シンデレラコーナー No.19 Ms.K.Nomura ウェディングのためのレッスン ・・・あと 一ヶ月で出来ること・・・ 1 光りメイク 2 ピンクメイク 3 パープルメイク |
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2003・2・21 初回 Ms.K.Nomuraは 3月の末に 結婚式を迎えられました。 左の写真は 一回目のエステ&メイクアップを 終えたところです。 ウェディングのために 3ヶ月を予定させて頂いている理由は お肌の波=流れ を きちんと知っておきたい、体調や生活習慣などを知っておいて しておいたほうがいいこと、しなくてはいけないこと、して頂かなくてはならないことなどを 計画的に行なって、目的の日までに できるだけ目的に叶った状態でいられるよう 時間をかけて お肌を作っていくためなのです。 さて この日のお肌の状態は 多少の疲れと水分不足がありましたので、さきに お肌の上の余分な角質を取り除き、たっぷりと水分補給をしながら 肌に張りを持たせ、栄養を与えるためのマスクを使いました。 メイクアップは・・・ 肌作り→ファンデーション・・ 必要なスキンケアを施したあと、パール感のあるメイクアップベースをお顔全体につけ、イエローのカラーコントローラーとアニエス・ベーのアンリュミヌールマジ を スポンジで混ぜてファンデーションを作り お顔の広いところから つけていきます。これは まったく 肌色がつく ということがないのですが、お肌そのものが綺麗なときは できるだけ その素肌を生かして つや感や健康さを 前面にみせるようにします。 光りがあたった時の 肌の美しさは 目を見張るものがあります。 さらに この時点で スティック状のチークを ほほ骨の下を中心にいれ、それを指でぼかし広げ、その上に かるく ブラシで光る素材の入ったフェイスアップパウダーをかけ、淡くしていきます。
1 最初に レ・キャトルの暗い色(右下)で 上のアイラインを引き、それをうえにかるく ぼかします。 7 マスカラは黒。ビューラーで 丁寧に睫毛をアップさせたあと 引き締めの色もかねて 8 眉は 目元が明るく綺麗に仕上がっていますので、やわらかめの固形のアイブロウを ブラシで軽く 眉の中に色を入れるようなつもりで 使いますが、あまり きっちりとした形をつくろうとはしないこと。 この方は もともと ご自分の眉がきちんとおありですので、明るい金茶系の色をつかって、眉に軽さを出しましたが、眉の薄い方などは、パウダー上のアイブロウで アイブロウのラインを決め、その後、アイブロウペンシルで 眉の毛を一本一本描くようなつもりで 様子を見ながら 濃すぎないように注意して 眉を作っていきますと、淡い感じにふさわしい 軽さのある春らしいメイクの締めくくりができると思います。 肌がきれいな時は ファンデーションを薄く使って 素肌の美しさを前面に出すようにしたほうが ずっと 素敵です。 この方のように お手入れがうまく行って 綺麗な素肌になったときなどは 特に ”光りメイク”という感じの ニュアンス重視のメイクアップです。 ◎ 2003・2・28 2回目 2回目のレッスン。 この日のお肌状態は・・、体調の加減も多少かかわっているのだと思いますが、しなくてはならないことが あれこれあるせいもあってか・・、多少 お肌に疲れが見えていましたので、今回は 一般的な水分補給のエステ以上に 十二分に 水分の補給を行ないました。 こういうときのメイクは 肌をしっかりとは覆い隠さない つまり 肌に負担をかけない というのを目的にします。 さて 今回のメイクは ピンクだけのアイシャドウで行なった”ピンクメイク”です。 写真だけでは分かりにくいですので イラストを入れますので コメントを見ながら お試しになってみてください。 ☆ 肌作り ☆ ポイントメイク 7 マスカラは 繊維入りのワインカラー。たっぷりと 睫毛につけて 8 眉は 赤みのある茶色で描き、ブローブラシでぼかします。 ピンク系のメイクというのは 目がはれぼったくなるとか、ぼってりした感じがするというイメージがあって なかなか 使っていただけないのですが、最初に ラインできちんと引き締めておけば 反って可愛い、キュートなメイクで それもナチュラルな春らしいメイクになるものなんです。 一度 お試しになってみてください。 |
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◎ 2003・3・7 3回目 大好きなパープル系でのメイクアップ この日のお手入れは 水分をたっぷり蓄えるための水分補給を中心に 忙しいことや気になることが多いせいか ちょっと おでこなどにぱらぱら出ていた吹き出物対策
