唐突に 単なる思いつきで始めたこのページなので、当然の如く ここへきて さて 一体次は何の色にしようか と しばらく悩んでしまいました。
(私のやることというのは大体がこんな調子なので、時間をかけて何かを計画するとか そのことについての責任というものも、言ってしまえば「まったくない」に等しい・・のですね。決して自慢できることではありませんが。。)
さて、しばらく悩んだ末の色は オレンジ。
個人的には オレンジという色については、どちらかというと身につけたり、メイクに使ったりというには、少々考えてしまう色なのですが、でも やはりそれを身にまとうと、人から「元気そう。」「健康そうですね。」「今日は気合入ってますね。」などなど。。かなり積極的なイメージで見られることがあるようにおもいます。
まぁ 自分も落ち込んだり 今ひとつ気分が乗らなかったり というときには、たまにオレンジのものを着たり、鏡を見たときに励みになるように?というつもりで そんな色の口紅をつけたり アイメイクをしてみたりすることもあります。そして 確かに 気持ちもアップしてくるような気がしますよね。
私にとって太陽のイメージのオレンジは、しかし 気持ち的にはちょっと複雑な色で、ひとつには ごく幼い頃、集団の中でオレンジの太陽を描いた ただ一人の自分は、その他大勢の真っ赤なお日様組から、いきなりはずされて「おかしいやつ」になったため、はて 本当に太陽は赤なのかと 帰る道々 たびたび見上げて確認したところ、やはり どう見ても それは真っ赤なんかではなく、燦然と輝く光そのもの、どちらかといえばオレンジイェローに真っ青まで入った一種の虹色の発光体のようだと確信し、それならば 自分の目が少々人と違っているのかも。。とそれなり悩んだものでしたが、後年、さる有名なアーティストの「子供が疑いなく赤い太陽を描くというのは、日本的傾向である。」という 自分の目で見、自分の思ったように描くことに、いちいち茶々を入れる日本の美術教育のあり方についての批判を、まさに我が意を得たりの思いで、読んだものです。
よく日に焼けた体に 鮮やかなオレンジ色のタンクトップと白いホットパンツを着て、大ぶりの濃いブラウンのサングラスをかけ、潮に焼けた金茶の髪をきゅっとひとつに束ねた30代くらいの女性が、使い込んだ生成りの買い物篭を肩からかけて、日差しの中を自ら風を起こすくらいの勢いで歩いていくのを見るのは、げんなりするようなめちゃくちゃに暑い夏の日には、それが朦朧とした中の一瞬の現実のようで、私は しばし見とれてしまいます。(その中には「あれはもう自分にはできない・・、いいなー。」という思いも・・。)
日焼けを拒む方には、バレンシアオレンジ、オレンジゴールド そして コーラルオレンジなどのアイシャドウにブロンズブラックやブロンズゴールドのアイライナーとマスカラ、クリスタル・ベージュオレンジの口紅に、チークはコーヒーブラウン。こんなメイクは 色の白さを引き立たせ、ちょっとかっこいいものです。
なさってみてくださいね。
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