No.16  Mis.Matsumoto

ベーシック メイクアップ セミナー 1

A 基本的な肌作りを学ぶ 
  a 美しいメイクアップのための正しいスキンケア
                     (
混合肌のための肌作り
  b もう一枚の素肌―ファンデーション
  c ベーシックメイク 基本プロポーションを知る
(好感度メイク)

2002・11・7  at  Aurea Ovis


 いらした時のご自分でのメイク  

 

 今回 ベーシックメイクアップセミナーを 個人的にお受けになられた Mis.Matsumotoは フリーのライターをしておいでです。
  原稿執筆に取材に と 忙しい毎日をお過ごしで 勢い お肌も荒れがちとのこと。
  それなのに ご自分でも お肌のお手入れとして 乳液を使わない という 私にすれば 目が点になるようなことを さらっと おっしゃいました・・・。「どうして?」「脂っぽいから・・」?? え? 脂っぽい? 
                                       お見受けしたところ 肌荒れが かなり進行していて、これは全く 水分と脂分の不足からくるもなんですね。でも ご本人は いわゆるTゾーンの べたつき気になって気になって仕様がない・・、それで サッパリタイプの化粧水は使っても 乳液は殆ど使わなくなった ということなんですね。

 さて 私もそうなの! と おっしゃったあなた、よくお読みください

 美しいメイクアップのための正しいスキンケア
                (
今回は 混合肌のための肌作り

 先ずは メイクを落とします。ポイントメイク(アイメイク、口紅)をアルゴテルム ドゥ・デマキヤンで落とし、次に 乳液タイプのアルゴテルムの レ・デマキヤンを 掌に 3回押しくらい出して お顔全体に広げ、丁寧に ファンデーションを絡め取るつもりで なじませます。
 充分に なじませたら ここでは ティッシュで 強くこすらないようにして きちんとふき取ります。
(次は 洗顔なのですが セミナーでは ふき取りようの化粧水として この方の場合は ローションドゥ―スをコットンにたっぷり含ませ 丁寧に 色がなくなるまで 拭きます。

 化粧水=今回は お肌のことを考えて 通常ですと オーマリンをお勧めしますが、今回は 肌状態から ローション・ドゥ―スを使っていただきました。(肌荒れが激しい時、栄養が不足している時の 最初の化粧水は 十分注意して 刺激のない 優しいものをお使いくださることをお勧めします。)
  これを コットンに 滴るくらいに含ませて 先ず お顔全体に行き渡らせ、次に コットンを裏返して リンパの流れをよくするために 小鼻の脇から 額に向かって手を滑らせ、それを 各ポイントを通りながら 顎下のリンパ腺のところまで持ってきます。 これを 目元も行ない すっかり コットンがかさかさするまで 水分をなじませます。

 (ここで 注意していただきたいのは よほど肌荒れがすすんでいる時は コットンで肌をこする事も 刺激になると思います。そういうときは 掌の窪に化粧水を取り 中指と薬指の腹で 何回も 丁寧に 肌にしませるようなつもりで なじませてください。その後 両掌で顔を包み 充分に 水分を浸透させます。)

 乳液=まだ 化粧水が乾ききらないうちに 出来るだけ 最初はたっぷりと しみこませます。
アルゴテルムの日中用乳液 アクティフ・イドラタンを 今回は 2回押し分 使っていただきました。
  これを両手に広げ お顔全体につけます。そして 先ほどの化粧水と同じように手を滑らせて、リンパの流れをよくするよう 手が抵抗を感じて 滑りにくくなるまで 肌になじませます。お顔がすっきりして また お肌も しんなりするはずです。  

 肌は 乾燥するところに照準を当てて お手入れするということを 覚えておいてください。
ですから 脂っぽいところだけを見て それをなんとかしようとして サッパリタイプのものに走りますと、頬を含むUゾーンなどが 乾燥して 突っ張ってきたり かさかさと粉が吹いたようになったりします。 
  脂っぽさも 水分の少なさが影響しています。適度な脂分が 肌の上で均等に流れ 広がらないために 皮脂腺が活発な所だけが集中して 脂っぽくなってしまうので、たっぷりの水分(化粧水)と脂分(乳液、クリームなど)は 必要量 必ずお使いください。 

 どうしても それでも 脂っぽさから逃れられないという場合は、脂っぽい部分への乳液やクリームの塗布を 乾燥するところからつけた後の 手に残っている分だけで 最後に なでるようにつけるていどにしてみても 良いでしょう。

 以上が 混合肌 美しいメイクアップのための正しいスキンケア になります。 


  b もう一枚の素肌―ファンデーション

基本的プロポーションメイク 1


ベース:リクイドファンデーショ OC10 
   パウダーファンデ―ションOC20
           (ブラシ使用)

