっています。 


  『片口中鉢』  2000.制作

 これは たいへん使いやすいです。なんにでも合うのですが、やはり 煮物、それに 片口がありますから とろりとしたものや、つゆ物なども いいです。 
  夏、ザクザクとかいた 氷などを詰めて、日本酒を冷やすと とても 趣があって なおかつ おいしい。わたしとしましては いい息子をもったものだ・・、なんて そんなことで 簡単に しみじみしてしまったりしていました。地の色のグレーは かなり 濃い目で、暗い色ですから 食べ物が あまり美味しそうに見えないのではないか・・、と 懸念していたのですが、取り越し苦労でした。根菜、葉物、果物など 色鮮やかに見えて いいものだな、思いました。 黄中鉢とともに 我が家での愛用の品の一つです。 


   『丸い花瓶―手のひらの思い』  2002.制作

 とても 手になじむ 手のひらサイズの 丸花瓶です。

 青い色は 彼にしては ためしのようなところもあったらしいのですが、私は 見た瞬間、両手に納めて そのまろさを楽しんでいました。なんとも 不思議な丸さで 本当に 初めてみたのに デジャヴ(既視感)のように ずいぶん以前から そのまろやかさを知っていたような気がしたものです。

  器物ではありますが、それよりも この中には おそらく 私たちの知っている なつかしいなにか・・、手のひらに染みてくる 和やかな潤いのようなかすかな波動・・、そんなものが 感じられて、何もいれずに たまに 手にとって ”思いを楽しむ”ために そばにおいといても いいかな・・、なんて 思ってしまう そんな 温もりのある器です。



   

『角型蓋物―鉄の黒』  2002.制作

 これは いいです。とても すばらしいと思います。

 そのもの自体がしっかりしたつくりである ということ、何より ”色と模様がいい” のです。もう一枚の写真を見ていただくとお分かりいただけると思いますが、箱物としても きちんとした機能を保っています。色は 鉄の粉だそうです。黒というより 深くて渋い緑に近いです。やり方を 何回か聞いてみたのですが、すみません、私にはちょっと よくわかりかねました。とにかく 「一色でやってみたかった」 とのことですが、”火の加減”というのは 思ったとおりになりもしない代わりに 思いもかけなかった結果を 導き出してくれるもののようです。
 大きさは やはり 大きめの手のひらに乗るサイズです。実は この形は 2度目の挑戦で、一度目は 作品としては良いとしても 入れ物としての機能としては、蓋が反った部分があったり、角に亀裂が入ったりして ちょっと・・、というところだったのですが、2度目のこの蓋物は 見た目も機能も 文句ありません。


 左は 蓋を開けたところです。中も 丁寧に作られています。なんとなく これを見て 私は 「パンドラの箱」を 思い出したのですが、身びいきが過ぎますかね。

 でも なんとなく 中の角の隅に かすかに光る小さなものが 見えるような気がしませんか? 
遠藤 大のお気に入りの作品です。

 (縦6cm 横11cm 高さ8cm)


  『花の模様の花瓶』   2002.制作

 手で触れるとその模様を 手でくっきりと触り見ることができるほど、その絵柄がはっきりと浮き出されています。
  この2枚の写真は 同じ物を 角度を変えて 映したものです。別物のようにも見えますが、一個です。
  私の母は この『花の模様の花瓶』と 以前 ここにご紹介した 『亀の持ち手の蓋物』がお気に入りで、そばにくると触って、「いいわねぇ」と繰り返します。最近 息子の「ものつくりの傾向」が変わってきているようにも 思えるのですが、それこそ ”火の加減”のように意識的なものでないものに 多少の 意欲の入れ込みを感じる時があります。 


 人とは 違った道を選び 物を作って生きていくことを 目いっぱい楽しんでいる 息子が とても 誇らしいです。 元気で、彼らしい良い人生を 、ゆっくりでいいから確実に 自分の足で 歩んで欲しいと こころから 願っています
。  

 何の花でも トテモ綺麗に見える花瓶です


『水紋』 

2002.制作

灰釉藍黒彩小箱

http://www1.ttcn.ne.jp/~SATUKIKAMA/index.htm 

(五月窯教室の作品に掲載) 

