シンデレラコーナー  No.10  

Ms.Ogikawa

 2002年1月8日〜  at  Aurea Ovis

=ベーシック メイクアップ セミナー= 

1回目  「基本のプロポーションを知る」

 

            

  左側 メイク前 
 

 なんとも キュートな方です。私は どちらかというと 見た目よりも その方の性質とか 人柄のイメージのほうが 言葉になりやすいのですが、Ms.Ogikawaは 一緒にいて楽しいし、可愛らしい・・、もちろん お顔立ちも かなりはっきりとした傾きをお持ちですから、人目を引く美人だと思います。お顔の凹凸がはっきりしていて しっかりした骨格です。
 
 こういう方は 一般的日本人向けメイクが どうにも似合わないため、そんなこと気にしなくてもいいのに 結構 それで落ち込まれて メイクから遠ざかる方が時折いらっしゃるのですが、どうもこの方も そのうちのお一人だったようです。

 今回は ベーシックメイクアップセミナー(全4回講座)を お選び頂きましたので、それぞれのテーマに添って ご紹介していきます。  とても お体が冷えやすいため、少々 血液循環や肌のくすみなど 気になっていましたが、メイク前に 軽くエステをしていただきましたので、メイクも良い状態で 仕上げることができました。

 右側 メイク後 (1回目 基本のプロポーションを知る)  

 基本的なメイクアップについて学ぶ1回目

 まずは お顔をどう捕らえるか、というところから始めます。
いわゆる 理想的配置といわれる 眉、目、鼻、口の所在関係とその対比関係を知り、その後 ご自分のお顔については では どうなのだろう?と 見ていきます。そして 1回目の今日は 基本プロポーションですから その理想的な関係と同じ配分を目指して、それぞれの位置の修正をしていきます。

 Ms.Ogikawaの場合などは 特にそうなのですが、独特の個性や お持ちの良さなどが作用して、こうしたものさしで 測りきれないのです。ですから ちょっと テーマからはそれたのですが、お仕事柄 ”人に安心感を与えるメイク”という意味では 本プロポーションメイク=好感度メイクということで 実習いたしました。
 
 これだけ個性的ですと、下手なメイクは やけにけばけばしくなったり、鼻に付くようなものになってしまいがちですので、色も形も 温かみのあるものや 曲線を意識したライン作りなどを目指してみました。

 @眉は 左右見比べてみてください、少々 右側のほうが もともとの形より外側から始められています眉間の幅を広げてあるんですね。眉の間が狭まると 一般的に キツさや緊張を高めるといわれていますので ほんの少々で結構です、眉頭の色を抜くようになさると 広がりを感じさせることができます。形は なだらかに この場合は あまり角も持たせずに もともとの眉のままにちかく 仕上げました。

 Aアイメイクは ご自分でお持ちくださった色を使って やってみました。今回は 基本的なことをマスターしますので 形の変化は 後回しにして、お顔の構造をかんがみての色の乗せ方と配分の仕方に 重点をおきました。この辺りは 本当に 個人差の現われるところですね。

 B口紅は最後、唇中央にグロスを入れて 優しげな色を強調します。チークもあっさりと 血色良く見えるかな 程度にしてあります。

 C前後しますが 肌作りも 健康そうに見える ということを 第一にします。



2回目  「セクシークール

 

       

         セクシーメイク                 クールメイク   

 相変わらずの 写真べたで 本当に 申し訳なく 冷や汗の出る思いでおりますことを まず 申します。
しかし 綺麗な人です・・。でも 本当に 面白い人で いつも 笑いが絶えません。 楽しいですよ。


 * セクシーメイク
セクシーといいますと なにやら怪しげな雰囲気を連想するのが 日本人。本来の意味はそうではなくて、その性の強調を言います。ですから 男性にも 勿論使う言葉ですし、よく 私も外国籍の同性の友人から 「きょうは すごくセクシーね。」なんて 言われたり言ったりしました。女性なら 『その人が 女性であることを賛美・感嘆できる雰囲気をもっている』 ということです。

 肌は 多少白めを選んでいます。が 白すぎないように・・!左右の写真の眉を見ていただければ分かりますが、セクシーメイクのほうは 角をつけずに滑らかに 裾を引くつもりで仕上げてあります。

