ひつじ小屋だより  7

                                    2001.5.5.

 


も く じ

  ひつじ小屋にて  2  「風」

  ケンとメリー 「道草」

  Q.&A. 日焼け止めについて    
  Q.&A. お知らせ  
     (ひつじ小屋だよりについて)

ひつじ小屋にて  2


 さやさやと
 互いにささやき交わす 柔らかな青葉達の、まだ 不慣れな揺らぎの 愛らしい季節になりました。
               この新しい光る緑の なんとまぶしいこと!
   
  
ここへ来る間も、そんな緑たちを いじらしい思いで眺めながら、ふと 気がつくと いつものように 信号待ちで 片手を開いていました。

 私は 手に熱がこもりやすいので 時々そうやって 手を冷ますのですが、そういう時はいつも 手の上を 必ず 風が触れて行きます。

 「我々の人生には“いつも、絶対、必ず” はない」 と あるセミナーの主催者は 断言していました。 確かに 人生においてはそうでしょうが、こと この手のうえの風に関しては 確かに “いつも”だ と思います。
 外気が 私の手の温度と同じだとしても、こもっていたものが 放たれるのですから 空気が動くのは 当然です。
 ただ、それを風と呼ぶかどうか、ですよね。


 よく耳にする「アルビノーニのアダージョ」、この曲は わたしに 人と人の間を流れる 穏やかな空気感 と でも言うような、別の意味の「風」を 感じさせます。

 この年になりますと、時々 人といるよりは 一人でいる事の方が よいときがあるのですが、それでも ごくたまに一 緒にいることで 柔らかな光の中にいるような気持ちになる時も あるのです。
 別に 何を話すでもないし 互いに気遣うでもないのに、多分 その時のお互いの気持ちが うまく融けあって、それぞれの間を流れるものが ひとつになるということなのでしょうね。
 ふと 「いいなぁ。」とつぶやけば、期せずして ひそやかな声が「いいね。」という...、ひょっとしたら 全く別のことを言っているのかも しれないのですけれど、そんなことより 同じ質量の風が行き交った と いう感じがして、そんな時は ものすごく 幸せな気分になったりします。

 現実に 日々の生活の中では、時に 人は 言葉を尽くして 相手に自分の思いを伝えることが とても必要なときがありますが、ごく希に(どうでしょう?人を選びましょうか...) 言葉が不要なとき というのもあって、そういう時は 恐らく 優しい小さな風が こちらからむこうへ、あちらからこちらへ、せっせと 思いを運びあっているかのような 気がするのです。

 

   風は息吹、まるで 人の心の揺らぎのようです。
 この世が始まって以来、どんな者でも知っているのに 誰一人として それを見たことがないという「」。
 いったい誰の思いを乗せて、何を伝えたくて、そして どこから私たちへ吹いて来るのでしょうか?
 昼も夜も いつの季節も、やさしく強く....まるで 「ほら、私はここにいるよ」とでも言うように...。


ケンとメリー 「道草」

 

 1

メリー
「おかえりなさい。
道草たべてこなかったのね?」

ケン
「うん、駅前で 猫柳サンチのユキッペちゃんと 干賀サンチのルーちゃんに 会って 一緒に帰ってきたからね。」

 ホラ、中学生の

 

 2

メリー
「そんな可愛らしいおじょうさん達と一緒じゃあ 道草 たべてらんないものね、

オジサマは、フフッ」
 
くっくっくっ 美人で有名だもの

ケン
「うーん、「うちで道草していきませんか?」って2人にお誘いもらったんだけどネ・・・」

 

 3

ケン
どーして ネコとかカンガルーってのは その辺に スグ横になるンだろう・・・?

ネコなで声で「おじさま、おうちに寄っていかれない?」とか、長いマツゲもふせがちに「少し 道草していきませんか?」なんていわれると・・・

 

 4

ケン
「なんかさ――
オジサン・・・うーん
困っちゃうナ・・・」

 まだ 若いけどサ  ボクが変なのかな やっぱ

メリー
「あんたもバカねぇ・・
子ネコや子カンガルーに・・・

 ぷ

Q.& A.日焼け止めについて

 Q.「日焼け止めって いつ頃から使うの?本当に、効果があるの?」
    「日焼け止めって強いんでしょ?肌が弱いからあまり使いたくないけど
     日に焼けたくないし...。」

 A. そろそろ 季節もよくなって、外に出ることも 多くなってきますね。そうなると気になるのが日焼け、しみ、しわの原因である紫外線。
 紫外線は 夏に限って降り注ぐものではありませんが、しかし、確かに データでは 3月末から4月にかけて 紫外線降射量は いきなり多くなり、さすがにそれを見ると 少々 あわてます。

 化粧品を販売していたころは、そういう意味で 「もう夏物?」と言われるようなころから 紫外線対策を訴えて、下地やファンデーションの切り替えを呼びかけたものでした。

 最近の夏物の化粧下地やファンデーションは 殆どのものに 日焼け止め効果がありますから、町中で の普通の生活なら 充分対応できるようになっていますが、遅くとも 4月の末 連休の始まるあたりからは、屋外での活動の多い方、日にやけやすく 元に戻りにくい方、日に当たることで トラブルの起こりやすい方などは、お肌にあった焼け止めを 使い始められることを お薦めします。 


 よく 日焼け止めは強い と言う方がいらっしゃいます。日焼け止めの仕事は 肌に有害なものを侵入させないで 肌を守ることですから、汗や皮脂などによって 簡単に取れてしまうようでは 意味をなさない訳です。

