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7月のお話し 紅玉 (ルビー)
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たしか 中近東のお話しだったと思います
ある若者が その町一番の宝石商の店で たくさんの宝石を見ていたとき それらの宝石のあまりの美しさにみとれてしまっておりました。 ところが それを聞くか聞かないかのうちに 若者はルビーをわしづかむと 一目散に 表に駆け出したのです。勿論 店の主人は驚いて 大声で怒鳴りながら にぎわう市場の中の人々に 若者を捕まえるよう 叫びまわりました。
皆は 若者を引きたてて 町外れに来ました。 そのルビーは・・・ある国のお姫様が ひどく意地の悪い魔法使いに魔法をかけられ 大変難しい方法でしか 救い出すことが出来ず、それを行なってくれるものがくるまで ずっと 閉じ込められているのだということ、そのお姫様を救えるのは 勇気ある決断をするものだけであること、そのお姫様には 真夜中 お姫様のことを念じて ルビーに3回キスすると あって話が出来ることを 老人は若者に話しました。 それを聞くと若者は 老人を残して きびすを返し、近くの町に入り、宿をとり、疲れているからと すぐに部屋にこもると 真夜中になるのを待ちました。 そして 真夜中。 若者は お姫様の前にひざまずき、どうか 自分を役に立てて下さい お姫様が悲しい顔をしなくて済むのなら どんなことでも致します、と 一生懸命 訴えました。 そして また お姫様はルビーの中に 閉じ込められてしまいました。 若者は その日から 一生懸命 なにをしていても お姫様を救い出すことの方法ばかりを考えました。どうしても もう一度 あの美しいお姫様にあって その顔をみ その声を聞くためにも、是が非でも 助け出したい と 心から思い続けていたのです。 あるとき 大きな川のそばで 若者が 暑さをしのぎながら、いつものように 手の中でルビーを見ながら、さて あのお姫様を救い出して もう一度 お目にかかるには どうしたものか・・と 思案していると、隣に 一人の老人がこしをかけ 若者のルビーに目をとめて 大変すばらしいものを持っているが それを譲ってはくれないか と 云いました。 若者は それを見て もう どうにもならないことをしると、思い切って 人の手に渡るよりは・・と 大切なそのルビーを 川の中遠くに 投げ捨ててしまいました。 そのとき 川の中から 暁のような雲か煙のようなものが立ち上り それが薄れ行くにつれ見えてきたのは まさに あの時から若者が 切に会いたいと 望んでいた あの美しいお姫様だったのです。 お姫様は 晴れ晴れとした笑顔を見せて 若者と王様のところに来ると、驚いている二人に言いました。 確かに お姫様は あのすばらしく美しい宝石のルビーのような輝きを放ちながら 静かに そして 満足そうに微笑んで そこにおられました。 そして お姫様は王様に向かって「お父様、この若者を罰しないで下さい。かれは誰にも出来ないことをして 私を その呪縛から解き放ち 救い出してくれたのですから・・・。」といいました。 それから 二人はすぐに 結婚式をあげ 年老いた王様と一緒に 幸せに暮らしたということです 紅玉は とっても すきで 我が家でも 冬になると 必ず アップルパイに タルトタタン、りんごジャムにコンポート、アップルケーキにアップルマフィンなどなど・・・ いそがしく おいしく 三日とあけずに 頂くのですが、このおはなしは その紅玉とは 勿論 違います。(すみません バカなこと書いて・・・) このおはなしには 確か あとがきがあって かつて読んだ記憶に寄れば ”本当に欲しい物は その慾を捨てて初めて 手に入れられるものだ” とか 言うのだったと思います。 う〜ん・・・ わかるんですけれどねぇ・・・、やはり そうおもわれますか?あなたも・・ それとも 人における あらゆる慾を捨ててこそ初めて しあわせになれるのだよ と いっているのでしょうか? 名誉欲の中には 所有欲 というのが含まれていて 手に入れ自分のものとすることを喜びとする というのは どんな人にもあるということです。 人は 目に見えるものから目にすることの出来ないものまで あらゆるものを欲しがります。 一度 なにもかも すっかりなくして 0から やり直すって どう 思われますか? |
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