ひつじ小屋だより 100

ひつじ小屋の風景 90

平和であるために


みんな だいすき・・!

考えるひつじ

まわりを見れば・・
SUSHI 栗林

ちまたの話
子離れのとき

メイクアップ
心優しいメイクで

愛すること 49
私たちの課題

キレイをおいしく!
蒸し野菜のサラダ

ひつじ小屋の日々
連れ合いに感謝

編集後記

発行日 2009年2月5日  発行人 遠藤由美子

ひつじ小屋の風景 90

平和であるために

 ここに毎日新聞大阪の夕刊「今、平和を語る」という9月のコラムの切抜きがあります。

 その中にジャーナリストの むの・たけじさんのインタビューがあり、人類の歴史なんて戦争の繰り返しですね、というインタビュアーに こう答えています。

 『いや、それはまったく違います。人類が誕生して700万年ですが、戦争を始めたのは六、七千年前からなので、ほんの先ごろなのです。
  というのは当初、人間は狩猟採取の生活をしていた。自然の与えてくれる恵みが生活の糧です。だから平均寿命は30年くらいだった。そして何より怖かったのはトラやオオカミやライオンという肉食獣が人間の周りに多くいたことでしょう。
  油断すると群をなして襲ってくるのだから、家族や仲間が食いつぶされないためにも、互いに協力し合って肉食獣に立ち向かわねばならなかった。戦争なんかやっている場合ではなかったんです。』

 戦争を始めたのが6〜7000年前あたりからといわれても、それが古いかどうかを実感できてはいないのですが、あまりに卑近な例ではありますが、生活に追われていると 人と言いあったり、忙しい以上の面倒くさいことなどをする余裕がまず考えられなくて、ソレよりはなんとか協調して うまく行かないものでも 何とかできるようならそうしようとするのは、実際自分にもあった経験なので この話は納得できます。
 まぁ、自分のちょっとした過去と戦争を一緒に考えるというのもなんですが・・

 むのさんはさらに、人類の歴史が変わったのは約1万年前で、農耕が始まってから。『食べ物を自然から得るだけでなく、自分たちで作れるようになった。やがて食べても余るようになり、余るとためた。で、富ができる。富は権力をうみ、権力を持った連中は国をつくった。国はあちこちにできた。物持ちの欲望はふくらみもっと分捕ろうとする、それから戦争が始まった。』と言って、今まで続いた戦争だって結局は、「権力をバックにした経済の矛盾を解決するために物をさばける状態をつくらんがため」にしたのが、一番手っ取り早い戦争なのだと言います。

 そして、これからの私たちの課題として『戦争をやりたくてもやれないような世の中の仕組みを作ること』を提唱、そのために必要なのは「人の生き方を変える」ことに尽きる という答えにいたったと語っています。

 『平和を求めるではなく、人類が平和主義者として生きることです。
だって、もともとはそうだったんだから。いかにして食われないかの中で、死にものぐるいで力をあわせた。その遺伝子が人類にはある。いちばん有害でいけないのは、私たちが自己卑下してあきらめることです。
 希望はある、絶望の中にある
、私はそう確信しています。』

 

 1940年に中国に行ったむのさんは、かの国の人々が子供や青年を大事にし、どんな状態にあっても教育だけはと子供らを守っているのを見て、そんな人たちを打ち負かす力は日本にはないと感じ、日本は侵略をしたことを詫びて戦争をやめるべきだという認識を持ったにもかかわらず、回りの状況に流され巻き込まれて、そんなこととても言い出せなかった と。

  『新聞記者が自己規制して仲間同士で自分を縛り付けて、やるべきことが何かわかっていても、やらないようにもっていった、これが戦争です。戦争は絶対に許されない、万悪の根源だが、それを新聞に書けなかった。』と 今も後悔しているとのことでした。
 
 戦争は、簡単に人を変えてしまうのだということは容易に想像できます。皆がおなじことを言っているというのに、自分だけがまとも(そう)なことを言えば、どんな仕打ちを受けるか知れない、それは自分だけにはとどまらないとなったら・・。誰だってすることは同じかもしれません。それでも、それでも!一人であっても戦争は悪だと言い続ける者がいなくてはなりません。

 この世から戦争をなくそうなんてことは、とっても出来そうに無いことをいう理想を語るようなものではないか、そのためにジャーナリストができることはあるのだろうか・・、という問いかけにむのさんは言います。

 『ジャーナルは一日一日の出来事を克明に記録することで、イズムはそれを継続して、ひとつの思想をつくることです。
  新聞でいえば、それは何のためかと考えると、人を不幸せにすることは二度と起きないようにする。人間に喜びを与えることは増やして育てていく。そのためのイズムをジャーナルにくっつけてジャーナリズム活動をしていく。』
 『なぜそれが起きたか、どうなったか、どうなるのか。これがジャーナリズムですが、今はこんなことがありましたという、単なるトピックスだけになっているのではないか。』