 目元は 普段使わないというブルー(光沢のある 延びのよい質感のもの)のグラデーションマスカラもブルーです。睫毛が濃く 長くて美しい。カラーマスカラが 映えますね。

 チークは 広めに入れてあります。淡く やわらかく ほぅっとため息の出るように 頬骨をかするような感じでつけ始め、こめかみに向かって ふわっと フェードアウトさせます。

 口紅。ここはなまめかしく、その人の 体温を感じるような スキンベージュを使い、下唇中央に あっさりとグロスを入れてあります。髪も上げて 首筋を見せましょう。

 いやらしさのない 健康的なセクシーさを 当たり前に見せたかったのです。

 

 * クールメイク
 クール=冷たい ではないんですよ、英語圏の人たちは ”かっこいい!”と言う意味で使いますよね。

 まず 肌作りですが この写真では ちょっと 生白くなってしまっていますが、赤身を抑えて 自然な肌色に近く作ってあります。

 ですが、眉山できちんと角を取り、眉尻は早めに 引き上げて描きます。色は 多少 意識して グレー系を使いました。

 アイメイクはブルー系ですが 先のセクシーと違って さわやかな明るいブルーを使います。

 マスカラは黒か茶がよいかと思います。

 チークは 血液の色に近い 練のコーラルレッドを すっといれ きりりとした感じを出します。

 口紅は マットで主張を抑えた赤。きちんと ラインを取って描きましょう。
 
 なにをしたかったかといいますと、この方は アロマテラピーの講師もなさるので そのときにも 使えるメイクをということで 例えば 地味であったり 色味を抑えた服装でも お顔にきちんとした印象を与えるためのメイクをしたいと思ったのです。

 はきはきとして 頼れるかんじの かっこいい先生に 見えませんか?


3回目 「ギャルソンヌ & フェミニン

 

         

            ギャルソンヌ                  フェミニン

 * ギャルソンヌ 
 これは ギャルソン(少年のことですね。)その女性バージョンになります。この辺りのほうが 実際の彼女に近いイメージだと 私は 思っています。すごく素直な感じでしょう?
  ご本人も かなり お気に入りのご様子でした。

 
 この肌作りは 今までのやり方と 少し違います。

 スキンケアの後 メイクアップベース(化粧下地)をきちんとつけた後、T―ゾーン、目の下の頬のふくらみ部分、下唇の下のくぼみ部分に それぞれ ハイライトとして あかるめのコンシーラーを うすく伸ばします。そして 気になる部分のみを 濃い目のコンシーラーで できるだけ丁寧ににカバーしてください。後は かるくお粉(フェイスアップパウダー)で抑えた後、大き目のブラシで刷き均します。

 は ご自分のものがきちんと生えそろっていますので こういう場合のこのメイクでは 殆ど 眉を描きません。自然な感じに 眉ブラシで整えた後 色味の足りないところだけ 軽く 地毛に近い色を足します。

 アイメイクは アイシャドウカラーを使わず 上はラインの必要がなければ 黒のマスカラのみ、物足りなければ ペンシルタイプのアイライナーで 出来るだけ細く 描いてください。
  ただ 下の部分は ちょっと 色を入れます。この場合は この方がお持ちになっているアイシャドウのグレー系に藍色を混ぜて、ブルーグレーを作り、下の睫毛の生え際に沿って 細筆で ラインを作ります

  これは その人の 瞳の色や 肌の色で色を造り分けます。その人の持っている色を強調するような 独自の色を作りましょう。マスカラは 上と同じです。

 チークは テラコッタレッド、少々日に焼けた感じをもくろみました。

 口紅は なし
心配なら 無色のリップクリームをつけてください。そして唇中央に グロスを落とします。

 どうですか?産毛のあるような頬、まだ 何度もキスなんかしていないような唇、なにより まっすぐな視線が 何の懸念も無くて、 私など 「かわいくて いいな・・。」と おもってしまうのです・・。 

 ヘアは ストレートさを生かしましたが、前髪額の立ち上がりは 多少 ムースで クセ付けをし、左サイドは 耳にかけて お顔を出すようにしています。

 * フェミニン
 これは 女性性というか、たおやかさとか 女性の持つ あらゆる雰囲気のなかから その人にしかない 暖かなイメージを 表に出そうというつもりで 私は いつも このメイクを考えています。

 は 先のギャルソンヌからの続きでしたので、目元と口紅を落とした後、全体に チークブラシでパウダーファンデーションを 満遍なく刷き伸ばして つけます。

 眉は ここに来るまで はやしっぱなしにしておいて頂いて このとき デザイニングカットしました。美しいラインに仕上がっていると思います。こうなりますと 殆ど アイブローも必要ないようですが、色の足りないところへ濃い目のブラウンを ほんの陰付けていどに足してあります。

 眉を含むアイメイクは 下の写真を参考にご覧下さい。きれいでしょう?

