A.O.の散歩道 16

葉山 小道にて

2008年 10月某日

 

神奈川県立近代美術館 葉山館での 『秋野不矩展』を見に行って、帰りの道に選んだのは 

美術館の隣 しおさい公園のむかいにある 小さな路地道

路に入って すぐに

お気に入りの家がある

 

葉山には 瀟洒な家や

かわいらしい家

おしゃれで きれいな家など

見ているだけで楽しい家が

あちこちにあるけれど

 

この家は

初めてみたときから

とても 魅力的だった。

 

実に 「好み」なのである。

 

人様の家なので
あまり 詳しく伝えられないのが残念だが

なにしろ 新しくない

ちょっとだけ 古風

回り近くに 隣近所が無い

庭に 大きな枝を広げた木がある、
それも 張り出し窓のある居間の前にあって
木漏れ日を浴びながら
過ごせる時を持てる。

絶えず季節の花の咲く庭がある

家の屋根の色と 家そのものの形が 好み

道から 少し上がっていて
人の目が 容易に届かない・・

そして

実のなる木が ちゃんと あるのだ・・!

ほんとに 理想的なんだけどなぁ・・ (?)

 

少し先に行くと 道にせり出して  小さなザクロ?が ひしめくようにあった

青い空に あいらしく  そして   秋らしく・・

 

さて

分かれ道

 

玉蔵院裏手の 日のあたる

たまに 温まった墓石の上で
昼寝している猫にあえる

静かな墓地の裏を通る道にでるには

 

こちらの右側を・・

 

 

少し上り坂になっている こちら

左側を行くと

・・・

まだ 知りません

そうだ 行ってみなければ・・!

 

しかし どうやら 人様のお宅、

行き止まりのような・・?

 

取りとめの無い話しをしながら

ぶらぶらと 歩く

 

もちろん 勝手知ったる右手の道を

 

いつも見上げる家

今日は その窓に

なにやら 珍しげな
飾りのようなものを発見

失礼を省みず
撮らせて頂く

引き伸ばして見えた
部屋の天井と
その灯かり・・

昔、母の実家にもあった
つくり

窓ガラスに映る
木々の緑が

まるで 地模様のよう・・

 

カメラの電池がなくなる前の一枚が 下の空き地のススキでよかった

 

真昼の日を浴び、さらさらした風に揺られる 家々の間

空き地のすすきヶ原

 

人気の無いわき道を 久しぶりに通っていたであろう

人もどきのごとき我々など

気に留める価値もなし ・・と おもわれたのかどうか

虫の声が 間断なく 盛んに 聞こえていた

 

 

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