   
   かっちりとした 箱型です。おおきさは 縦10.5cm 横13.5cm 高さ9.5cm。全体に 渋い引き茶色がかかっていて 円の変形が いろいろに描かれています。少々 蓋がずれ気味ではありますが 落ち着いた しっかりした趣を感じます。初めてこれを見たとき 思わず 「あぁ、いいねぇ・・」と 声が出ました。それほど 当たり前の「もの」としての 存在感があります
   

 

 

 

 

  これは 先のものの蓋を開けたところです。今回の中のつくりは たいそう ていねいに出来ていまして、以前の私の好きな「角型蓋物―鉄の黒」の中も よく出来ていると思いましたが、さらに 進歩したように思います。
  滑らかな内べりの四隅は、気持ち角が取れて 中側のほうが柔らかな空気があります。見た目はごついけれど、殆ど怒ったり 興奮したりすることのない 妙に落ち着いた 本人のようで 面白いと思いました。
 こういうものは 性格や人柄が ほんとうに よく現われるものです・・・。

 

  これは おなじものを角度を変えてみたものですが、右面の 輪の中にほんの少しだけ突起したような(色の濃い)ところのあるのは 釉薬が 流れ固まったものだとのことです。
 そういう事も やってみなくては分からないことで、まるで 自分が思い描いていたことの 考えもしなかった結果を 初めて目にしたとき、どう 受け止めるか という ちょっとした人生途上における出来事に対峙し、受け入れていくための 一種の経験のような そんな感じもしなくはありません。しかしながら この18歳の息子は どんな事も そういうものなのか・・という風に受け入れていく態度があり、それは もしかしたら こんなことが かかわってのことなのかもしれない・・と 親ばかは 思うところであります。  


  『刷け描き 二種』   2002.制作 

  ここにおいでくださった方は じっさいに 手にとってごらん頂いておりますが、ちょうど良い 大きさのご飯茶碗と うどんなどに良いだろうと思われるどんぶりです。全体に刷毛目を残し、その上に 濃紺一色で 絵柄が描かれています。もう一枚の写真をごらんいただけますと お分かりいただけますが、どんぶりには「轟」、茶碗には「笑」という字が デザインされています。食卓には 笑顔があるように、そして それがくるくると輪を描くように いつまでも続くように という 作者の願いのような考えの現われのように思います。
 


(すみません。器の中の写真は 私の無意識によってなされた結果、字体が(特に茶碗のほう)逆になってしまってました。ご覧になる際 首をかしげて みていただければ・・などと 虫の良いことを願っています。)
 しかし 彼は どんどん 良くなっていくように思います。願わくば この子の人生が このまま おおらかで ゆったりとした 豊かな時間に恵まれ、それを 周りの人たちと分かち合うことが出来れば・・!と この親は ひそかに思っているのです。  

 


  『夫婦茶碗 1 夫婦』   2002・制作

 いままで 息子は 自分の思う通りのものを 思うように作ってきたのですが、ここへ来てどういうわけか ごく 一般的なものを 一般的なサイズで 作ることを やり始めました。
 
  自分が 日本の高等学校の教育を受けない と 決めたときに それでも 自分の力を知っていましたから頼りに出来る人たち(fishというグループです)のサポート というものの存在が とても 精神的な励みや安心感に結びついたのを実感していましたので、その中の人たちが 結婚したときに、ぜひ なにか お祝いを・・ ということで、かれが 作ったのが この夫婦茶碗でした。
 

 器の中には  の 文字が あります。
  この二つは かれにしては 小ぶりで 手の中にすっぽりと入ります。お互いがお互いを 大切に 掌のなかに包み込んで 慈しみあうように・・・ という 思いのこもったものです。ですから 夫の文字のほうを 奥様に、婦の文字のほうを ご主人様に おつかいいただくのも よいかと思います。
 
  ただ これを差し上げるつもりのご夫婦の ご主人様は、大変 お米のご飯がお好きで、そういう意味からいったら いつも 息子の作るサイズ(かなり大きめのサイズ)のほうが よかったかな・・とも おもいますが、わかいおくさまのつくられる おいしいお食事を ご飯を何回も お変わりなさって たくさん召し上がられるのも ほほえましくて いいかな・・・なんて 思ってしまっております。