をしました。 その後はともかく、当日綺麗でいるためにも、エステの効果を生かし より持続させておくためにも 一日の疲れを癒し 失われた栄養を充実させるためにも 栄養クリームをお使いいただけることは とても 良いことだと思います。 もちろん その前には 必ず水分はたっぷり 与えておくこと、これは お約束ですね。 ☆ それでは メイクのおさらいをしましょう。 ファンデーション アイメイク
◎ 2003・3・14 4回目 みずみずしい明るいブルーのメイク この日は 体調も適当、お肌状態も良かったので、ちょっと厚みのあるお手入れをすることにしました。 お手入れは 2度 別々に致しました。最初は 水分補給を目的としたお手入れ、次は 美白効果を狙ったものを致しました。こういうことは へたをすると 肌への負担として トラブルの原因になる事もあるのですが、Ms.k.Nomuraのお肌は とっても よく これだけのことに耐えられるほど きちんと毎日のお約束を守って、お肌を調整してくださっていました。 水分の充満した肌が いかに美しいか、水分がたっぷりあるということは いかに 肌が美しく見えるか、よく お分かりいただけることと思います。 ☆ メイクアップのおさらい ファンデーション こういうときの ファンデーションは せっかくの美肌を隠さないよう、でも きちんと保護しつつ そのうつくしさをそこなわないよう・・ まずは ベースをしっかりつけます。そして 輝く素肌を強調するように 質感だけを変える透明な練のファンデーションで すっきりとお顔を包みます。軽く 光る素材の入った粉を刷いて、艶を戻します。 アイメイク
9 眉は グレー。淡いブルーのアイシャドウを 眉頭から 眉山にかけて アイシャドウブラシでやわらかく 色を入れる程度に乗せ、グレーのアイブロウペンシルで あっさりと 形を整えます。 ◎ 2003・3・21 5回目 この日は 何故か 写真をとり忘れていて、申しわけないことに メイクの記録がありません。 お式まで あと 一週間に迫りました。あとは 体調を見て お肌に乾燥を呼ばないよう、とにかく しっとり感と弾力、そして 艶のある輝きを留め置くように、努力します。 お手入れは、今までの水分補給をさらに深め、肌に活力と元気を与えるエッセンスを 暖かい海のマスクで お肌にストックしておきます。 お目にかけることの出来ないことが 本当に 残念なほど 綺麗なお肌を 見ることが出来ました。 ◎ 2003・3・25 6回目 シャイニング・メイク いよいよ 次の日曜は結婚式 というところまで来ました。 人は これほどに 懸命になることで、自分の目指すものを 必ず手に入れることが出来るのだ という とても 希望に満ちた 良いお手本になってくださったと思います。 さて 今回を入れて あと 2回のお手入れになりました。 そして 活性化を促すマッサージを所々に入れてのリンパドレナージュを行い、最後に 鎮静のマッサージを致しました。 ☆ メイクアップのおさらい ファンデーション お手入れが充実して行なわれましたので、肌の呼吸を妨げないよう、さらに 肌に負担をかけないよう、でも その日一日のお肌を 外界の刺激から守るよう、注意して 肌作りをしていきます。 メイクアップベースを丁寧に広げ、たっぷりとお粉で ならしたあと、余分な粉気を払い落とし、この日は雨で また 少々 寒かったこともありまして、温もりを逃さないよう頬を中心に 薄く 練りのファンデーションを広げてフェイドアウトさせました。 その後 あっさりと 固形のパウダーをブラシにとり、丁寧に お顔全体にはいていきます。 大き目のパフで しっかり 落ち着かせます。 アイメイク
◎ 2003・3・29 明日は結婚式! 3月29日は Ms.k.Nomuraの結婚式の前日。 この日は 以前からのお約束で 朝からNomura家に うかがって、お母さまと妹さんのお手入れやメイクのお手伝いもすることになっていました。 Ms.K.も お式の前日ですから、遠方からのお越しで 疲れないように と思い、それに 彼女が 毎週どれほどの時間と距離をかけて お越しくださったのか 知っておきたかったので、一度 うかがえればな・・ とは 思っていたのです。 さてさて・・ 本当に あの距離には 頭が下がりました・・。たいしたものです。片道 3時間はかからないけれど 2時間半では ちょっと足りないくらいの距離を 毎週 きちんとお約束を果たして お越しくださったわけでした。 この努力が 報われないはずは やはり ないですね。さぞ 毎週大変なことだったことと 感服いたしました。 うかがった日には 前日という事もあり、ご本人には 最終のお手入れをして、ゆっくり肌を休めることをお勧めいたしました。もう ここまできたら お肌のほうが 自分で自分をコントロールしてくれるものです。 ☆ お式のときのお写真を頂きました。 メイクは 会場付きのメイクさん あるいは ご自分で なさったものです。 ☆
