ひつじ小屋
だより

発行日 2000・5・5
発行人 遠藤由美子

 

もくじ

ひつじ小屋にて  6  
「教えを継いで」 

Q.& A.
日焼後は 先ず 冷やす!

ケンとメリー 
「Mama&Mama’s Mam」

編集後記 
忙しいお母さんのための 
朝の10分メイク』
 

おしらせ 

今月のお得メニュー
ハンド&レッグ
    すべすべケア
                 



ひつじ小屋にて 6
(教えを継いで)


 私が 二十歳になってしばらくしてから そのお宅へお邪魔した時、そのおばあちゃまは 上がりがまちに手をついて「おめでとうございます。」と 頭を下げられました。

  あちらにしてみれば 孫のような年の、世の理など これっぽっちもわかっちゃいない人間に対して いちにんまえの大人の人にするような 挨拶をなさり、そうやって 子供が大人になったことへのけじめを お見せになられました。そして その後は いくら鈍い私でも しかとわかるように 言葉づかいから おもてなしから きちんとした大人にするように  対応してくださったものでした。

 娘3人の後に 長男が生まれたとき、世間一般では 当たり前なのでしょうが、周りの大人の男子誕生と女子のそれへの喜びようの違いに 私としては 憮然とし、また 釈然としないものを感じつつ まぁ 取りあえずは そんなものかと つくりわらいで 自分をもごまかしていたのですが、あのおばあちゃまは そういうこととは関わりなく「皆さん 坊ちゃんには いろいろなさるでしょうから 私は お母さまのあなたを お祝いしましょうね。」と おっしゃって、長い事ご趣味でなさっていらした 機織り物を一反、洋服にも出来るようにと 裏地を添えて くださいました。

 「一番の功労者は おかあさまだものねぇ。」ということばに ふわっと 心が和んだものでした。
 
 来月の末で 一世紀を生き抜いたことになるというのに そんなことなど 何の価値があるか と 言わんばかりの さらりとした最期に、決して 前に出過ぎない でも 必ず ちゃんと見ていてくれる そういう眼差しが あの方にはあったな・・ ということが 思われてなりません。

 風薫り、花咲き乱れて ひかり溢れ、日を追う毎に 緑が濃さを増し行く『母』にささげられた5月。

 あらゆるものの命の萌えいずるを その喜びとする慈しみ豊かな『母』の季節。
  その 明るく輝く青空の高みを見上げれば、簡単に 天の門を開いて 「ちょっと 出かけてきます。」
なんて感じで さっさと 中に入っていってしまわれる おばあちゃまを なんだか 本当に見たような・・。

 あの方らしくて、そう思うと なんだか 少し 愉快です。
 
"頂いた教えは 必ず 次へ 継いでいきますね。見ていて下さい。

"合掌

ケンとメリー 
「Mama&Mama’s Mam」

 2002.5.5 葉山「しおさい公園」 ”小さな滝の上の空 ”

Q.& A."日焼け後は
まず 冷やす!"

 Q.「日に焼けてしまったんですけれど 
    シミになりますか?」


 A. 肌は 日を浴びて 紫外線などがあたると 皮膚という人間最大の器官が、体内に有害な刺激となるものの侵入を防ぐために、一時的に メラニンを排出して 皮膚内の防御措置をとるので 結果的に 肌の黒化を招いてしまいます。ですが それは 決していけないことではなくて 生態本能としては ごく当たり前の そして 望ましいことでもあります。
 
 しかし 問題は その後なのですね。日にあたった後 ヒリヒリチリチリ、あるいは 赤くほてって 痛みさえ伴う、となると 肌は すでにやけど状態 出来るだけ早く ほてりやいたみを静めるようにしてください。

 ほてりは 日にあたっている状態が まだ続いているという情報を色素母細胞のある基底層に伝達するので それをそのままにしておくと ホルモンは指令どおりに せっせとメラニンを排出し続けて 結果 しみになってしまうのです。(これは 日に焼けたときだけでなく 更年期や自律神経の失調による ほてり、のぼせの時も 同じことが言えます。)
  ですから ほてっているな と思ったら 必ず そのほてりを鎮めて 必要以上にメラニンの排出されることを やめさせるようにしてください。

 ほてりの程度によって クーラーや扇風機で鎮める、冷たいタオルを何回も当てる、水や冷水で冷やすなど ほてりが感じられなくなるまでつづけることをお勧めします。
  これは 得に 肌の弱いお子さんやお年寄り、比較的色白で 日に焼けると真っ赤になる方、アトピーなど皮膚トラブルのある方などは 是非 していただきたいと思います。

 
 そして また、冷やした後は必ず 水分の補給と それを逃ないために うすく乳液なりクリームなりを薄くつけておくことを 忘れないで下さい。よく どうせ 汗をかくのだから化粧水、乳液なんかつけたくない という方がいらっしゃいますが これを怠ると シミだけでなく しわやたるみの原因にもなりますので どうぞ して お手入れなさってください。

今月のお得メニュー

「ハンド&レッグすべすべケア」

半そでを着ても 気にならない、すあしになったら ちょっと得意。

そんな すべすべのハンド&レッグ
なってみませんか?

