シンデレラコーナー No.13 

Ms.Sanada

2回目 2002.10.19  ”お誕生日の記念に・・・”

1回目 2002・3・2 at  Aurea Ovis 

(追記―かなりの乾燥肌 あるいは にきび肌について)

 Mis.Sanada からの 手紙   2002.6 末日 

2回目 2002.10.19  ”お誕生日の記念に・・・”

ドールメイク

(人形のような 愛らしいメイク

 Aurea Ovis では その方のお誕生日月には、一回だけ エステでもメイクでも10%オフでのお相手をさせていただいていますが、今回 Mis.Sanadaは それをご利用なさって ご自分へのプレゼントとなさいました。
 (その他、無料で コースメニューの中のハンドマッサージか膝下からのマッサージを させていただくこともあります。)

 左の写真が 出来上がりの様子ですが、肌はしっとりつやつやに・・、メイクは この後のボーイフレンドとのデートのために ちょっと いつものきれいなだけのMis.Sanadaではなくて、可愛らしさを前面に出した お人形さんのようなメイクにしてみました。

 このメイクは 肌がきれいでないと そのように見えないので 条件的には 厳しいですね・・。


 ですけれど いつでもこのメイクが出来るように お肌の調整を心がけることは とっても 大切で、素敵なことだと思います。 

 この方は もともとが 前回でも四苦八苦しましたけれど 大変な乾燥肌で このときのお肌の具合も 今ひとつ というところでしたが、先ず エステを受けていただきまして、お肌の調整をしました。

 お肌の疲労と栄養状態がそれほど芳しくなかったようで、その辺りを意識して、充分に蒸気を浴びていただいて 皮下へのお薬的美容液の吸収を高める準備から始めました。
  美容液は いつものものに 別に もう一品加えて施しました。ちょっと お値段的には あがりますけれど そこは10%オフですから ちょっとだけ安心でしょうか・・?

 お肌が生き生きと滑らかになって 血色も良くなると このメイクが出来るようになります。
 ドールメイクは肌が勝負ですので まず 肌はどんなことをしても きれいにしなくてはなりません。

 

 肌作り=ベースメイク 

 肌に 充分に水分を与え それをしっかり肌内に閉じ込めて 先ず しっとりしたきれいな肌を作ります。

 化粧下地には 肌色を明るく見せるものを使い、目元だけに 更に その方の肌に合わせたコントロールカラーを 薄くなじませます。

 それを 軽く フェイスアップパウダー(場合によっては パール素材の入ったものを使用)で抑え、充分に フェイスブラシで 余分を払い落とします。

 次に ホワイトのファンデーションで お顔全体に 丁寧に 伸ばしていきます。
 お顔の気になる部分につきましては コンシーラーを使いますけれど、この場合は 出来るだけ 出来上がりに響かないよう 色味に気をつけて選び、それを あまりしつこくないように ポイントのみに置き、いらなくなった紅筆のようなものであまり周囲にひろげすぎないように 気をつけながら、目的の色味に近づけ その後 ホワイトのファンデーションを使います。

 全体に 白めに仕上がりますが 首との境は 出来るだけ丁寧に フェイドアウトさせて 自然になじむようにしてください。全体に 軽く光る素材の入ったフェイスパウダーを掛けて その余分を払って 艶を出します。 
  つるっとして まるで陶製の焼き物のような肌が出来上がります。
 
 さて 肌つくりが終わりました。

  アイメイクですが・・・
 色は お好きな色をお使いいただいてよろしいと思います。
 ただ 眉は あまり 作って描きこまずに 自然の状態に 色気を足す程度にしてあります。太さも 気持ち太めに作り 幼さを出すために 長さも短めに切り上げます。

 この方は 奥にかなりの部分が入ってしまわれるまぶたですので、アイライン効果も狙って アイシャドウチップの幅一杯に 濃い目の色をを睫毛の生え際に沿って しっかり入れて、その後 アイラインが必要であれば 細くすっきりと 睫毛の間を埋め込むように 黒のラインを引いていきます。
 目元全体は 明るくしたいので 肌になじむピンクを大き目のアイシャドウブラシで 目を囲むくらいたっぷりと つけてあります。アイホールの中は グラデーションを意識して、アイライン効果を狙った濃い目の色を 淡くして アイシャドウブラシの小さいもので 軽く変化をつけて入れてあります。

 マスカラは 上の根元部分は黒で しっかりと睫毛を立たせ、その後 濃い目のグレーの繊維入りのものを たっぷりと かさね付けして 付け睫毛風にします。下の睫毛にも つけますが、両方とも 目の中央を重点的に 多目にしてつけていきます。