  『夫婦茶碗 2 円満』    2002・制作

 先の夫婦茶碗と 色合いが 逆になってしまったような感があるのですが 撮影したもの(遠藤です・・・)が わかってないゆえの事と お許しください。―しかし 難しいものです。だから プロがいるんでしょうね。と 妙な納得―

 さて こちらも 先の夫婦茶碗同様 一般的なサイズになっています。こちらのほうが なんとなく しっかりしたつくりになっているのですが、持ってみると かなり軽く 可愛らしいお茶碗です。白いご飯が おいしそうに映える 薄い引き茶色に 濃紺で 文字が入っています。

 みぎは 円満のお茶碗を 裏返してみたところです。 底には 自分のサインを入れてありますが 側面には 風水というか 彼なりのこだわりがあって、あらゆるものの 誕生を表すという 『五行』から、”円”の茶碗に描かれている 丸は「金」で、そこから 「水」が生まれ、「木」がはえて・・”満”の茶碗の描かれてる 「火」を生み、「土」が できる・・と こういう展開を表しているということです・・・。

 最近の子って こういう こむずかしいことなんかは 結構 いろいろ知っていて、私など 一度聞いただけでは どうにも 頭に入らなくて 困ります・・。

 でも 彼は彼なりに なにか 感ずるところがあって 夫婦というものに 期待をかけているのかもしれない などと 勝手に思っています。
(あんまり いい夫婦ではありませんでしたからね・・ かつての私達は。) 
もし次があるのなら 彼の望む夫婦に 近くありたいと 思ったりもしています。


  『マグカップ』    2002・制作

   

これも いままでの息子にしては ごく 当たり前の形とでも言いましょうか・・、よくある 商品化されたマグカップと同じ形をしています。
 
  あまり きちんと そのときの会話を憶えていないのですが どうして こういう形のものを作ろうと思ったのか と 聞いた時、一回 こういうものを作っておいてみようと思った と 言ったような記憶があります。  おそらく 人に なじみのある形というものが どういう具合で なぜ 人に 好んで使われるのか そのあたりに 関心を持ってのことかもしれません。ちょっと たっぷり入るくらいの大きさで 地は淡めのヴェージュ、それに 紺色で 草原と麦藁帽子をかぶった少年が 虫取り網を持って  トンボを追っている様子描かれています。。

 

 彼のひねりまくった意味深さのない 単純な図柄ですね
  こんなものも作るんだな と思いました。 


  『湯飲み茶碗 一組 ”かぎろい”』    2002・制作

  この湯飲みは 3月の末に 京都に行ったとき お尋ねした ガラスペンの細工師 管 清風さんから とっても  素敵なガラスペンを頂いたのですが (そのときのことは ひつじ小屋だよりの 4月号のラストページに 書かせていただきました。)そのお礼に何か・・ということで 息子が 焼き上げたものです。

 清風さんの ガラスペンを入れた箱の中にあった 紹介書にあった 火の文字を三つ重ねて 一文字にし ”かぎろい” と読むのですが、左の 紺地のものにはその字を 入れたかったといことでした。また 右のほうには 炎のイメージを描いたとの事でしたが、なかなか 難しく 淡く 紅を入れたようですが もくろみにはかなわなかったとのことでした。
  両方とも 思ったようには 出来上がらなかったので、本人としては これを どうしたものか と 思案しているようです。

 いまだに 手元にあって これはどういう運命になるのかな・・と 私も みまもっているのですが、どういうことになろうと 作り手の思いは さらに 充実と納得を求めて 新たな感覚で 新しいものを生み出していくことと思います。


  『蓋物 ―M.O様のご注文にお答えして』    2002 夏 制作

 息子の作品を 一番初めにお買い求めくださった方が お客様のM.O.様でした。以来 息子を励まし 適切なご批評を頂きつつ ようやく これにまでなれたのだと 感謝しております。

