Aurea Ovis

きょうは『金羊日』

11月

1 デパート その1

2 デパート その2

 

1 デパート その1

 先日、娘の一人と しばらくぶりに 横浜まで 買い物に行きました。

 当方にとって、自分の今いる位置から北の方角というのは 鬼門でして・・(あ、これ べつに 特に誰かから そういわれた、と言うことは無くて、自分で これまでの経験から、どうも 北の方角、つまり 都会に向かうと 体調が悪くなるのが常なので、それで 自分にとっては 鬼門 と 言っています。)、そして やっぱり 葉山なんてところで のたくら暮らしが 日常になっていますと、もともと 全然好みじゃない 人ごみとか 排気ガスとかに加えて、いわゆる混雑の中を歩く という、そういうことに対して、やたら しり込みするようになっていますので・・

 娘と二人 とはいえ、今回の横浜での買い物行きは、ちょっとした決断力をもってやったこと ではありました。

 一応、これまでの経験から、くたびれて機嫌が悪くなるだろう事は、当たりに想像できていましたので、すこしでも そうならないでいられるように、と デパート一箇所だけを 上から見ていこう ということにはしてあたのですけれどね。

 でも、まぁ、現実的には 一箇所だけというのも なかなか難しくて、めあてのものを捜して、やはり 結果的に 三つのデパートめぐりをしてしまいました。

 大体、デパートという名称が ひどくレトロな印象の自分にとっては、この十何年、わざわざ 意を決していくような場所とは思っていませんでしたので、ほんっとに 久々のデパートめぐりになりました。

 でも 久しぶりに行くと、やっぱり 楽しいですね、いろいろな物があって。
っていうか それで当然なんですけどね、デパート(百貨店)ですから・・。

 なんか クリスマス商戦も初まっていて、キラキラピカピカする物がいっぱいだったので、何の意味もなく 気持ちが浮き立ったのは、どこか 自分が キラキラに弱いとか、ものに浮かされるみたいな・・、そんなレベルの潜在意識に まんまと、あるいは 簡単にに 乗ってしまったからだ とは 自覚しています・・。

 朝、10時半くらいに 逗子の駅で待ち合わせて、到着は 11時過ぎ。そこから てれてれあるきながら あれを見、これを冷やかししながら、まるで おのぼりさんのように、あ あれ おもしろい、へー あんなのあるんだ? あれ、いいねー なんて いいながら、おばさんふたりで 歩きました。

 娘と言っても、当方の年齢からすれば 十分に 子供らは おじさん、おばさんといわれる年齢ですので、連れ立って歩けば、やっぱり 年配のおばさんと ふつうのおばさん連れに見られてると思います。

 買うものは 決めていました。娘が欲しいというクリスマスカードとカレンダー、当方は 化粧品と靴の修理の為の部品、という これっぽっちの物だったのに・・

 おかしいですねー、なぜか 全然関係ないものが 荷物になって 増えていくのですねー・・???
 これが いわゆる デパートマジック。 当方が、デパートを敬遠する理由の大きなひとつでもあります。

 で、ちゃんと ひっかかって、あれこれ さほど必要でもない物を、あれが これに いいでしょ?なんて 誰に言い訳してるんだか・・ いちいち ごたくを並べるように、袋から出して見せたりする自分をむなしく思う、という、これまた 行けばそうなる式のお約束に 陥ったんでした。

 それでも、とりあえず 必要な物は 買えたので、ただただ くたびれはしましたが、娘とも おしゃべりしながら ランチしたり、お茶を飲んだり・・
 ぐずぐず言わずに 付き合ってくれる人がいる というのは いいものだな と 思いました。

 これが、上の娘だと 多分、仕切られて・・ こちらは 言われるままに 連れまわされて さっさと 戻る羽目になろうことは、簡単に予測できましたし、下の娘だったら、なんで これがいいの?とか もう いいじゃん、になって、帰りの電車の中などで、しばらく 声をかけないようにという 釘をさされてしまったことでしょう・・、

 また、上の息子だったら、あれいいんじゃない? お これ いいぞ、こっちにしようよ、とか、これは? とか あっちいってみよう、とか・・ 書いているだけで くたびれてきた・・ そうなるはずで、下の息子だと、なんでもいいよー、すきにしたらー ・・ うー・・・ これも 簡単に想像できてしまふ・・

 ・・そして また これが、タコ氏だったら・・どうするの?これでいいの?次は? 云々・・ 
まぁ これも ある意味、楽に買い物できるということには とおいだろうな・・ と。。 

 それにしても、真ん中の娘が、いろいろ 気遣ってくれつつ いっしょに行ってくれるようになってくれたのは、まずまず ありがたいことと 感謝いたしました。

 

 とにかく、そんな具合で、まずまずの 一日を過ごせたのは 嬉しいことでした。
 まぁ ふたりで 翌日、同じように 寝過ごしたー と 報告しあったりもしましたが・・。

 ほんと、たまには「町まで買い物に」も いいかな なんて おもった一日でした。

 

 