アイカラー:ダークグリーン
           +ライトブルー
          (眉下にホワイト)

マスカラ: ブラック

アイブロウ:ケーキアイブロウ 
      テラコッタブラウン+
      インウイアイブロウペンシル
チーク: ダーティーローズ
リップ: エメルジェ RD503

1 きれいに仕上がったスキンケアの後、混合肌の方は特に、ここで オイルコントロールできるフェイスパウダーを しっかり 額、鼻筋、小鼻の周り、顎など 化粧崩れする と 分かっているところに 押し付けるようにつけ、その後、大き目のフェイスブラシで余分な粉を 払います。

 次に 肌色の調整もかねて 明るい色みのメイクベース(化粧下地)を うすく お顔全体に 丁寧に塗ります。
  必要であれば 黄色系のカラーコントローラーも 頬骨から目元にかけて くすみやすいところに 薄くつけます。

 混合肌の方の場合は 粉ものよりも リキッド状のファンデーションを 乾燥するところから 薄く塗り、全体に広げます。
  その後、色のついていない 乾いたスポンジで ファンデーションを軽く たたき伸ばすようなつもりで ならしていきます。

 出きたら ここでも オイルコントロールできるフェイスパウダーで しっかりと リキッド状のファンデーションがついたところ全部に押し付け、余分な粉気は ブラシで払い落とします。

 最後に フェイスブラシにパウダーファンデーションを 一度たっぷりとり、お顔の広いところから 均等に 刷きつけていきます。

 大き目のパフなどで 軽く抑えた後、フェイスアップブラシで 余分な粉を 払います。

  ハーフマットの さらりとした肌の完成です。

  
 ベーシックメイク 基本プロポーションを知る
好感度メイク

 「こういうメイクは すきかもしれない」と おっしゃっておられましたが、お仕事用などには こうしたメイクのほうが 一般的に好まれるようです。

基本プロポーションメイク 2


ース:イエローのリキッド状の
      カラーコントローラー
パウダーファンデーションYO-C1
       (ブラシ使用)
アイカラー:ライトベージュ+
       オレンジ+
       赤みのあるブラウン
アイライナー:ブラウンのペンシル

マスカラ: ブラウン

アイブロウ:パウダーアイブロウの
        イエローブラウン

チーク: オレンジ系
リップ: インウイリップペンシル
        +クリアグロス

その理由は、といいますと(一応 知っておいて頂くと良いでしょうとは思うのですが、これが絶対ではありませんから そこは よく ご承知おき頂きたいと思いますが) 実は 人間の目―とくに 現代の日本人の感覚的な受け取り方の平均値のようなものがあって それに近ければ近いほど 人はそれを好もしいと思うようだ というデータがあるのです。

 眉 目 唇などの 基本とされるそれぞれの各ポイント取り、お顔とのバランスについては 個人的なこともありますので 個々にご相談ください。

 で このメイク=基本的プロポーションを踏まえたメイクを 好感度メイクと 名づけたのです。つまり 見た人が 構えずに向き合えるという 安心感を与えるメイクともいえますね。

 全体に 色味は押さえ気味にしますが これがいちばんよい というものでもありません。ただ できるだけ ソフトというか 肌なじみよく使いこなすことが うまくメイクするコツ にもなると思います。

 は 意志や感情の表れというくらいですので、眉の存在がかなり目立つ方は 例えば アイブロウペンシルなどを使わずに、アイシャドウや ケーキタイプのもので 眉毛のまばらなところにだけ 色を入れる程度、眉が薄くて少ないとしても はっきり描くことは避けて 適度なラインを その方の髪の色や目の色を考えて 濃くても一段濃い程度のレベルに抑えて あっさり描きます。
 形は この方の場合は お顔の丸さを強調しないよう 眉山に すこしだけ角をつけ、眉尻までは 短めの距離で 気持ち太めに描きました。

 は あくまで自然に 色を血色の影響のように見せかけるくらいに 軽く なじませるようにして使ってください。そして この方の場合は 目と目の間隔をもう少しだけ 縮めたいので アイライナーを目頭に重点を置いて そこに影を持たせます。
 全体に 肌なじみの良いアイメイクになっていますので アイライナーやマスカラは きちんと使って ラインとしてはっきりと色味を持たせ、メリハリをつけます

 チークは チークブラシにたっぷりとって 血色よく 健康に見えるよう 笑った時に 盛り上がる頬の部分を中心に 軽くつけます。

 口紅は 唇の色に近いリップペンシルで輪郭を取り、それを 紅筆で内側にフェードインさせながら、素の部分を残しておき、その部分に 透明のグロスを落とします。色は抑えられていますが、艶を感じさせることによって 元気さを表します。 

 健康的で 自然なメイクになりました ♪

 



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