 この作品は そのM.O.様から 直接息子に頂きました ご依頼を 彼なりに形に表したものです。サイズと色のご指定 その他は 何か特にあったのでしょうか? 私の預かり知らぬところですが 何回か メールのやり取りがあったようです。 私個人としましては とても 小ぶりでよいものだと 思っています。テーブルの上において ちょいと何かを・・・というときなど 邪魔に成らず かといって 存在感が薄いわけでもなく なんとも 日常のものとして、ようやく なじめてそれなりに見ごたえがあり 使いやすいものが出来たかな・・と 思っています。

        右の写真は 蓋を開けたところです
 中は いつものように 四隅の角度が 多少甘く、手入れしやすいように ということのようです。 

 四辺に描かれた模様は 彼に言わせると M.O,様の お話しから 彼なりにイメージして 描いたということでした。
 落ち着いた 甘さのある灰色に ところどころに テラコッタカラーが 見え隠れして なんとも”手作り”の 温もりを感じさせる一品だと思います。

 サイズ:縦8.5cm 横10cm 高さ8cm 


 『夏の花瓶』    2002.夏 制作

  直径10cm 口径6cm 高さ9.5cm の花瓶です。
 実は これも ある方のご依頼を受けてのことだったのですが おそらく 本人はその方のお話しがあまりよくわかっていなかったのでは・・・と 思います。
 その方は 一輪挿しを・・・と おっしゃったのですが、我が家には 一輪挿しなるものが無く(!) 彼は それがどういうものかを メールのお話の内容からだけ考えて作ったようです。私がもっと 説明すべきでした。(反省・・)

 しかし 窯から出してみると ちょっと 素敵でしたので これはこれで お目にかけたいな・・・と 思っています。絵付けも 夏をイメージした 黒の花と その花びらの羅列が効いていて 作品としては 面白いと 思いました。

形 絵付け 色 それぞれが また一つ 今までと違う趣をかもし出してきているように思いますが・・、いかがでしょう?(幸い ご注文くださった方にも 気に入っていただけて お求め頂くことが出来ました。ありがとうございました)


  『掛け花瓶』    2002.夏 制作

 直径7.5cm 口径5cm 高さ9cm

 先の『夏の花瓶』と同時に作り お好きなものを選んでいただけるようにというつもりで こしらえたようです。・・・まぁ これも一輪挿しとは いえない大きさですが、彼の工夫としましては 軽くこしらえてあるので、下の写真でお分かりのように、裏の肩の辺り、口から2cmほどのところに 四角い小さな穴をあけて、紐や細縄を通し 壁や柱などに掛けて 花を楽しめるようになっています。

 地色は灰色。そこに濃紺の水の流れをイメージした絵柄が描かれています。
 
 右上の写真でもお分かりいただけると思いますが、前面には薬のすれ具合が かえってありきたりで終わらない模様を見せています。

 ちょうど 長男が帰ってきていたときに これら上記三点の作品を開けたのですが、なんにつけ 最近 やっと19になったこの末っ子は あまり 気分というものをあからさまにしないところがあったのですが、 ”おにいちゃん”の 「ほぅ・・・、いいじゃん。おまえ いいもの作るようになったな。」 という言葉に 思わず笑顔になってしまっていました・・・。


  『マグカップス・フォー・モーニング』   2002・秋 制作

 ご注文を頂いて 作ったものです。右は 模様の形に 溝が彫られていて、左は朝をイメージして 空と雲、かすかに 円の軌跡の残る 筋目が入ってます。
 両方とも 直径7cm、高さが約9cmくらいで、朝たっぷり召し上がる方には ちょっと物足りない大きさかもしれません。
 手に持った感じは なじみよく ほっくりとした感じと同時に、模様の妙に ふと 見入ってしまいます。

 本人は 『丸い花瓶―手のひらの思い』 と 同じような青を出したかったということですが、思ったようにならず 濃紺の感が 強くなってしまっているのを 残念がっていました。
  それほどの重みは感じませんが、縞の模様のほうのもち手が ちょっと 狭めに仕上がってしまった事も 気にしていました。 なかなか 思ったものを思ったように創り上げるというには かなり難しく まだまだ 先がありそうです。

 本人は これから ひとがもっと 使いやすいものを作れるようになりたいと 言っていました。

                        