 アイメイクです。
  こういう色は 若いときしかつけない といわれますが、でも 大人の甘やかさを出すためにも こうしたピンク系の色相分配は 良いものだと 私は 思っています。ちっとも 子供っぽくないでしょう? 

 全体には 明るめの多少光る素材のあるスキンベージュを 幅広く 目元いっぱいにいれ、アイホール内に 光るピンクと もう一色、強めのピンクを重ねて入れます。
 睫毛の生え際には ダークなブルーグレーを、細く入れた黒のリキッドアイライナーの上に重ねて 強い視線を和らげます。

 マスカラは ワインレッド。目幅より 外側に向かってを 意識してたっぷりつけます。
 
 チークはローズ系の渋い色を持ってきています。ほとんど それとわからないくらいの量を 頬中央から 円を描くように すこしずづ広げて はだになじませます。

 は インウイ ザ・リップス(リップパレット@)の上から2番目の色。ダーティーローズ(遠藤命名)を 綺麗につけています。

 ヘアアレンジは 前頭部、登頂部分 そして サイドの上の部分に カーラーを軽く撒きつけ、メイクの後 手でほぐして、ムースで 立ち上がりをつけてあります。

 その人を知ると メイクの幅が どんどん広がっていきます。
 もっと もっと いろんなメイクをして 自分の知らなかった自分と出会って欲しいと いつも どんな方にも思います。 なにより 彼女に限らず こうして 自分の思いがけない美しさや ”かっこいい”所を見ることで 「幸せで自信のある表情」が 表に現われ出てくる、そのことのほうに 私は 毎回 驚かされているのです。


    4回目 「パーソナルなテーマによるメイクアップ」

                     最終回。
  遠いところから大変熱心に きちんと成果をおだしになりつつ、学ぶ意欲充分に通われたこの講座でした。

 毎回 前回のおさらいメイクを 必ず なさって おいでくださいました。これは とても 大事なことです。 

 いかがでしょうか・・?  
 凛としつつ 落ち着いて しなやかな感じがしませんか?
 
 このかたとは合計4回のお付き合いで、遠くからお越しでしたので 毎回 いっしょにお昼を頂きながら いろいろお話しをうかがったり、聞いていただいたりして、それもとってもメイクをするのに 糧となったことでもありました。 

 私の長男が この最終日に仕事が休みだったこともあり、駅までお迎えにあがり、出たり入ったりしながら、仕上げまで一緒にいたのですが、「確かに綺麗な人だけれど すごく素敵な人だよね。」というように そのお人柄が なんとも 親しみのある 温かな方でした。

 このメイクは その日着ていらしたものに合うように というのが お望みでした。

 こういう はっきりした色をお顔の近くにまで持ってくるとき、特に彼女のように お顔立ちが かなりくっきりしているような場合は、むりやり色味でメイクすることは避けて、その雰囲気・・青をきた彼女が どう見えるか、例えば 顔色は悪く見えないか、寂しげにならないか、冷たい感じはしないか、やせすぎて見えないか、ひかえめすぎるようにはみえないか、あるいは 主張が強すぎないか 高貴な感じになり過ぎないか、人を寄せ付けない感じにはならないだろうか・・などなど―を意識しつつ、彼女の持ち味である 賢さや芯の通った考えをもっている女性としての美しさなどを、肌の色味や艶、ラインなどで表現しようとしたほうが良いと思います。

 先のメイクの目元です。

 殆ど色のない状態、グロス的なものをつけて つややかな皮膚のイメージを強調します。
  それにしても きりりと美しい・・。

 は ご自分の眉に 多少の色を入れ 短めの眉尻で仕上げます。

 唇は 温かみのあるスモーキーピンク、ハーフマットです。 

                 こちらが 本当の ラストメイクです。


 わたしが 自分で思っている彼女のイメージを意識して メイクいたしました。
 
まったく・・、お客様のほうで メイクのテクニックがどんどん あがっていくというのに、遠藤の写真の技術不足は 一向 上達の気配を見せません。 
 これでは せっかくの 先のメイクとの違いが分かりませんよね。
 申し訳ありません!!