ここで ワンポイント!
 目幅が狭く 丸いイメージを持たせるほど 幼さや可愛らしさにつながるので 切れ長できれいな目をしてお出での方は アイラインを 正面を向いた時の黒目の上下を 気持ち厚さを持たせて=幅広に=入れるようにしてください。そして アイラインの目尻側は 長く引かずに 目幅ぎりぎりできっちり 下のラインとつなげるようにして 丸さを強調します。


 口紅は ピンクの勝ったグロスのみを たっぷりと唇中央に乗せ、それを 紅筆で広げるようなつもりで 唇全体に曖昧に色付けしていきます。

 チークは 愛らしさの強調ですので、笑った時に 一番高くなるところに 練りのフーシャピンクを指先で ぽんと置き、まるく あっさりと伸ばして肌になじませます。

 

「ハンドマッサージは、ほんとうに気持ちよかったです。
化粧水や美容液の効果に加えて、
精神的にとてもリラックスしてうっとりする時間を過ごせたことは
お肌にとっても良かったと思います。

可愛いメイクは、ほんとに可愛くしていただいてありがとうございました。
嬉し恥ずかし、見慣れない自分にドキドキしてしまいました。
でもなんだか気持ちもふんわり優しい気持ちになって、
その後のデートもとても楽しく過ごせました。」

 という メールを送ってくださったMis.Sanada.とっても 可愛くなりました!! 
チャーミングですよね。

 お肌の状態は、化粧水がお肌によく入っていく感じがします。
 見た目に大きな変化は感じられませんが触るとわかる この違い!って感じです

素敵な時間をプレゼントしていただいて、
            ほんとうにありがとうございました。

 こちらこそ! 楽しかったです 本当に・・・。 

大人のお顔の方を可愛くするというのは 
ちょっとした冒険ですしわたしも 興味津津で 楽しんでメイクしていました。

 次回は また 違うテーマで メイクしてみましょうね! 

楽しい時間をありがとうございました。

 

1回目 2002・3・2

 「鏡を見るのが楽しくなるのが目標です!」 そう書いて送ってくださったメールを読んで 何とかお力になれるようになりたい と つくづく思った方でした。

 乾燥による 肌の具合の悪さを 痛感しておいでで 肌トラブルのために 実年齢より上に見られてしまうことが たびたびあるとの事。 あれもこれも というような問題点をあげてくださいまして、まぁ 言われれば そうかな とも思いましたけれど しかしながら 写真を見てお分かりのように 大変 特徴的なお顔立ちで、わたしにすれば 何も心配することの無いような気がしてしまうほどでした。

 たしかに お話しくださいましたように 肌の乾燥は 結構 長い期間 こじらせていた風邪のせいもあって 激しくもありましたが、それも 適切なおていれで 回復していくことと思います。 後日 『きれいになるには、健康でなくてはいけませんね!』 と言うメールを送ってくださいましたが まったく そのとおり と 賛同申し上げます。

  ごらんいただければお分かりのように 素敵に古風なお顔立ちをしておいでです。 

 ネオロマンの雰囲気がありますね。

  実際のご様子は もう少し 細身の感じで お顔全体が 鼻に向かって 両サイドからの軽い隆起を感じさせます。
  素敵なお顔立ちだと思います。

 まず スキンケア
  乾燥対策のためにも 肌に水分をたっぷり、 そして それを逃さないように 日中用のクリームを 丁寧に使うようにします。結構な量が入っていきます。

  水分不足による  肌の乾燥は くすみ つやのなさ そして 肌色の精彩を欠くことで 実年齢より上であるかのような 印象を与えてしまいがちです。しっとりとした 艶やかな肌のための下地作りを 心がけてください。

 メイクアップは ご自分でお持ちくださいましたメイクもので すべて仕上げてあります。
 お越しくださいましたときの写真をとり忘れましたので その変化がお見せできないのですが もともとの眉が かなり密で はっきりしているのですが ご自分では 気持控えめな感じで 細く描いておいででした。 それを せっかくのきれいな柳眉ですから そして きれいな目をしておいでですから ここは ぜひ それを生かすべく 意識的に 長さも与え 色も 形もくっきりさせてみました。”目と目の間にもう一つ目が入る”という 目の配置率が お手本のようですね。

 

 お目元です。この目元からだけでも美しい雰囲気が感じられます。
(相変わらず写真が下手で すみません。)

 眉そのものが 黒くて 密な場合は 其れにさらに同色を入れますと 見た感じが かなり きつく見えたり 人を疎むような印象を与えやすくなるので カーブもなだらかに 色も 明るめのブラウンで やわらかめに仕上げるようにします。

 眉のすぐ下には ひかりがあたった時に さらに その美しさが増すように と 白のハイライトを入れてありますが 色を出すのではなく 質感の変化で 視線を集めるようにします。

