@・ェ・@ A.O.  さんぽみち

桜山(逗子市)の一角を歩く

2004・3・30


 春
 3月最後の日曜日は とてもよく晴れて 
気持ちの良い朝からはじまりました。

桜の開花予報より 自分の勘を信じる遠藤としましては 
この日は 咲き出しの桜を見ることができる と 予想した日でしたので

連れ合いをせっついて 逗子駅をはさんで 
仕事場のある久木の向かい側 
桜山古墳や逗子の郷土資料館のある場所を通る
ちょっとした やまのぼり!に いってみました。

 

急な階段を登ったところにある
『六代御前の墓』

伝説上の旧跡とか・・。

  「六代御前」とは、
かつて隆盛を極めた平家一門
最期の嫡男のことを指します。

  若くて美しい少年六代御前は、
平家追討の手で処刑寸前のところを、
文覚上人のとりなしで一命をとりとめる。

  だが、頼朝の死後に
上人が反逆罪で流刑になると、
六代御前も田越川のほとりで
首を切られたと伝えられています。  
(”逗子市の観光名所”より)

 その大きくて立派なお墓のそばには 
特に 桜があるでもないのですが、
その上を さらに登っていくと

(これが・・ もう やだー というほど 
きつい坂なんです・・)

 
確かに コレだけ登れば 
眺望は良くて当たり前というほど 
ロケーションの良いところに出ます。

   海に向かって手を述べるかのような桜の大木。

 
そして 勿論 私の勘は あたりました!

 地上では それほど花開かずにいる桜が 
ここでは 程よく咲いて なんとも 疲れた身には、
ほっとする慰みではありました。

 

 その

大木の桜の根元から上を見る。


あわやかな

桜色の空が広がって

 その樹の下に立つ者を 

何も聞かずに

そっと 

受け入れてくれている

 

 

 

 

 

 よく見る
ありふれたシチュエーションだが、
どこで 何回見ても 
遠藤は 飽きない。

 どうして こんなにきれいなのか・・ 

と 長い間 眺めては 
首が疲れて 
連れ合いにもんで
治してもらったりする。。

 

 

 

 さて 

 そこからさらに 別ルートをたどっていくと・・・ 

 というか・・ 
 
 「そっち 行けそうかな〜?」
 「なんかいけるんじゃない?」

 なんてわけもわからず 人様の持ち物かも・・なとど思われるようなところもはいりこみながら

 「道があるから いいんじゃない?」

 と ごくごく 軽装の遠藤と これまた 無謀だよ と いえそうな一本場の下駄の連れ合いは、

 「これは散歩と言うより もう 山登りだよー。」

 と ぼやきつつ、
はやく どっかにでないかなー と 前に進んだ

  ・・・・というのが、じつは 本当の話です。   
すみません。

 →と↓の写真は その途中の 勢いよく 見事に咲いた 山桜

 

 

 

この 盛大さが 


たまらない・・

 

 

 

 

当地にお越しの折には、是非 郷土資料館へ先にいらして、リーフレットをもらってから
書いてある通りに 歩いていただいたほうが 
きっと もっと 楽で 楽しくて 有意義なことでしょう・・ と つくづく思います。 

 「あぶないよー」「これさー 落ちたら怪我じゃすまないねー」というようなところを 
ずるっとか ひゃー とか言いながら、
それでも 何だかんだとしているうちに 
気がついたら 郷土資料館のお庭にたどり着いておりました。。  

ああ 久しぶりの平坦な場所の感覚・・!! 

 バスの通るようなところから みえているから と 侮ってはいけません。
登る というからには 
やはりそれなりの用意―たとえば 滑りにくい靴をはくとか、
買い物に行くような格好で行かないとか―を
するべきだということが 身に沁みて分かった日でもありました。 

 

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 郷土資料館には 逗子に縁の文豪達の書物や原稿、手紙やその時代の様子についてなど 詳しい文献や写真などで 分かりやすく知ることができますし、近い過去に発掘された 二つの桜山古墳からの興味深い わりに壊れの少ない出土品などの展示も見ることができます。

 しずかなところにある 徳川最後の将軍の夏の家の別荘とされていたとか言う 遠藤などには 懐かしい日本家屋を上手に利用していますので、お庭から眺める(逗子湾)も そちらから吹いてくる潮風も心地よい よいところです、どうぞ いらしてご覧になってみてくださいね。

 


中央にかすんで見えるのが 江ノ島
左方面は 葉山へ・・、右に見える海に突き出したところを向こうへ回ると 鎌倉になる。
突き出した部分には デートスポットにもなっている 綺麗に作られた大崎公園がある。

 

さて そろそろ戻りましょうか・・

途中 あちこちに 咲く 山桜

この桜の白は ほんとうに 綺麗で 遠藤は すごく 好きです。。

 

 

 

  平地に近づくころには 少々 気楽になっていて、
四方を見渡す余裕も あったようです。

 → 桜の季節にもかかわらず 
木々のそよぎや吹く風の中には
 ふと 初夏を思わせるような 
そんな色合いも 感じられました。

 あさいみどりが ういういしい・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ← 連れ合いが どうしても撮りたいといってカメラに収めたぜんまい。
  右隣に小さい者を従え、しだの葉に囲まれて 鎮座ましましているようだ。

 

 

 

 

  もう すっかり 山をおりきったところに、徳富蘆花を記念する公園があって、
お弁当を広げているカップルや、小さな子供をあそばせたり 犬の散歩をしたり・・・、
  大して広くもないところですが、真っ白な花を 空に向かって咲かせている木や 
ぐるりを なんと言う名前なのか ラベンダー色の花が囲んでいるところもありました。

 

 

なんでも いつでも そうなのですが・・

どうしても 我々には 計画性 というものを持つことが難しく

毎度の事ながら 思いつき(行き当たりばったりともいいますね)で行動するので

かなり 大まか 適当(たまに いい加減・・)な記憶を元に

こういうものを作ることになってしまっています。

 

写真と言うのは ありがたいもので・・
見ることで 薄れた記憶を いくらかでも 引き寄せてくれるところがあって
それがなければ 遠藤などは たいそういい加減な??やつ ということになります。 

 

よる年波で 記憶も曖昧になりつつありますが

なのに なぜか 桜のことだけは・・ 一年中 頭から離れないと言う

少々 エゴイスティックな人間の書いた 散歩道、 

お楽しみいただければ 幸いです。

 

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