Q.「乳液とクリームの違いは?」
「基礎化粧品って どこまでのことを言うのですか?」
「ファンデーションベースとか日焼け止めとかって スキンケアですか?」
A.なるほど。言われてみれば 私達 こうした仕事をしているものたちにとってみれば 改 めていわれなければ
考えないようなご質問です。
では 順にお答えしていきましょう。
基礎化粧品―これには 先ず
メイクを落とすもの(メイクオフクレンジング)、
顔を洗うもの(洗顔剤、石鹸など)
水分と栄養を与えるもの(化粧水、美容液など)
油分と栄養を補充するもの(乳液 クリーム 美容液など)
不足なものを補うもの(一点集中型の美容液etc.)
などがあります。
メイクアップ商品と なにが違うかといいますと、以上の物は 全部 肌の内側に入り そこで働くよう、
皮膚の下、あるいは皮膚の中まで 浸透していくように 作られています。これが 基礎化粧品です。
また 乳液とクリームの違いですが、主に 乳液は クリームに比べて
肌に浸透しやすく、なじみやすいものですが、内容的には 双方 よく似ています。何故かといいますと、両方とも 化粧水だけでは補いきれない栄養分を肌に与え、それを
必要な時間、肌内にとどめておくために油分を提供しながら 肌を守る役目があるからです。
|
散歩途中、時々あって話をする小さい犬さん
勝手に さくらちゃん と名づけている・・
それが 乳液の場合は 軽めに仕上がるため その上から メイクするための諸々を肌につけても それほど重く感じない。クリームの場合は
そのものに コクがあって、時間をかけて徐々に たっぷりと 栄養を肌内に納めることが出来ますし、乾燥気味の方には 長時間 しっかりとそのお肌を守ります。又 一般的には
夜 眠っている間の「回復のためのトリートメント剤」として お使いいただいていますね。
|
ファンデーションベースとか日焼け止めなどは 考えようによっては そこで完結する という意味でなら スキンケアの一部といっても良いかもしれません。
メイクアップへの 前段階ということですね。
前回同様、春風の吹くこの季節は 日々 乾燥が促進されます。どうか 正しいスキンケアで 「乾く季節」を
みずみずしく お過ごしください。
Q.& A.メイクアップ 「透明感のある肌を作る」
|
Q.「春になって 周りが明るくなってくると、なんとなく 自分の肌がくすんだような感じに見えるんです。」
「肌がかさかさするときがあって、春夏用の ファンデーションだと綺麗にのらないんですよね。」
A.そういうこと ありますね。
日差しが明るく 暖かくなりますと それまで 守りの体制にあった肌は、血液循環が良くなり、皮膚の代謝促進をせっせと行い始めます。ところが
冬の間 きちんとしたお手入れを省いてしまった場合などは 肌の上に 取り残された角質が残り、透明感も、肌のやわらかさもない肌になってしまっています。
また 三寒四温のこの季節は特に その日の陽気や肌状態を見ながら お手入れに変化をつけて
必要なものを足すようにしないと すぐ 肌がかさついて、春夏用のファンデーションのように 感触のサラサラするものなどをつけますと
粉が吹いたようになったり、綺麗に肌の上に乗らなかったり ということは よくあることなのです。
Aurea Ovisでは「リンパの流れを良くするマッサージ」で、皮膚の新陳代謝も整えるようご指導しておりますが、実際
適度にお手入れされた肌には どんなファンデーションも 綺麗に仕上がるものなのです。
スキンケア後、ファンデーションベース(メイクアップベース=化粧下地)を丁寧に着けます。
次に
この時期は 燥しやすいことを考えて、わたしは リキッド状(または ジェル、クリーム状など)のファンデーションを薄くつけることをお勧めしています。それも
顔全体ではなく 目元を中心にして 乾燥することの分かっている部分に ほんの少量が伸びきるようにします。
そして
フェイスアップパウダーをつけ それを フェイスブラシで丁寧に払い、必要ならコンシーラーを用います。次に パウダーファンデーションを面パフが
チークブラシにとって 軽く 刷きつけます。その後もフェイスアップパウダーを しっかりつけ 先の要領で 余分を払い落とします。
まずは たっぷりとした水分と 適度な油分が肌にあることが 条件ですが、以上のやり方で しっとりと潤いのある
透明感のある素肌が でき上がるはずです。ぜひ お試しください。
今月のお得メニュー
潤い不足、くすんだ感じの
『かさかさ肌をつるつる肌にする
エステ』
&
甘すぎず 軽やかな
『春のパステルカラーメイク』
エステ(お顔のみ40分)
+
メイクアップ(30分)
¥7000.-
|
4月のお休みの予定
3(水)10(水)17(水)24(水)14(日)
5月のお休みの予定
1(水)5(金)6(土)22(水)29(水)12(日)
*予定は変わる可能性があります。
どうしてもの時は メール、電話等での ご確認を お願いいたします。
営業時間::平日 午前10時〜午後7時
日曜祝祭日:: 午前10時〜午後6時
|
編集後記
* 3月の末 下の息子と京都に行ってきました。
前日までは暖かだったそうですが 行った日は風が冷たく、桜もまばらで寂しいようでした。
その日「ビードロ工房」というところに行き、当年83歳の現役のガラス職人”匠”官 清風さんを
お尋ねしました。
わたしは例によって そういう方には 大変興味があって アレコレ伺いましたが、自分が好きでやり続けてきたことを
もっと 楽にやろうとして4年前 ガラスペンの製作を始めたとの事。世界でたった一人の 強化ガラスによるペンを
こともなげに、1200度の炎と 戯れるかのようにして 練り上げ 形作ってしまわれます。
目の前で 大変なことが行なわれているのに とても 自然で当たり前の感じがして、清風さんの周りにだけ ちょっと現実離れした空間が出来ているような気がしました。
お話ししている時は なんと言うか 一見 ご年配なのですが 実は "人の反応を面白がっている訳知り顔のおじさん"風で
わたしは お目にかかったこと、とても 楽しませていただきました。
息子ともども 渦巻く水の流れの凝縮のような ガラスペンを頂いて、少々
興奮気味に 帰ってまいりました。
清風さん ありがとうございました、どうぞ 又 うかがう日まで お元気で 楽しんでお仕事なさってください。
|
|
|