 『マグカップス・フォー・モーニング 2』    2002・秋  制作

 (マグ)カップというのに属するものを 集めてみました。

 マグカップとして求められている大きさ、カップの厚さの平均加減、色の出具合、もち手の使いやすさなど・・・ アレコレ吟味していると やはり まだまだだな と思ってしまうのですが、そのあたりは本人も自覚しているようで、反省しきりです。
  本当に 日常 親しんで使うものというのは 難しいものですね。

 知らなきゃならないことがたくさんある。もっともっと勉強しようと思うんだ・・とは 製作者の弁。
 人の手に渡るもの 人が日常使うものというものは、使い勝手がよく、単純で 扱いが楽であること、そして 何より気に入って使っていけるよう その人の思いに叶ったものであること・・、加えて それを使うことが当たり前になるということでしょうか・・

 しかし それは なんと大変なことでしょう!

 だからこそ 技を身に付けそれを磨き、そこに 人を思いやる心―想像力―をこめる事も また 必要になってくるのかもしれません。

左 直径7cm、高さ9cm弱  右 直径7cm弱、高さ9cm


  ★ ちゃんと食べよう! 
五色を基本としたメニューを楽に作るための
 
『四つ割りプレート』   2002年 秋 制作

 これは 私が指定した形で 焼いてもらったものです。
ここで 何かの時に お客様や友人と 軽い食事をする時に、あれやらこれやら出して並べるだけのゆとりがない ということと、一枚だけで 簡単に食事が終わればいいな・・と 思ったことから、先に 3枚ほど焼いてもらったのですが、やってみたら 適度な分量を過不足なく摂れる ということに気がついて、あることを基にして使えないか と考えました。

 食事の取り方には 栄養的なことや 必須摂取品目などや その方その方の お食事に対する考え方など 本当に 個人的にも いわゆる栄養学的にも 様々に 食するための工夫というものがありますが、わたしは なんと言っても 献立作りに頭を使うという発想が あまりないのですね。

 じつは これはしばらく前にちょっと立ち読みした本からのヒントで、陰陽五行の考え方による 食事の取り方というものを実践しているからなのです。 
  これはまた 一度覚えてしまうと大変に楽で、今回のこの四つ割りプレートを使っての 夜のメニュー例を Sweet!の「11月のキッチンから」 にも お見せしていますので 一緒にご覧になって見てください。

 陰陽五行の考え方 といっても、私には そのうちの ごく大雑把な部分でしか そうしたことは分かっていないのですが、簡単にいいますと 朝→昼→夜 の食事を、赤、黄、緑、青、黒、白 の五色の食物をとることで、一日に必要な栄養などを 出来るだけちゃんと摂るために 利用してみよう ということなんですね。

 例えば 朝〜昼にかけて イチゴ、トマト、りんご、人参、ハム、バナナ、グレープフルーツ、サツマイモ、レモン、かぼちゃ、柿、みかん、卵 チーズ、などの 赤や黄色のもの、昼〜夜にかけては 野菜(緑のものや 芋 豆類など)や 果物も梨やメロンのようなものなど を 主に摂るようにしたり、は 黒いものや白いものをメインに 緑の仲間のもの(紫や青いもの・・焼きナス、白身の魚、ご飯など 和食に代表されるものなど)を摂るようにすれば あまり 細かく考えなくても 体の自然な欲求に合わせて 体が一番 それら食物の栄養を吸収しやすい時間に 摂取することが出来る というものなんです。 

 四つ割りの夫々を どんな風に使ったってかまいませんが、これを使うことで 一度に 最低 4種類の料理は ここに納まってしまうわけです。その中に ご飯があったってかまいませんし ご飯や汁物は 別に用意してもいいわけです。

 そんなこんなを考えて 息子に こういうものと寸法をいって、作ってもらった「ちゃんと食べよう!」を意識した プレートです。色は 息子を指導してくださっている先生とのご相談の結果 食べ物がおいしそうに見えるように という配慮を持って選んだ色ということです。

 変形のものですので これは 結構 大変だったようで 6枚用意して 残ったのはこの4枚だけ ということでした。

 実際にやってみましたけれど 料理も楽に出来ますし、何より きちんと食べるのには とても 役に立ちます。
これも 日常に使うもの として これからも 彼が考えていく部分になっていくと思います。