 これは新聞記者、ジャーナリストにむけての意見ですが、実は私はこういうことはできるだけ多くの人がしていくことでもあるのではないかと考えています。
 毎日の情勢、自分の生活(今日はこんなことがあったというトピックの羅列ではない日々の記録)や世の中の動きを自分の生活レベルで感じ取っていくことができれば、時々、この流れはどこへ・・?と考えたり、危険な匂いをより敏感に感じ取ったり、それはおかしいとはっきり認識できたり、間違っていることやあってはならないことについて、言葉にし情報として人と共有できるだけのものを自分で持つことが出来ていくのではないかと考えます。

 むのさんは『ジャーナリストとして私の根底にあるものはたった一つ、この世から戦争をなくしたい、なくさねばならないという命がけの志です。』と締めくくっていますが、それはとんでもなく壮大な理想を言うのではなく、当時何もしてやれずに失った小さなお嬢さんの命を悼む、人としての切なる願いの飽くなき追求ともいえるのでは と思いました。

 言葉は曖昧ですが、前ローマ法王の日本来日時の『平和とは水鳥が水面にいるその下で常に水をかいているように、私たちも日々平和であるために善を選び続けてこそ得られるもの。』と聞き覚えている言葉を「ひつじ小屋だより100号」の最後に記します。

 

 

蝋梅とはよく言ったもの

蜜蝋でこの花を作ったのは

だれだろう

 

B-Note X

 

 

 考えるひつじ 
   まわりを見れば・・ SUSHI「栗林」

 実家近くのすし屋「栗林」。新鮮なネタと連れ合いの言った「人柄の見える心のこもった味」は、戴くいちいちをおいしいと言えるのが正直に嬉しい。
 「栗林」の店長は女性で、若いときから厳しい修行を積んで現在の店を立ち上げ、今年9年目を迎えたとのこと。仕事振りは静かで淡々としている。 これが 良い。 

 彼女は、当方の引きこもりの娘の子供のころの友人の妹に当たり、お店を開いたことは知っていたが、当時、こちらはただ仕事と生活に追われるばかりで 表から店を見に行くということすら頭に思い浮かばずにいた。 
  店内は若い人らしく飾っていて、すし屋?と思う向きもあるかもしれないが、自分も連れ合いも ただただおいしく戴くばかりで、そういえばというくらいにしか感じなかった。 

 昨今は人員削減によって日々職を失う人たちが増え続けてるそんな時代にあって、店を構えて継続させることの大変さがとてもよく分かるだけに、手に職を持って生きようとする潔さに感じ入ってしまった。
  元気に彼女を支える母上の懐かしい明るい声での会話もまた楽しかった。早朝から遅くまでときつい仕事でもあろうけれど、努めただけのものはしっかり反映されているように思った。
  鬱々としたこの時代、霧中の灯を見たような思いがした。

ちまたの話
子離れのとき

箱を空けたら昔集めたものがたくさん。

永田萌さんのイラストを
くしゃくしゃにした包み紙を使って作った
額縁もどきで囲い
荷物用の紙紐を絡めて 掛けてみました。

・ ある方に「お子さんが沢山だといろいろなこともたくさん起こって大変ですね。」といわれましたが、はい、確かに・・です。
  なにしろこんな親の子供たちなので、いわゆる世間並みの軌道からは外れまくっています。

・ そして、またこちらをなぞったように、次から次へとトラブルが。それもそれぞれのお相手もあってのことで、ヘタなドラマなどより面白い?です・・。

・ しかし、どうであろうともうそれぞれが一人前ですから、そしてこんな親は何の役にも立ちませんから、見守る以外することはありません。

・ 全員体だけは大きめにしておきましたし、必要最低限のことは伝授したと思っていますので、あとはどうぞ元気でやってください。なにをしててもいい、持っているものを人様のお役に立てて、笑顔でいれば、と願っています。

   メイクアップ   心優しいメイク

 以前、メイクの先生のお一人が、化粧の未来には、それをつけると願いどおりになるという究極があると思う、と言われ、ソレを聞いた私たちは「まさかねぇ」というのと「そうだったらすごいね」という思いでどよめいたものでした。

  当節のメイクなどはその途中経過なのでしょうか。誰であろうとそのメイクをするとそのような肌になるというファンデーションやアイメイクの方法やそれらを可能にするアイテムが開発製造され、売れ行きも好調とのこと。 

  自分の目指すメイクなどが世の中のそれとは違うと実感はするものの、それをどうやって表したものかとしばし悩んでいたのですが、この頃はそれはもうどうでもよくなりました。 

