ひつじ小屋だより   12

                                            2001.10.5

 
も く じ

 ひつじ小屋にて  4  「テロ」

 Q.&A.   眉メイク  V

 ケンとメリー 『運動会』

 編集後記

    お世話になり ありがとうございました。

   
ひつじ小屋にて  4  「テロ」
 それは まったく "映画の中の一場面"、そう思って 見ていました。
何度も繰り返される 同じ映像は、それが 現実の、実際の出来事であることを ようやく 分からせてくれました。
 
 あれから 2週間たって、人々は 初めの頃の 興奮からすこしずつ 実際的な考え方をするようになって、一体 誰が なぜ、何のために あれをやったのか、を 落ち着いて 問うようになりました。
 さまざまな憶測の中、あれもこれも あり得るであろう可能性をもって 私達には推測の域を出ずに、そのことについて 日々 語られ続けていますが、簡単な話し、「誰が」は 人―それも とてつもない悪意を持ったエゴイスト―が「なぜ、何のために」―できるだけ早急に、思うところの実現をもくろみ、それが 有無を言わさず成し遂げられて これだけのことができる自分がいる、という事を誇示せんがために―やったことなのだ、ということは 誰にでもわかっていることです。   

 テロというものは 起こすことも 起こさせることもできるし、大国であるからこそできることというのは 善悪 どちらにおいてもいえることです。 私達は  どこにでもいる 本当の 「悪意あるエゴイスト」を 見極める目を持たなくてはならないし、あれだけの人命を 一瞬にして失わせる権利や力を持っていると思い上がっている一握りの 権力、金力、武力を持った もはや人ではない 悪意の固まりの輩どもに、今回の事件に 激しい憤りをもって、なんとしてでも 弱い立場の者達を さらに 打ちのめすような行為を 絶対に 阻止したいと 望んでいることを どうかして 表明していかなくてはならないと思います。 
 
 期せずして受けた憎しみは、強さを増して 更なる憎しみを生み、血は血で洗われ、失ったものを思って 悲嘆に暮れながら 今生きている者達の命さえも、さらに激しく踏み砕き 奪っていく。 
 そうやって 青く美しいこの星は、業火の炎による猛烈な熱と 黒煙の渦の中の おびただしい鮮血にまみれた人々や、耐えがたい悲惨な苦しみの涙と痛みで もがき叫ぶ人々を あまた生んでしまう・・・! 
 当たり前に仕組まれた罠ではないか。
それを仕掛けさせ きっかけにしたい輩は この国にだって 何人もいる。 この 吐き気を催す 胸苦しいほどの 憤り・・・!!

 風も光も海も、一季節を越えて また 新しい秋を迎え、そろそろ 葉色の移ろいも見え始めた木々を見て、続く季節への予感を含んだ楽しみの ささやかな実現のために、密かな準備を思い描く喜びを これから先、何回だって経験する権利と喜びを 私達から奪えるだけの力あるものなど、この地上には 存在しない。

 人類の英知は 知識や技術だけでなく、痛みを持って行なう 勇気ある決断にも 顕われはしないのだろうか? 
 深い悲しみを経てきたものであればあるほど、自分のような、又 それ以上の悲苦を人が経験するのを 決して喜びはしないのに・・・。

Q.& A. 眉メイク V  

 眉メイクの3回目です。 こういうやり方は どうなのでしょうね?

 眉を描く前に なんだってこんなにいろいろ考えなくっちゃならないのかしら?
と 思われるかもしれませんね。 これも 私個人の考え方ですので、そうしなくてはならない、というものではありません。その方がそれでいいというのなら、特に こんなやり方をする必要はありません。 いくつかの方法のうちのひとつと そうお考え下さい。

 
 では、眉メイクそのA 目の形 です。
お手元に「ひつじ小屋だより 10」が あれば、そのQ.&A.の"目の形"の 図を参照してください。 

 本当はこれだけではなく もっともっと いろいろな形がありますね。 
東洋的なアーモンド型比較的目頭に丸みがあり 目尻にかけて下方に流れる涙型日本人に多い少々小ぶりな丸目型上まぶたの肉付きの良い 一重、ないし奥二重型目尻の上がった切れ長の目、などなど・・・、ほんとに 人それぞれですね。

 余談ですが、あちこちで セミナーを開かせていただくと、時に何人もの方のお顔に触れる機会を頂くのですが、似てはいてもまったく同じ形の無いことに気付かされ、その造詣の不思議さを思わずにいられません。目の形ひとつとってもこれほどに個性的なのですから、私達は 一人一人 本当に 唯一にして無二、それぞれが 独特の存在なのですね。ため息が出るほど すばらしい と思いませんか?
 