 ですから 肌への密着度が 高くなるというのは必然で、それを いつもと同じように落とそうとしても 落ちにくい場合があり、きちんと落とせなかったために トラブルの原因となることが よくありますので、一般の日焼け止めの場合は 専用のクレンジング を お使いになることを お薦め致します。 

 また 日焼け止め効果の高いものには、粉末状の基剤が多かったり、紫外線吸収剤や 反射剤が入っていて、肌の弱い方は それに反応する場合がありますので、その場合は そうしたケミカルでないもの色の光反射などからヒントを得、物理的効果を利用して作られたもの や 植物や海草のもっている紫外線を通さない力 を 使ったものなどを お求めになられれば、トラブルも 起きにくいと思います。

 また、日焼け止めの効果ですが、やはり わたしたちは生身で 常に活動しているものですから、どうしても 体内から出てくるものによって 表面の状態は変わらざるを得ません。

 そうした変化―汗や脂によるくずれ―に対応して行くために、朝つけたらつけっぱなしですと どうしても 崩れたところからの日焼けは 避けられないため、汗をかいた時などは、ある程度の 時間の間隔をおきながら 改めてつけ直す、ということを その効果を高めるためにもお願いしています。


 Aurea Ovisで エステの最後やメイクアップの下地として使用し、また お客様にお勧めしているものの一つに、アルゴテルムの顔、体用の日焼け止め
ソワンオートプロテクションSPF30」―\4425― が あります。
 マリンコスメですから もちろん これにも海草が使われています。

 この日焼け止めに使われている海草は “フィココライユ”と言って、この日本では考えられないような 紫外線の強い海の潮の 干満のあるゾーンに生息し、潮の引いたときの 激しい太陽の刺激から 身を守って生きて行くために  必然的に持った 太陽光線のフィルターの役目をする 天然の反射剤により 紫外線はもちろん 赤外線をも 防ぎます。

 また、この「ソワンオートプロテクションSPF30」は、とくに 肌の弱い方、色白で 日に焼けると赤くなりやすい方、敏感肌や耐性のないお肌のための 保護作用の高いウォータープルーフタイプのサンケアクリームですので、とくにトラブルのない方も、肌が弱くて何を使うのも不安な方も 安心して お使いいただけます。

 特別な専用クレンジング剤はありませんが(できればアルゴテルムのメイク落とし がいいのですが)ていねいに クレンジングして、よく洗い流していただけば、きれいに落ちますので、それも 安心ですね。 

 
  日に焼けて 肌が黒くなるというのは、有害な刺激から体内を守る と いう大切な人間の生体防御反応のひとつなのですが、以前にもお話ししましたように、私たちの生活を取り巻く 様々な環境の変化などによって、もともと持っている 人の本来の力だけでは 充分な対応ができにくくなってきています。
   
 適度な運動、よい食事、そして 効果的な日焼け止めを上手に使い、肌に必要な水分、油分の補給を忘れずにいれば、次の涼やかな秋には 
 滑らかな美しい肌が約束されます。

お知らせ 
「ひつじ小屋だより」について」


 一通の
おはがきをいただきました。
 ていねいに書かれたその文章には、わたしを気遣っておいでの様子が 読み取れました。
 “毎月送られてくる「ひつじ小屋だより」を読むたびに、一度もそちらへ行かないことを 心苦しく思っています。”という内容でした。

 優しい方ですので、体調が思わしくなく 自由にならないところへ、わたしから月々送られてくるものを見れば、早く早くと せきたてられているように思われたのかも知れません。申し訳ないことをしてしまったと悔やんでいます。

 わたしには そんなつもりは全くないのですが、今、これをお読みの方で同じように思われておいでの方がいらっしゃいましたら、どうぞ、お知らせください。
 わたしの心くばりのなさゆえに ご迷惑をおかけしたことを おわび致します。

 何の了解も得ず、勝手に送りつけているのですから、失礼というものでしょう。 それなのに こちらを気にかけてくださりながらの、気づきを促すおたよりをいただけましたこと、感謝しております。 
  ありがとうございました。
 
 今後は、今作成中のホームページを開設する予定ですので、そちらへアクセスなされる方は、そうしていただけますと幸いです。
 ただ、こんなものでも 送らせていただいてもかまわない方には、続けて発行は致しますので お申し付けくださいませ。

 ご迷惑を
おかけしておきながらお手数をおかけすることになりまして大変申し訳ないのですが、恐れ入りますが同封させていただきましたはがきに切手をお貼りくださいまして、その旨こちらへお知らせくださいますようお願いいたします。
 年を取りますと、教えていただけることが だんだん 少なくなっていきます。
 ありがたい経験をさせていただけましたことを、感謝致します。 

 

  この最後の項は・・ Aurea Ovis を立ち上げましてから 早々に 私が この「ひつじ小屋だより」を 以前 働いていました時の ご住所のわかっているお客様方に せっせと 送っていたとき、前の仕事場より 大分 市中からは 離れ、足の便も良くないのに、ただ、これまで お相手させていただいたから という 理由だけで、当たり前に きっと お越しになってくださるだろうと かってに 思い込んでいたがために起こったことについて 書きました。

 どういうわけがあろうと 自分で、それこそ かってに 始めた仕事なのに 甘い考えで、ご迷惑をおかけして、その失礼さに 気付いた時は さすがに恥ずかしい!と 思いました。

 なかなかに 世の中との上手な付き合い方というものは 大変であって当然なのだ と 思い知った時でもありました。

 本当に 教えていただけるということはありがたいことだと 思います。)  
                  2001.10.20 編集時に

 2006年10月 2回目の書き換えをしました。
たまには こういう作業は良いものです。忘れていたことを思い出し、謙虚になることを 改めて 心した次第です。

 

 

 



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