「11月のキッチンから」 おからのハンバーグ (J's Sweets!!より)


  『蓋もの 円』   2002年 11月制作

 蓋物でも 口の部分が 全くの円形ではなくて 気持ち楕円になっています。
  「作るときには これ一個だけに集中しようとした。最初から 高台の部分も安定を考えて広く作って、耳ともち手は 以前からの経験を生かして 接続面を広く デザインもシンプルにして 安定感を求めた。 電子レンジでも使えて 料理することを考えて 作りました。」(作者の言)

  高さ (蓋なしの時 7cm 蓋ありでもち手を含めて 約10・5cm)
  直径 (耳を除いたとき 15.5cm 耳を含めて 20cm)

 「自分では 頑丈に作ったつもりです 安心して使っていただけます。」
                              〜ということです。

 

 


『12星座の小皿たち』   2003年  4月制作

それぞれ 直径10.5cm〜12.5cm

 大分前から ここで使う小皿を作ってくれるように 頼んで いたのですが・・ いざ 出来上がって 全部がそろってみると ああ さぞ大変だったろうなー と ちょっと 申しわけないような気になってしまいました。

 いろんな作品を作りながら 合間合間をみて 枚数をそろえたわけですけれど そのときの 気持ちや体調 周りの環境などの変化などが 垣間見られて・・、なんとも 勝手なことをたのんだんだなー と。

 こちらで 一緒にお食事などなさるお客様には せっせと お使いいただきながら 楽しんでいただくように と お待ちしております。  

 


『刷毛流れの花瓶 角形』   2003年 4月制作

  高さ15.3cm 幅11.8cm 奥行き10.8cm

 大分 しっかりした 角形の花瓶です。
どっしり感もありますが、それなのに 構えとか 前におし出る感じが一つもなくて なんとなく 体は大きいけれど 足音を立てずに歩く 製作者そのままのような気がしています。 
   
 色は 左のものより 下の2枚の写真に近い色合いをしています。

 色の具合 薬のかけ具合などが よかったかどうかなど・・ 焼いてみなくては おもっていたようにできているのかどうか まったく 分からないんだなぁ なんて思ったら ふと 産んだはいいけど どう育っていくのか 全く分からない こどものようだ・・ なんて 思ったりしてしまいました。
  それはともかく・・ 四角錐も良い形だと思いました。

 なにが といわれても 説明がしにくいのですが・・ たとえば、口周りの感じとか 花瓶の中の様子などが 水が入ったところを想像しやすい、というより まるで 水が入っているかのような感じがします。 

 どんな花が 活けられるのか・・

 あまりその存在を主張せずに それでも この色形に ふさわしい花のいけられたところを 見てみたいと 思わせる趣が この花瓶には あるような気がしています。

 

  

 

   


 

『干支湯のみ』   2003年 春〜夏の制作

小 直径5.5cm〜高さ7cm 〜 大 直径6.5cm〜高さ7.5cm

 
  思いがけない窯主である吉崎師匠の入退院という大事を経て、すべて焼きあがった私の注文に応えての 干支の湯のみです。

 大きさもまちまち、火の具合が 時間がたっているので 真ん中から 左半分、右半分で 趣が違ってしまっていますが、それはそれ。

 ひつじ小屋に 確保しつつ お越しくださったお客様に この湯飲みで お茶をさしあげるつもりにしております。
 使用時の都合上 ナニ年?と 伺いますのでご了承くださいませね。

 



上段左から 寅 卯 巳 午 未 申

下段左から 子 丑 辰 酉 戌 亥

 

  

 

  

 


『五弁の薬味いれ』   2003年 春〜夏の制作

           直径 10cm 高さ 3.5cm 

 黒い五弁の花の薬味入れです。

 少し 底が厚めにできていて、花弁の外側は 中心より高くなっています。
 そのせいか こめる という感じがあるような気がしています。

 等分に大きさを作るのは とても 大変だったとは 本人の弁。

 テーブルの上、真ん中に この入れ物があったら みんなで 楽しく食事できるように思いました。

 

 


『ペーパーウェイトーくろたまちゃん』   2003年 春〜夏の制作

直径 約5cm 高さ 3cm 重さ  g

   

