今の仕事を始めてから、たまに人の痛みや不快にリンクすることがあるよう思います。
前々から 自分ではそういうこともあるのだろう くらいにしか思っていなかったような
「偶然の一致」や「虫の知らせ」など 面白いくらいに あたってしまう?ことがあったのですが、年令を重ねて思うに、どうやら 人とシンクロするときがあるらしいのですね。
コレが一体 何を意味するのか なぜ そうなるのか まったく理由はわかりません。
まだお目にもかかったことのない知り合いの奥様の体調を そのまま反映してしまったり、自分には経験のない病気をお持ちの方にお目にかかったときに、その方のその後の体の状況をそのまま受け取ってしまったりなんてのは、結構 たびたびあることですが、問題は その方が"そうである"ということを まったく私が知らずに そういうものを受けてしまう ということなんですね。
多少の前もっての知識なりがあってそれに影響されて・・というのなら まだわかるのですが、この痛みが 自分のものではない 誰だろう・・?と 思うようなことが まま あるのです。そういう時は 後日 あるいは その直後くらいに、面白いように その方ご自身や周りの方からのメールやお話で、その時の自分の状態とすっかり同じであることに、知らされて びっくりしたり 納得したり・・です。
痛みというのは体感ですから、"あまりの痛さに"などといわれても 大変だなー程度の感じ方しか聞いたほうにはできませんが、同じような痛みを経験すると、ああ これは ほんとに 大ごとだったろうに・・、つらかっただろうなーと 痛みを分かち合うことはできます・・。 |
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実は そんなことを 昨日も体験し(昨日などは熱まで出ました。。)これまた不思議なことに、ここ数日気になって仕方のなかった方のご来訪が、この朝突然ありまして・・、ああ あの痛みや気になっていた胸騒ぐ思いはやはりこの方だったのだ・・と、お話を聞きながら納得してしまったので、いい加減 自分のこうした傾向が 一体何のためにあって、それも なぜ痛みやつらさだけをこの身に覚えるのか・・と、改めて考えたため こうして書き始めた というわけです。 (どなたか何か ごぞんじかなーとも思いまして。)
あんこと扇風機
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まことに 肌というものは とても不思議なもの、そして正直なもので・・、この仕事を始めてからどのくらいたってからでしょうか・・、あるときから ふっと その方の肌に触れているうちに、その方のこらえてきたものやそれまでの暮らし方、お考えの傾向などが、言葉にならないしるしようにして 私に流れてくるときがあることに気が付きました。これは お手入れ(エステティック)をしている時には 特に感じることなのですが、メイクをしている時は 似たようですが別の感覚で、メイクをしながら、気が付くとその方の"内なる願い"による訴え(?)を感じて、自分でも思わぬメイクをしている時があります。
(このメイクアップのことにつきましては、ある方が 夏目漱石の「夢十夜」第六夜の運慶の話のようだとおっしゃってくださったのですが、改めて読み返し、なるほど そんな感じだな・・と腑に落ちたような気がしたものです。) |
人は 自分の存在を主張するものだと思います。
とくに 人とあまり親しい接触がもてなかったり、理解してもらえる相手に恵まれなかったりすると 尚のこと、ここにこういう自分がいるということに気が付いて欲しいのではないかと思います。そういう思いは また 老若男女、すべての人にも あるのではないかとも思うのですが、私の受ける痛みも おそらく ある方が理解されにくい事柄について、無目的に発信するときに たまたま 何かの拍子に 私が受け取ってしまうというものなのかもしれないですね。
それにしても できるだけ近い理解のできる相手に向かって発信され、たまにお役に立
てればと願っている思いがそれを捕らえるのであれば・・、必然ともいえる これも一種
の出会いなのでしょう。
その方たちののために 何ができるか・・考えているところです。
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