コース名 ハンド&レッグ ケア」

(コース内容)
ゴマ―ジュ→マッサージーラップパック→仕上げ

所要時間 約40分 
お値段 3500円 (通常価格 4000円)

* ネイルケアは 致しません。 ご予約は E―mail お問い合わせはこちら!

編集後記 & おしらせ

Aurea Ovis Schedule  5月のお休み 1、15、22、29(水曜)     
                       5、6(日、月曜)      

                     6月 5、12、19(水曜) 27(木曜) 30(日曜)

営業時 平日 午前10時〜午後7時 ; 日曜祝祭日 午前10時〜6時

『忙しいお母さんのための
朝の10分メイク』

 4月の最後の土曜日、ご縁があって 戸塚のある保育園の若いお母さまたちに メイクアップのセミナーを行なわせていただく機会を得ました。

 子育てをしながら お仕事を持ち、一家の主婦としての細々した事もこなしているという、それぞれが 本当に 毎日忙しい方たちです。特に 朝は 皆より早く起きて 食事、洗濯、ご主人やお子さんの世話、そして 出かけて行く ご自分の身なりにも 気を配らなくてはならないわけです。
  ですけれど こう忙しいと 自分のことは 後回し、結局 最低 これだけは 譲れない という程度のメイクで済ませたり、時には 後ですれば・・とほぼ スッピン状態で 女を半分捨てかけているような、そんな風になりかねない。
  これではいけない と 言うことで 私にお呼びがかかったわけです。

 
 さて 頂いたアンケートには ご指導させていただいた"簡単にして 効果的なスキンケア"について 「目からうろこが落ちました。」と 喜んでいただけたことや スキンケアの大切さを実感なさったことを いろいろに書かれてありました。肌をきれいに保てば メイクはポイントだけですんでしまうことなどを 分かっていただけたように思います。

 「なんとなく 前より自分が好きになった。」という ご意見も頂きましたが 実は これが 一番たいせつなので、きれいになるためには 先ず "自分をいとおしむ" ということが必要で、その時々の自分に関心を持って「自分が今 どうあって これから どうありたいのか」を知ってこそ初めて 自分にかける思いや時間が 有意義なものになって、美しくなっていくのだということを 知っていただけたようで 嬉しく思いました。

 元気な 小さいお子さん達の 泣き声や はしゃぎ声、そんな にぎやかさに あおられるように こちらも声を張り上げての 力技のようなセミナーでしたが、かつての我が家を見るようで 懐かしくも楽しいセミナーでした。

 肝心の10分メイクの実習には 至りませんでしたが、(次回へ持越しですね。)効果的な短時間でのきちんとしたスキンケアと 簡単にして それらしく見える 基本的なメイクアップに近い方法を ご指導させていただくことは出来たと思います。ほんのちょっとしたことで 周りの方たちの反応に、メイクされたご本人が驚くような、そんな変わりように 本当は 自分が 自分で思っていたよりも ずっと素敵でかっこいいのだ ということを認識していただけたことは 何よりの収穫だったのでは と思います。    
 
  皆さん
30代前後の 一番 女性としての美しさのベースを築き上げていく年代ですから、ここで気を抜いたり 自分に対して いい加減になってしまっては せっかく持って生まれた自分のよさを 消し去りかねません。それは 殆ど 自己否定にさえなっていくもののように思われるのです。
 そして それは ひいては 自分の後に続く子供達にも ゆとりある眼差しを送るべきときに送れない そんな切迫した心にすら なっていってしまうときもあるのです。
 
 自分を愛せない人は人を愛せないんです。自分を大切に思えない人は 自分以外の人に関心を持つことができなくなったり、煩わしくさえなってしまうことがあるのです。きれいになるということが まったく 個人的満足ではないということ これがお分かりいただければ 大変 幸いに思います。

  今回の方たちは 皆さん あのにぎやかさの中にあって 本当に熱心に 真剣に私の話を聞いてくださり きっと これを機会に ご自分を見出し それぞれが 美しくなっていかれるでしょうと 思っております。
 また こうした機会があれば 是非 お相手させていただきたいと 願っております。 
  ありがとうございました。



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