A.O.の散歩道 15 晩春の夕暮れの海へ 2008年4月末 葉山公園〜一色海岸 もう一枚 あったほうがいいかな と 思いながらも そのままで・・ 新しい 黄色い鼻緒の下駄を履いて 日傘を差して 出かけます。 あ 勿論 タコ氏は いつもの格好(雪駄に作務衣)です。 道の途中に 群れて咲くのは 小ぶりのサツキ かわいいこと このうえなし です。 なんとなく 七五三の子供たち なんとなく 幼稚園の新入園児たち なんとなく 生後 3〜4ヶ月の赤ちゃんたち なんとなく 沢山の幸福そうな笑い声 晴れやかで浮き立った心模様 でも 本当は・・ 本当は もっと すごく いいものを 向こうに隠すための 目 く ら ま し ?
ね かわいいでしょ?
新しい緑も 小さく顔をのぞかせて・・ ほんとに かわいい! こんなちいさなコサージュ あったらいいな・・ 道の途中で ひっかかるのは しょっちゅうだけど まずは このくらいで さきをいそぎましょう と 歩き出したら・・ 坂の途中で 出会ってしまった・・ 背のすらりと伸びた ぼたん桜のみなさま 青空色を背景に 夢みたい だね
まるで 小さなふわふわのポンポンが 一杯集まったみたい。 きれいで かわいいなんて ずるいな・・ そんなこんなをしていたら すっかり 日が傾いて・・ 今日の 海は めったに無いくらいの静けさ。 「そっと」 というかんじの 海でした。 日が雲に薄く遮られて 天使のはしごも みえるかみえないか・・ 写真 右の水平線の上の淡いグレーの島影は 江ノ島。
葉山公園から 一色海岸の海を眺める それぞれ 二匹ずつの犬の散歩をする男女 二組。 あとから追いついてきたのは おなかの大きな若い女性。
打ち寄せる波の音さえも ひそやかで この 光の故の ささやきのよう・・
砂浜を歩きながら 拾った石たちとともに 波打ち際を歩いていていたら 面白い”跡”を発見。 なにかな? 波が そこだけ スカラップ模様になっていました。
今日は・・ しずかな 静かな 海でした。
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