Q.「眉って、難しいですよね!」
A.「ほとんどのかたがそうおっしゃいますね。」
さて、今回は この暑さにもかかわらず、もう秋物が売り出された 化粧品業界に 追随するわけではないのですが、メイクのセミナーやラボを通じて、皆さんの殆どの方が とても眉メイクにお悩みのようなので、それを 取り上げてみよう と思います。
実は、眉メイクというのは、ほかの部分のメイクアップにも増して、とても個人的で説明しにくいため、"一般的には"といいにくく、私としては 故意に避けてきたのですが、本当に あまりに ご質問が重なるので、とりあえず、いくつか取り上げて見ます・・・。
私が 個人的にするやり方のひとつには、まず、その方のお顔型、額の形、髪の毛の生え際のライン、前髪の状態、目の形、全体から受ける その方の印象、そして眉そのものの形や状態などを ひとつひとつ良く見、その方のご希望の形と 私のイメージをつき合わせながら 決めていく作業をするというのがあります。
また、その方のご希望が その方ご自身の個性を強調するのか、いわゆる人から好感をもたれることを目的とするのか、また、ご自分で毎日メイクなさるわけですから、その方のテクニックで再表現できなくてはなりませんので、それにはどうしたらいいか、などなど・・・をも 考え合わせます。
それに、その年のはやりなんてものもあるのですから、大変ですよね。
ですから 本当は一度、どういうところでも良いですから、信頼のおける、ある程度のレベルところで、きちんと眉についてのレッスンを お受けになられると良いと思うのです。
人の顔と言うものは 年々変化しますので、お誕生日サービス(所によって無料、半額、あるいは何%か割引してくれると思います。当店にもお得なサービスあります)などを利用して、毎年、チェックなさることも お勧めしたいです。
そうした技術を一度身に付けてしまいますと、本当に困りませんし、面倒なことどころか、いろいろと目的に合わせて 変化させたり、自分の思いを伝えるための一助にすることもできて、雄弁な、頼もしい味方になる と 思います。
一度に全部はとても書き切れませんので、何回かに分けて お話していきます。
それではまず、
@ ご自分の顔型をしりましょう。
A 目の形を知っておきましょう。
B 眉の状態をチェック。
C ご自分の希望イメージを用意しておきましょう。
(頭の中だけでも良いですし、何かの雑誌からの切り抜きでも良いでしょう。)
だいたい、このくらいの準備があれば、満足できる眉を作ることができるでしょう。
繰り返して言いますが、どの方にとっても 眉だけでなくお顔というものは とっても独特なものです。とにかく一度やってみて、どうしてもうまくいかないようでしたら、どうぞ、プロの手を煩わして、教えてもらってください。
|
@ 顔型 代表的なところを4つ。
O.オーバル(卵型)0−1,O−2
卵型 長卵型 うりざねとも言いますね
S.スクエア(四角)S−1;S−2
頬骨の張った顔 ベース型とも言います
R.ラウンド(丸型)R 丸顔ですね
T.トライアングル(三角)T−1、2
あご先のとがった顔 2はソレで長さのある場合です。
|
それぞれに長さのあるなしが 加わり、それに、パーツの配置も関係します。
A 目の形
ここでは、上まぶたの曲線のことです。
顔型などに関係なく、その方の目の形に沿 って描くのは、一番 楽で 無難な描き方でしょう。(ひとつの方法です。)
B 眉の状態 左右の毛の生え方は均一ですか?
毛の一本一本は 太いですか、細くて腰がないですか?
密に生えていますか、まばらですか?
毛の流れは どうなっていますか?
左右の眉の長さや幅、形のバランスは どうな っていますか?
色は?毛の長さは?
C 希望する形は 決まりましたか? その形を選んだ理由を 書いておきましょう。
顔型というものは 唇の描き方やヘアスタイル、チークの入れ方にも必要になります。
これも いつのまにか変化しているものですので、時々 確認しておいてください。 (次回 ひつじ小屋だより 11 へ続く)
|