Q.「ちょっと動くとすぐ汗になるからできればメイクしたくないの、だってすぐ崩れちゃうんだもの。」
A.ごもっとも!
私なども 歩いてこの仕事場へ来ますので、それはもう 嫌と言うほど汗をかき、メイクもきれいに取れてしまいます。 が、人にはあまり気づかれないようです。実はこれ、ちょっとしたコツがあるんです。
! ポイントメイクをきっちり!
簡単な話し、なんとしてでも崩れを防ごうと考えるよりは、たとえ 崩れてしまっても そうとは見えにくいようにしてみよう と 思ったのです。
例えば、殆どの方が アイメイクに変化があると、とても 具合が悪そう見えますし、眉が消えたり薄くなると 顔がぼやけ、老けた感じになりますので、まずその点をくふうしましょう。
朝、メイクをするときに、もちろん肌作りは大切ですが、そのとき目元(または崩れては困るところ)のベース(下地作り)は いちど顔全体に塗ってから もう一度、その部分だけ 薄く改めて 下地をつけます。 下図を参照してください。
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目元は ここでは眉の上から 頬骨の少し 下 までと こめかみ辺りまでを言います。
この辺り、Tゾーン部分とも重なりますね。
メイクは 汗と皮脂で崩れるので、肌作り の時は まず水分をたっぷり肌に与えて 丁寧に抑えるようにつけます。
乾燥しやすいところには 乳液をしっかりなじませ下地に移ります。
そして 最初の一工夫、お粉(フェイスアップパウダー)をつけるのですが、目の周りは少なめに、Tゾーン部分には、たっぷり 大きめの綿パフでしっかりとつけてください。 |
次に フェイスブラシで 丁寧に払ってからパウダーファンデーションをつけますが、これは できるだけ薄くします。ブラシでつけるといいですよ
。
リキッド状や水様のものは、それをつけた後で お粉をつけてください。
アイメイクは きれいな色使いであっ さり、又ラインを強調して、くっきりきちんと作ります。眉は 必ず粉気 のあるところに描くようにします。
そうでないと とても長い時間持ちません。これは アイラインが滲むとき もそうですが、肌の上に 直接色物を乗せると滲みやすくなりますので、 粉類はきちんとつけてください。
! 肌は下地で作る!
さて、話が前後しますが、大事な下地(ファンデーションベース)のことを お話しなくてはなりません。
汗 皮脂に強いもので、日焼け止め効果のあるもの にしていただきたいのですが、それに加えて 明るさを出せるものを 選びます。
肌の色はファンデーションで作るよりも 下地の段階から 少しずつ色を重ねていくようにすると 肌色も自然ですし、化粧崩れも 気にならないようです。
人が見て 一番疲れて見えるのは 目元を中心にした顔の上半分ですので、日焼め止め効果のある明るい色味の下地を 目元、Tゾーンに 丁寧に着け、先の要領で アイメイクをしていきます。
これだけでも 汗をかいてもそれほどの崩れを感じない と思います。
目元にポイントを置いたときは 口元はあっさり、肌の色に近い色味の ベージュ系のオレンジや ピンクなどが良いようです。
(逆に 目元をあっさりとしたら 口元はこの季節、つややかなラズベリーレッド、深みのあるブラウニーレッドなど 素敵です。)
夏のメイクは さわやかさを出すために 薄付きがポイント。
軽さのある、さ っぱりとしたメイクは やっぱり 素肌の健康と美しさが 物を言います。
汗をか くことで流れてしまう 大事なミネラル分は きちんと お手入れや食べ物で補充 して、肌に力をつけ、きれいで 元気におすごしください!
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