2 デパート その2

  先の デパートに買い物に行った日。

 途中、探し物がみつからなくて 高島屋の化粧品フロアを なんかいか 横切りました。

 しばらく そういう世界とは 行き来がなかったので、まぁ なんだか 珍しい物をみるような、そんな感じで きょろきょろしてしまいましたが、いまどき?の そう言う所では、かつて 同じところで よくあった「声掛け」が ひとつも なかったのは、ちょっと 意外でした。

 こんな仕事をしているくせに、デパートの化粧品売り場のフロアがなんで怖いか というと、やはり ただ 目をそっちに向けた というだけで、美容コンサルタントなる販売員が、ものすごく 愛想のよい笑顔を向けて、いかがですか?お試しになりませんか と、袖引くように コーナーに 連れて行かれそうになるのか、なにしろ 嫌で 怖くて・・、メイクブラシが欲しいと思っていったのに、なぜだか メイクされたり、肌診断をされたり、・・ 断れない自分が悪いにはちがいないけど・・、挙句、なにか 買わないでそこを離れるなど、到底できないような、そんな 気弱な自分をあらわにせざるを得ない状況に陥るのが、なによりも 恐怖だったからではあります。 あとで 後悔しきり、だれにだか 憤慨しきり・・

 ま そんなこんなの先入観がありましたので、そこを 通り過ぎるなど、一体 何事が起こるやら と 思っていましたが、目が合えば にっこりされたり、こんにちは といわれたりはするものの、いきなりの声かけは 一度もありませんでした。

 これは、自分が この仕事に就いたときに、一番 嫌悪していたことについて、各大手化粧品会社のマーケティング担当者と話して なんども 話したことですが(しつこいのはいやだ、と)、おそらく そういうやり方では、もう お客様に振り返ってもらえなくなってきた ということから、別のアプローチ方として、声かけをしなくなったんだろうと思います
  ・・が まぁ べつに 自分が言ったからってわけではないのは、もう じゅーんぶんに 承知しています・・し、なにをいまさら なんだろういうことも よく承知しています。

 とにかく、化粧料の匂いふんぷんたる中を 数回 横切ってきたのであります。

 で、目に付くのは やっぱり 人様のお顔で・・

 ビューティーコンサルタントなる方たちのメイクを ちらちらと 見学させていただきました。

 なかなか 興味深いものが ありましたね。

 好みの問題といえば それっきりなのですが、やはり 自分的には、あまり 作りこまない、素を生かしたメイクの人を 好ましく思ってしまいます。

 で、各 化粧品コーナーに 一人ずつくらいは いるかな と おもいきや、まぁ なかなか そういうメイクには出会わず、やっぱり 塗りこみ 作りこみが 今だに主流なのかな ・・と 思っていたところ、ほんの 数人でしたが、お これは、と おもうような きれいなメイクを見つけました。

 そういう方たちは、お肌が まず 綺麗で、そして よけいな色味を使ってないですね。

 余計な色み というのは 不要な色、ともいいます。これは 個人的な言い方ですが、そういう方たちには、メイクのテクニックがないというのではなくて、いろいろやってみて その色を選んでつかっている、という、ある意味でのマイナスのメイクをなさっておられるのだろうと 推測できます。

 彼女たちのメイクは 素肌の綺麗さを壊さないファンデーションなどの使い方をしていて、眉やアイメイクには、明るさや健康さ、幸せそうなイメージを表せるような色とその使い方を、丁寧にしているのがわかりました。

 そんな人に 目が合って にっこりされて こんにちは といわれるのは、やっぱり 気持ちの良いもので、そういうところでは 通常、そそくさと 不機嫌面で 足早に通り過ぎるところを、つい 此方も笑顔になって 会釈するような、そんな 人を安心させたり、気持ちよくひきつけられるような、そんな雰囲気があったように思います。

 やはり どうせ メイクするなら、きれいだなーで おわってしまったり、わー・・と 驚かれたまま 通り過ぎられたり、ではなくて、暖かさや安心感、穏やかさや好ましい、と思われるような、そんなメイクの方が、ずっと いいんじゃないかな と おもっているので、自分のメイクも どんどん 省くことが 多くなっている 現在のAurea Ovisの メイクではあります。

 ただ そこには ポイントを抑える という、ちょっとした秘訣のようなものがありまして・・、ですから、ただ 手抜きというのではなくて、こことここを こんな風にすると、元気そうに、調子よさそうに見える、ひいては 幸せそうに綺麗に見える・・という そんなメイクです。

 でも、いろんなメイクがありますから、当方のものが 一番いい、とは 言い切れません。いくら こちらで この方には こうした方が と おもっても、その方が そう思えないのなら、それは あわないメイクになりますね。

 ほんとに たまに ああいうところへ 出向くというのも、お勉強になりますね。

 彼女たちの顔は それぞれの化粧品会社のサンプルですから、お客様は、その人たちを見て、判断もするだろうと思えば、やはり どちらかといえば、すごく綺麗なメイクもよいけれど、毎日 メディアに出るような生活でもなければ、できることなら、暖かさの感じられる 幸せなメイクの人を えらぶのではないかな、と

 そんなことを思いながら、キラキラと そこだけが やけに 明るく、ファッショナブル&ゴージャスなフロアを後にしたのでした。

 

 

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