A.O.の散歩道 8 
04/09/19 sun.

法性寺から竹寺の報告寺へ 2  

〜雑木林のある公園から報告寺への巡礼古道へ〜

 

山道を抜け切る少し前に うっそうとした木々の群れの中の道の左手に、
先の台風でやられたのであろう
まだ 傷跡も生々しく 崖の途中の大木が ざっくりと裂けていた。

自然の威力と脅威を こんなところでも 目にして 遠藤は
あの嵐の日に ここへ来ていたら すごいものが見られただろうに・・なんて
ちょいと 不謹慎なことを思ったりしてしまった。

ちなみに このそれぞれの枝は ずっと長くて、その先は 下に落ちきらず
細い木たちが 懸命に 支えていた。 もう一回でも 大風が吹いたら もろともだろう・・

 

←自然科学専攻のタコ氏は、
昆虫大好きなので、
すぐに小さな生き物を見つけ、
何かというとカメラに収める。

大きなスズメバチが2匹、
途方に暮れたように 
あてどなく木の幹を上下していた。 

羽が一枚しかない一匹を見て
『もう一匹は、羽のないのを
見かねてたちさりかねているんだ』
と・・ちょっと しんみり。


すぐそばの小さなため池には
めだかやアメンボ、しおからトンボや
ちいさなしじみ蝶などが そちこちにいる

まっかな赤とんぼが一匹
風にゆられて 夢見ごこちの様子・・

 

そして ひろ〜い公園へ・・

休日でも まだ 朝が早かったせいか、人もまばらで、
小学生くらいの女の子がふたり、犬の散歩をかねて 遊んでいました。

 

あとから 小さな男の子を二人連れた 若いお父さんが
キャッチポールをするのか 用具を持って やってきてもいましたね。

とても ひろくて 端には テーブルとベンチが日除けの中に いくつかあって
よく ご年配のおば様方や小さい子供達を連れた若いお母さん達が
お弁当を広げて のんびりと 楽しげに くつろぐ姿を見かけます。

 

ご案内しますよ、いらっしゃりたい方。
お弁当を広げながら 子供を好きにさせることができるってのは いいですねー。
ちょっとした クローバーの斜面があって よく 子供が滑って遊んでいます。

その斜面の上から 広場を撮りました。

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公園を抜け切って出た すぐの道路わきに、
巡礼古道とかいたプレートを見ることができます。

 ここから 奥の山へ入っていきます。

 後から見たら この道での写真が 
ここと 次の2枚しかないのです・・。


  あまりに 分かりそうで分からない分かれ道などがあって・・、
どっちかなー、こっちだよ、そうだろうけど・・、
なんて 思案しつつ歩いた結果の
少ない写真というわけです。 

それに・・・、道 結構 急で怖いです。。

あ、今回 遠藤は、ちゃんとバッシューはいていきましたよ。
タコ氏は一本歯の下駄をはいてくればよかった・・
と後悔しつつ、ずっと仕方ナシの雪駄でしたけどね。

 

 の石段をおりてふりかえると、
大木の根がどこへ行ったかと思うほど 
ざっくりと岩が削れていて、
雨宿りなどができるほどのくぼみになっていた。

 山道をたどりながら、

「昔の人もこうやってあるいたんだねー」
「たいへんだっただろうね〜、」
「今より もっと すごい道だったんだろうものね・・・」

 もしかしたら 日暮れた頃にこのあたりを歩いていた巡礼者が、
ここで やすんだのかも知れない。。。

 

 

 ここから先が また なんとも急にして 細い道で、
崩落注意の札書きなんかが立てられているようなところ。

もうそろそろ 人家らしきものが見えているというのに なかなか 先に進まないようで、
このあたりから 遠藤は徐々に不機嫌に傾きつつあり、
タコ氏としては、頼むから 道が違っていないでくれ と願いつつ、
また 遠藤のその気分を刺激しない程度の会話をかわしつつ
(このあたり やっと慣れてきましたねー・・)、
山道から 突如 アスファルトの道へ出ました。

 で・・?どうするの? ここじゃないよ 
と 空腹ゆえに仏頂面になりつつある遠藤を連れて、
なんとか 食べ物のあるところへ行こうとするタコ氏でしたが、

ふと 道の横を見ると・・

 

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