 目指したのは ギャルソンヌっぽさと クールメイクをあわせたようなもの。それに この方の持つ 異国風の情緒的な雰囲気をも あわせて見せたいな・・と 考えたものです。

なにをどうしたというより、例えば次のイメージフォト風の絵のような写真を見ていただけくほうが その人にあったメイクというものが いったいなものであるか お分かりいただけるのではないかと思ます。

 美しい 骨格をお持ちです。
 
 メイクアップというものは その骨格が基礎になり その肌が基調になります。

 今現在の ここまでのメイクのやり方を、おそらく ごらんいただいている方のなかには お顔中心に思っておられる方も多いかと思いますが、そして こまかな それぞれの部分に対する テクニック的なノウハウの 上手下手を言うように思われることもあるかと 思いますが・・、

 それは 違います と 申し上げておきましょう。

 本来の私の目指すメイクは 「その方の存在感を強調する」ためのもので、もちろん 各パーツにおいての確かなテクニックは求められますが、でも それが出来たから では 美しいか というとそうではなくて、もともと その方がお持ちであって しかも 埋もれたままの光る部分とか ご自身ではマイナスだと思っておられる 実は大変個性的な美しさやプラスのイメージを表せる部分を 際立たせて、よりその存在を確かなものとして 高めていくこと、そしてその発見を喜んで受け入れること に目的があるのです。 

 彼女のように 何の悩みもないように見える 恵まれたお顔立ちで 傍から見れば うらやましいばかりのような方ですら、それなりの ご不満や お悩みを抱えていらっしゃる方は結構 おいでになられるようです。 「心配しないで下さい。あなたは 本当に 素敵で綺麗ですよ。」


 美しい目元を 温かみのある 優しいパープル系のアイメイクで 仕上げました。 

  メイクアップというものは 例えば”光りがあたる、そのとき どう見えるのか、その人にとって一番美しく見えるか、とか顔の上に陰が出来た時、そのかげによって また違ったイメージを 感じさせるような結果をも想定してするもの”・・・と私は思っています・・。

 彼女など こうして伏目になっているとき、目を上げた時、笑った時、真剣な目つきになったときなど、同じメイクであってしても それぞれに あれあれ・・と 思える、表情をアクセントづけ効果を 実によく表せるモデルさんでもありました。

 そう ごらんいただけないのは 遠藤の撮影技術の無さですので どうぞ その辺り誤解のないよう よろしくご理解いただければ 幸いです。すみません・・・。  


 以上 3回目以降、私がいきなり忙しくなりまして、全4回を 先月中に終了しているにもかかわらず こうしてお目にかけることが大分遅れましたことを お詫びいたします。申し訳ありませんでした。お気づきの方は (皆さん するどいので あえて隠さずに申し上げてしまいますが) そうなんです。実は 最後のほうになるほど 頭の中の記憶が混乱していて はっきりとした具体的な説明が出来なかったんです。申し訳ないとこころから思っております。すみません。 

 曖昧な記憶にあってでさえ でも そのかたの美しい部分、引き出したいと願って行なったこと というのは忘れないものなのだな・・と 改めて感じ入りました。 



 ひとは 美しい存在です。
美しさって なんだと思いますか? そのかたの 存在をしかとかんじられること、その感触の暖かさや息遣いを当たり前に感じられること、そのかたの生き方の現われを 何かの拍子にふと 感じられること・・、 
 私は そんなことが美しさというものに 深くかかわっているのではないか と思います。

 今回 Mis.Ogikawaのお相手をさせていただきながら 彼女の生きてきたこれまでが含まれて今の彼女が在ることを、毎回お肌に触れるたびに思い、それをこそ、嬉しく思っていたことを ここで告白しておきます。 
 

 Mis.Ogikawa! どうぞお元気でいらしてください。本当に全4回、とても楽しいセミナーでした。

 あなたにあえて とても嬉しいです。 幸せでいようとなさってくださいね。
 あなたには そのための能力(ちから)があるんですよ。 

 また いつか お相手できますよう願っています。

 ありがとうございました。

                                 2002.2.22 セミナー終了

 

 



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