 その人にとっての「良いメイク」をしたい、そのメイクでその人の心が優しくなって、その人が身近な人に優しくなれれば・・と、「メイクした」ことがその人とその回りにも影響するような、そんなメイクを心がけたいと思えるようになりました。
  その人だけがきれいでは、回りから浮くばかり。一人できれいを満喫したいならそれでもいいけれど、メイクアップはコミュニケーションツールの一つと考えるので、それはしない。 

 メイクの効用がその人だけに留まらない、そんなメイクを これからはさせていただこうと思っています。

愛すること 49

♪ 今月は、恩師の3回忌があります。先日出版された恩師の語録を集めた本、「幸せになる義務」を読まれた方から「あなた方は幸せだ。こんなに素晴らしい方を師と仰ぎ、そのご指導をいただけたのだから。」といわれました。

♪ 先月末に行われた、語録作成委員会の解散会で、隣に座られた先輩が「私たちはソレが当たり前だったけれど、よくよく考えてみれば、恩師と一緒に過ごす時間をいただけたということは、本当にありえないような幸いだったのよね。だけどそれが当時はまったく分からなかったのよ。」と言われ、ソレを受けて、別の先輩は「そうなんだよ。今この時代の若者たちに、恩師のような存在がどこにもいないというのが、実に残念だと思う。」といっておられました。

♪ さて、それほどのものを戴ききった「私たち」。さぁ、コレからどうしたらよいものか・・、解散会は恩師の私たちへの思いとその先に気付きという新たな問題提起の会となりました。

キレイをおいしく!
蒸し野菜のサラダ

材料:キャベツ 4〜5枚、ツナ缶 1個、人参、ピーマン冷凍ハッシュドポテト 3枚、玉ねぎなど好きな野菜 適宜、塩・こしょう、好きなドレッシングなど

作り方:1 キャベツはザクザクと刻み、他の野菜も食べやすい形や大きさに刻む。冷凍ハッシュドポテトは電子レンジで温めておく。

 ボウルにキャベツとポテトをいれ、ツナ缶を開けて混ぜ、ドレッシングをふりかけ混ぜておく。

 刻んだ野菜は全部、油を引かない鍋に入れ、酒と水を半々くらいに100ccくらい入れ、ふたをして蒸す。

4 3が蒸しあがったら塩・こしょうなどで味付けし、2にくわえて、マヨネーズなどを入れ良くかき混ぜる。 

 仕上げはバジルの粉末を振り掛けました。色合いもキレイだし、おいしいし腹持ちも良いし、スナック気分で野菜もたっぷり摂れます。朝遅い日のブランチにもいいですね。
  ホールウィートマフィンブロッコリースープとね

ひつじ小屋の日々

◆ 連れ合いの仕事は、パソコンに関することなら何でもというもので、ご指導からメンテナンス、パソコン選びは勿論のこと、業者とのやり取りや面倒な手続きなども・・一手に引き受けるというもの。

◆ 先日、引きこもりの娘の社会参加への一役を最初にかった彼女のパソコンの具合が大分良くない状態になってしまって、連れ合いが半日かけてなんとかしたのですが、この度の作業は ひとつひとつのトラブルを検証していくという地道にして 手間や時間の掛かるものでした。

◆ わき目もふらず いつもとは違う顔つきで、何がどういけないのかを突き止めようとして数時間。その様子を見ていて、自分じゃ到底耐えられないほどの粘り強さだなぁ・・と感心してしまいました。

◆ いい加減なことや不正には、めちゃくちゃ怒りまくるし、そう言うときの手を抜かない徹底振りは、こちらもおろおろするようだけれど、人様に教えるときなどは、なんとも辛抱強く繰り返し丁寧に、そして穏やかにしています。

◆ 「ひつじ小屋だより」が100号まで継続できたもともとといえば、やはり怒らず焦らせずにとことん親切に教えてもらえたからなのだと気づき・・、
  ここに感謝を記したいとおもいます。

 

編集後記

・ このお便りも月に一度のペースながら、100号を迎えることが出来ました。ありがとうございました。いろいろ思うところはありますが、まずは無事に8年を過ごせたことを感謝いたします。そしてその間出会えたたくさんの方たちに、心から感謝いたします。

・ 今回を持ちまして、ひつじ小屋だよりを終了することにいたしますが、形を変えてこれからも思うことを発信していきたいとは考えています。

・ 100号までお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。

Auera Ovis

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 お知らせ:本号を持ちまして当方の毎月のお便りを終了いたします。
これまで読み続けてくださいましたこと、感謝しております。
 ありがとうございました。

どうか「よい時」をたくさんの人たちと持たれて 豊かな人生を過ごされますように・・! 

 

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