 が きれいですね。きっちりえがかれたかのような うらやましい目元をしておいでです。
 こういう場合は 二重の中一杯に しめの色を ぼかさずに入れ、先に大き目のアイシャドウブラシで 明るい色を刷きいれたところに その色の境を 適度にぼかしながら グラデーションを作っていきます。

 ここでは 明るいベージュピンクに ダークなグレー系のブルーを入れが記憶があります・・。

 アイラインは 細く入れますが この方は 睫毛が又 密で美しいので きれいにカールアップさせて しっかりとマスカラをつけますと まるで アイラインを引いたかのようにすることが出来ます。インライン(したまぶたの 睫毛の生え際の内側)に その方の白目が 浮かないような色で カラーを入れるのも 目元を はっきりさせるのに 良い方法です。
 目尻側下方の 上まぶたを受ける部分にも 二重の中に入れた グレーを淡く淡くして 影をつけるようなつもりで 色を入れると 目元に 深みが増しますね。

     
              きちんとしたお顔立ちですよね。私のような雑な顔からすると うらやましい限りです。 やはり メイク時に 肌づくりに 一番に力を入れたいと思いました。

 乾燥するということは 勿論 水分が不足しているということなのですが、それが なぜなのか がわからないと いつまでも 同じことを繰り返します。この時点では 大体こういうものかな というくらいにしか 原因らしいものがわからなかったのですが、とりあえず・・ 

  先ずは 化粧下地の上から 肌を明るく見せる コントロールカラー(イエロー系)を 薄く塗り クリーム状の ファンデーションを キチンとつけた後 乾きやすいところを もう一度 重ねてなじませました。 
  その後 ファンデーションのついていないスポンジで お顔全体を軽くたたくようにして ファンデーションを平均的に ならします。これは ムラ付きや 肌への過剰な負担を除くためです。

 
水分や脂分を取り過ぎない程度の フェイスアップパウダーをはたき フェイスブラシで 丁寧に払います。そして 肌を保護する という意味からも その上から パウダーファンデーションを かるく チークブラシにつけて 乾燥しやすいところを避けて つけます。また それも フェイスブラシで そっと 丁寧に払いましょう。 

 乾燥肌の方は 肌のつやを得にくいのですが この方法ですと 肌に 艶が出ます。

 ラストメイクは 口紅を きれいにしたいと思い、この方は 唇の形も良いので 気持ち存在感のある 少々マットな 落ち着いたローズを 使ってみました。 きれいですね。
 

 全体に すべてが控えめな感じだったのですが もともとお持ちの 美しい部分を それぞれほんの少しだけ その存在を明らかにする というだけで ずいぶんと すっきりと きれいになられたと思います。 笑顔もいいですね。
 そして 乾燥肌も気にならないような きれいなおはだにも 見えますね!

 実年齢より上にみられる理由の一つに ヘアスタイルもあると思いますが、お顔も小さくておいでなので 思い切って ショートにして 前髪もつくって パーマっ気を与え、少し 頭部全体に ふくらみをもたせてもいいと思います。 
  そうして 大き目の メタル系のイヤリングを おつけになったり、ヘアカラーで ぜんたいに もう二段くらい 明るめのお色にしてみたり、毛先に色を入れて あそばせても 素敵になられるように思います・・・。 お試しにならないでしょうか? 


” 9 君が あんな風になりたいなって思っている人 いる? それは誰? どうして?
  
  *和太鼓を習っていて、その先生に憧れています。心も発する言葉も身体も全て
が美しい人だから。”

 メイクアップラボの ケンの質問に Ms.Sanada は こう答えてくださいました。

 身近に こうして 具体的なイメージを表している人を いただけるというのは、大変 恵まれたことですね。 しかも 『心も発する言葉も身体も全てが美しい人だから。』と いえるのは本当に この方が ご自分のうちも外も より良く 自分らしくありたい という思いがあるからなのではないかと思います。 謙虚なところのある 飾らないお人柄と お見受けしました。

 最近 メールを頂きましたが 和太鼓の練習は 大変そうですが とても 楽しそうな様子が見られましたよ。そして 6月の1,2日は 代々木公園で その後は 鬼怒川で ご披露があるという事を 楽しげに 書いてくださっていらっしゃいました。 その 美しい雄姿を見てみたいと思いますね。きっと 素敵なことでしょう・・!