なんとも 可愛らしい くろたまちゃん
ちょんちょん と 穴があけてあるのは  だそうです。
頭部には 自分のサイン。適度な重さにきょろんとした愛嬌のある表情は
「あまった土で 作ってみたんだ。」にしては ずいぶんと 存在感があります。

一説には スライム とも言われていますが・・、
ひつじ小屋で 活躍してくれることでしょう。

 


『壷』   2003年 春〜夏の制作

高さ 18cm 横14cm 奥行き12cm

 

写真の具合で どう見えているのか・・
実物は とても柔らかな色合い と ぬくもりのある肌触り をしています。

あるお世話になっている方からのご注文で 
先年なくなられたお母様とお兄様の遺髪やへその緒などを入れて 
お母様のお骨と一緒に収めるために これこれのものを 
という ご注文を受けて 焼かせていただいたものです。

”素敵なのができてうれしいです。
何だか母のお骨そのものを入れたくなってしまいました。”
焼き上がりをお知らせしたメールのお返事より

注文主が とても 華奢な方なので、
K.I.さんが 持つんなら このくらいの重さがいいと思ったんだ。」 と
持つ人のことも考えて あれこれ 工夫を凝らした壷、
このような 作り方をずっと 忘れずにしていけると いいな・・ と 思いました。  

K.I.様の おたくで しばらく 眺めていただくことになりました。

 


『刺身皿』   2003年 9月製作

   

それぞれ 約 縦 12・5cm 横 23cm

四角いお皿がほしい お魚が乗せられるような・・ といったら こういうものを焼いてくれました。
何回か釣りをしたことがあったり 魚を描いたりすることがあったためか リアルな絵柄になりました。
本人は 黒鯛がお気に入りとか・・、私は鱸(すずき)の絵皿の色と焼きの具合がいいな と思います。

なんだか 料理を載せるというより 見て楽しむ 様なところもありますね。

 


『ぐいのみ』   2003年 9月製作 (注文品)

このぐいのみは アメリカの方のための注文品です。
ハワイに帰られるということで 記念に お酒の好きなその方のために 焼かせていただきました。
絵柄は 発注主の指定されたもので、「雲」の図柄とか・・。

   
直径 6cm  高さ 3.7cm

 


『茶碗 2種』   2003年 10月製作 

 

 直径11cm 高さ7・5cm            直径11cm 高さ8.5cm

 両手で持って お茶をいただくにはちょうど良い大きさの左側の茶碗は 空と雲の切れ間をイメージしたそうですが、お薄をいただくための作られたような感じもします。
 もうひとつの右側のは 左側のものより少し大きめで ”阿吽の獅子”を 描いとか・・
こちらは お茶よりもゴハンかな・・? 小さな丼飯など ちょうど良い量でいただけるかもしれないです。

 


 

『醤油差し』   2003年 10月製作 

 

高さ6cm 横内径6cm 縦内径5cm 注ぎ口から持ち手まで9cm

ここで使うために作ってもらったものですが、とても 可愛らしいのと実用的で良いできだと思います。
出来上がりの印象もありますが ミルクピッチャーでも良いし ソースやドレッシングにもいいな
と思います。いくつか作ってもらって ここではんばいしようかなー なんて おもっています。  

 


 

『陶箱』   2003年 10月製作

 

縦 14cm 横 16cm 高さ 17cm

これは とてもすばらしいと思います。(写真が下手でなんとも歯がゆいのですが・・)
実際ご覧になられた方は 開口一番 いい!、素敵ねー と おっしゃってくださいました。
窯の先生も  いいものができましたね と おっしゃってくださったとか・・

作成した本人も「色が気にいっていて いい出来なんだ」と言うとおり
渋い挽き茶のグラデーションに 単純で動きのあるな図柄、
 そのシンプルな形が 素直さや率直さを あらわしているように思えます。

 角度を変えて・・

 上薬を塗るときの ちょっとした差で 色が変わっています。

 しかし それもまた 思いがけない産物のような 面白さが生まれたように思います。

 内側の滑らかさが 作者のやさしさそのもののようで とても 暖かい思いを喚起させる焼き物だと思っています。

 それにしても どっしりと しっかりした「陶箱」に 仕上がっています。

 


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