それぞれのお召し物に合わせての3種類のブーケは おばあさまの手作りで Ms.K.も 手伝われたとか・・ 私のお気に入りの「かわいい姉妹」。とても 仲の良い二人です。 結婚なさるご本人には 今回は 式場づきのメイクさんが担当なさるので 私が 当日 メイクすることが出来ませんので、 本当に残念なのですが・・、お母さまの和装のメイク、妹さんの大人っぽさのある可愛いメイクをご提案できたのは 嬉しかったです。 ♭ 和装のときのメイク ♭ 花嫁のおかあさまとして よく 落ち着いて しっとりしたご様子をおもとめになられますが、Mrs.Nomuraご本人様が とっても 可愛らしい雰囲気をお持ちですので 無理に 大人大人する事もないのではと思いまして、暖かさを表せるようにしてみようと思いました。 とても こまやかに気を使われることが ごく 自然になされるという美点をお持ちでいらっしゃいますので・・。 1 メイクアップベースは パール感のある明るい色のものを使い、目元を中心に 側面に向かって 丁寧に広げ、首筋まで 伸ばしていきます。 6 おそらく 泣いてしまう・・ということや、もともと 上のアイライナーが下のまぶたに映りやすい ということで 9 眉は おぐしが茶系ですので 無理に 黒っぽくせずに 濃い目のダークブラウンと グレーのアイシャドウを混ぜたもので あまり 眉山の角を意識しないで 気持ち すっと横に引くような感じで 自然にフェイドアウトさせます。 10 チークはダークなローズ系を チークブラシにとり、それを 目の下指一本分ほどを残して 頬骨を囲むよう、また 耳とこめかみへ向かって 丁寧に 淡くつけ ひろげていきますが、最後に 目尻辺りにも 色を移しておきましょう。 ・お着物の時は メイクをなさる時に お首にも フェイスアップパウダーを なじませてください。そして 必ず フェイスブラシで 余分なお粉を払うようにしましょう。 ♭シンプル・ビューティー♭ を とてもよく出せたメイクになりました。 ♯ 大人っぽさもある 可愛らしい春のメイク ♯ お召しになる予定のドレスは 光る素材の入ったベージュのワンピースタイプ。 もともと 綺麗なお顔立ちですので、あまり あれこれひねくりまわすようなメイクは 避けたいと思いました。 若いということは ありがたいことで、すぐに回復して 綺麗な素肌を取り戻されました。(でも これで安心しきらないでくださいね。) ♪ ファンデーション ♪ メイクアップベースは パール感のある軽いタイプのものを使います。 ここで チークを使います。可愛いくて 甘いピンクの練りのチークを 指の腹にとり、頬骨を中心にして くるくる円を描きながら 少しずつ 円を広げ、割合に頬全体に(でも 小鼻の脇から 耳に向かっての横線より下には出さないで)ちょっと つけすぎたかな と 思う程度に 伸ばし広げます。 ♪ アイメイク ♪ 1 濃いグレーのアイシャドウをアイラインとして使い、うっすらと上のほうへぼかしていきます。 8 睫毛は ブルーグレー。上下に たっぷりとつけ 長さとボリュームを与えて 目元を引き締めます。 9 眉は キラキラ素材の入った キャメルブラウンをブラシであっさり 形なりにつけ アイブローペンシルで形を整えます。 10 リップメイクは 濃い目のダークローズを唇中央から広げ伸ばし、マットでシックなベージュ系のローズのリップペンシルで輪郭を描き 全体を引き締めます。 とても 素敵な雰囲気になりました。頬も自然な明るみがあって、血色良く 健康に そして 何より メイクアップって 面白いことに そのときの心理の表れである時もあるんです。
☆.・ .〜 ☆.・ .〜 ☆ 。o 。☆ ☆。o 。 ☆〜.・.☆〜.・.☆ 後列左から Ms.Nomura,Mr.Nomura
楽しくて 優しいパパと こまやかな心遣いと可愛らしい笑顔のママに 皆さん 本当に お一人お一人が とても 気持ちよく どうぞ これからの日々が 皆様にとって 喜び多い 幸いな時の どうか いつも いつまでも お元気でいらしてくださいませ。 ありがとうございました。
2003年3月吉日 遠藤由美子 |