 メイクアップは とても個人的なもの、100人いれば100通りのメイクが存在するとお話する理由は ここにあります。
 だから、どうぞ ご自分を誇り 大切にしてください。あなたは あなたでしかないのですし、ほかの誰かが あなたになったり、あるいは 誰かの代わりをあなたがするなど まったく 必要ないことなのです。


 さて、話を戻しまして、では、ご自分の上まぶたの曲線の 確認をしてください。
 これもやはり 一通りの見方はしないのですが、例えば、アーモンド型の場合、その方の眉のある位置が なだらかな額にあるときは、その目の形に沿って 眉山から眉尻にかけてを 目の形に合わせて描き 自然にぼかしていきます。(図の@)

 同じことが 眉尻の上がった目の形の方にはいえますね。
涙型の方や丸目の方は 眉尻に向かっての下げ方を 気持ち 引き上げ気味に描きます。
 肉付きの良い一重や奥二重の方は 目を開けた時の目の形で考え、多少
眉山から眉尻にかけて 横に引くようなつもりで描 いてみてください。

 そうはいっても これもあくまで一つの目安ですから、それだけを見ていれば良いというものではありませんが、顔型や お顔のほかの部分との釣り合いというものも よくごらんになってみて、そういうやり方でできそうならば この方法だけでよい場合もあります。これも Cの希望する形と ご自分の目の形を良く見比べて 検討してください。

 ひとつ例を出しましょうか。(図のA)

お顔型が四角で長いS−2で、パーツの配置が SW (左右に離れ気味)、目の形が涙型の場合。
本来の眉 山から1〜2ミリ内側に眉山をとります。 心持はっき りめに色味を持たせて ほんの少々 鼻柱近くに眉頭を 取り、そこから眉山へはあまり高さやカーブをつけずに すっと描きます。  眉山から眉尻にかけてはあまり長く引かずに  目尻に向かう上まぶたの流れ方にあわせ、 それよりも気持ち引き上げ気味にフェードアウト (次第にぼかす)させます。(これは 好感度メイクのときに使う方法です。) 
  難しいですか?

 でも こうやって 一つ一つ個別の条件の組み合わせがあって 初めて「その人」があるのですから、"こういうときはこうするもの"と 簡単にはいえないと思っている私の考えも お分かりいただけるのではないかと思います・・・。
 
 次に 眉の状態に進みますが、その前に よく 眉墨の色の選び方を聞かれますので、先にそれをお話します。 
 一般的には 髪の色や目の色よりも一段濃いめの色を選ぶと良いように言いますが、確かにそれは無難です。ですが、肌の色やその方の持っている雰囲気、表現したいイメージも考えれば これも 一概にこうするものとは言えない と私は思っているということを書いて 次回へ 続けましょう。 

 

ケン と メリー  「運 動 会」

編集後記 

「戦い」というと 銃兵器を用い、一挙に敵を蹴散らす 爆発物やらなにやらを  駆使するもの と思っていますが、 20年前になるでしょうか、 先のローマ法王の来日時に、広島 か長崎でのミサで「平和とは 何も無いことを言うのではなく 、平和な状態を維持するために 常に 戦っていなくては ならない。」というメッセージがあったのを 記憶しています。
 
 このときの戦いの意味を 私は 私達一人一人の 日々の 選択についての事ととりました。
 つまり 日常に潜む悪や、心の弱さから 責任を引き受ける勇気を逸し 気 付かぬうちに 流されて選んでしまう後悔を伴う決定、発言、行動・・・。そん な 絶えず押し寄せる日々の誘惑に、できるだけ勝とうとして 戦うことだと思ったのです。
 
 そうした小さな戦いの集結が、大事においての賢明な選択 を促せる土台になるのではないか、と考えたのですが・・・    

  あなたは どう思われますか?


  お世話になり 
 ありがとうございました。



(^0^) 台風15号とともに北上して伺った 吉祥寺の篠田様のお宅では、500人の  お弟子さんを持って TVや各地の講演を精力的にこなされていた料理研究家である篠田様「簡単な昼食」(私にはご馳走の範疇ありました。)を堪能しました。
  本当においしかったです!
勿論 仕事で伺ったのですが、
  本気で 美味しい仕事でした。


(^-^) 洋光台の竹田様のお宅では 広いリビングに30名様くらいの方たちが お集まりくださって、長い時間 お付き合いくださいました。誰かがきれいになっていくたびに「わぁ!」とか「きれい!」という言葉が溢れて、自分がこの仕事ができる幸せを感じました。
皆さん、気さくで 心持のやさしい方たちばかりでした。 又 こんな仕事をしていながら、結構 人見知りする私を 上手にサポートしてくださった 竹田様お嬢様の大江様に 感謝いたします。      
    ありがとうございました。




お問い合わせはこちら!