 どうか これからも 一生懸命 お好きなことに励まれて 良い日々をお過ごしください。
                                    ありがとうございました。


  * 老婆心による アドバイス・・・(追記)

かなりの乾燥肌 あるいは ニキビ肌について 

 
  さて 肌荒れ と 一口に言いますが 実に様々な要因が絡まって そういう結果を生むのですが、この方のように 激しい運動をなさる方の場合 一つ 気にして欲しいことに、からだをはげしくうごかしたあとの お肌のケア が あります。

 Ms.Sanadaは あまり汗をかかれないようにおっしゃっておいでだったと思うのですが、それでも 人間ですので 私たちは 絶えず 皮膚から体温の変化によって 水分を蒸散させていることは確かなのです。

 汗をかくと 皮膚に大事な アミノ酸やナトリウム カルシウムなども 汗や水分の蒸散と一緒に 流れてしまい、それは 結果 肌の上に 外界の刺激(温度や環境の変化、紫外線や空気の乾燥、汚れた空気など・・)から 肌を守るための 大切な条件を 失わせてしまうことになるのです。 

 ですから いくらも汗をかいていないから 熱気が治まったら いつものメイクをちゃっちゃっとして・・なんてことをしていたら、じぶんから 角質層以下にも 水分不足を促しているようなものなのです。

 汗をかいたら あるいは 肌がほてったら、先ず 肌を清潔に洗い保って、水分をたっぷり与えながら 熱を冷まし、 後は 栄養のある多少の脂分のあるもので せっかく入れたものが出て行かないよう、覆いをする、と そういう手順を省かないで欲しいのです。

 これは スポーツをしている方 全員に 男女や年齢に関係なく やっていただきたいことです。 よく、あれだけの運動をしているのに どうして ニキビだらけなんだろう、とか 運動をしてきたら ほほに火照ったままのように 赤みが残る、とか 結構 体に良い運動をしているのになぜ? という ご質問を頂きますが、結局は 先に書いたように 不足するものを補いきれないためにおこる結果なのですね。

 それが その方の肌質などによって 乾燥がますますひどくなるとか ニキビがどんどん ひどくなる とか・・、という形になって 皮膚上に現れることもあるので どうぞ 運動後のお肌のお手入れは 充分 こういうことの分かっている人と相談しながら きちんと お手入れなさってください。


 Ms.Sanadaからの 手紙

 2002年6月末、凛々しい姿の写真の同封された 一通の手紙が しのつく雨をよけるようにして ポストの奥につつましく 入っていました。

 「この写真は 6/1代々木公園での本番の日、出番前の控え室で取ってもらったものです。」というのが 左の写真です。

 いいですねぇ・・、お顔のきりっとした感じもいいですし 全体に 緊張と期待が入り混じった感じが なんとも 初々しくて すてきです。

 メイクも勿論なのですが この ぴっちりと引き締まったおなか
なんて うらやましいこと・・・!! 
  ほとんど こういう状態とは ずいぶん長い事縁のない私としましては なんとも うらやましいを越して 憧れさえ感じてしまいます。いいなー・・

 ま それはおいといて・・・

「この写真は引き締まった感じがして われながら気に入っているのですが・・・ プロの目で見ると このメイク&表情はどうでしょう・・・?
本番の日には、気合を入れるため、ステージ映えするようにと、いつもより濃い目のメイクを心がけていますが〜」

(以下 遠藤の返事より)
 出番の前の ちょっと 緊張も見られながらも きりっとした目線で これから起こることに 期待もかけているような そんな表情が 素敵です。
  メイクも きちんとできましたね。眉が短めで はっきりと描いたのは 意識してですか?めもとをきりっと 引き上げたのも 計算してのことなのでしょうか?口紅もいいですね。写真ですから そうなるのでしょうか・・肌がちょっと しろいかな と いう気もしますが でも全体に とても よい自己表現 だと 思います。
 目的がはっきりしていると メイクしやすいでしょう? 具体的な目標を持つって なににでも 大事なことですね。

 ちょっと いい具合に大きく出来なかったのですが、右の写真が お顔の部分です。私の書いたことがお分かりいただけると思います。自信のある人の 善い顔ですね。後からメールを頂いて 肌は 写真だから白めに写ってしまったので 本当は もっと 健康的にしました と ありました。 それなら なお 結構です。

 でも このお写真とそのときのお手紙の中で 一番 嬉しかったのは・・・

「由美子先生と初めてお会いした頃より、今のほうが自分に自信がもてるのです。それを先生にもお伝えしたいな・・・と 思ったのでした(^o^)」

という箇所でした。そうなんですね。それこそが 私の目指すメイクなんです。

 これほどの 人のうらやむような善いものをたくさんお持ちの方でさえ 自分に自信がないために ちょっと辛い日を送ったりしているなんて 私には 耐えがたいですね。本当に でも そういうことは 人それぞれですから その方が ご自分に自信を持って 楽に呼吸しながら 軽やかに喜びを持って 生きる毎日であって欲しい と 本当に それだけが この仕事を始めた理由なんですね。

だから 彼女の 今のほうが自信がもてる という言葉は 何よりのごほうびです・・
                                
「今度ぜひ 由美子先生に本番用のメイクを おしえていただきたいです!」

「はい! ぜひ させてください。きっと すてきに きれいに してさしあげますよ。」
                                    
                           ありがとう! どうぞ 元気でいてください。

 

 



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