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ひつじ小屋の風景 ４４ （良い出会い）
春分の日の振替休日が3連休の最後というその日は3日続きのお休みのうちで一番暖かく、空気や光もきらきらの穏やかな上天気でしたが、その日には 私の中学生の頃から 散々にお世話をかけ続けて いまもなおそうであるという（考えると情けないです・・）恩師のお祝い事がありました。
そろそろ80に手が届くという恩師は、私が子供の頃には 大きな（重そう）人だなー とおもったくらいの体格だったのが、度々の手術に耐え、体の不調をそのたびに越えてきたこともあって、随分と薄く・・、静かになってしまわれていて、年に何回かお目にかかりに行っているにもかかわらず、その齢の現実を見せつけられたような思いに、改めて悪かったなぁ、もっと いろいろ近くであれこれできることをしていたらよかったのかも・・などと思いもしました。
その恩師には、親にもいえないようなことを 本当に何から何まですっかり話すことが出来ていたのですが、それが その時々の私の苦しい状況を どれほど和らげ軽くしてくれていたことか。
どんなに大変な時にあっても、恩師に話をすることで、非現実的な妙な夢を見ることなく、厳しい現実を真摯に直視し、それが苦難といえるものであっても その中にあって希望を見出し続けることが出来ていたことが、何よりも 何よりも 私が生きるために、どれほど大きく意味深く そして必要なことであったか・・。
それを思うと 本当に 恩師と出会えた自分が、大変な幸せ者に思えるのです。
「この日を思って、自分がこれまでに出会った人たちは 一体 どれほどあるのだろうかと、その人たちを思い出すということを 何日も何日もかけてやってみました。思い出せる限りの初めての出会いから、自分がその時にいたところで出会った人たちについて、年令、時代を追って思い出せるだけの人たちを思い出すことに努めました。そして ついに 思い出せないくらいの沢山の人たちとの出会いがあったことを改めて知りました。
私は そういう人たちによって 育てられてきたのだなぁ と。そう思うと 本当に 心からそのすべての人たちに感謝しないでは いられないのです。」
恩師に育てられた沢山の（私すらも含めた）人たち―その人たちがあったからこそ、今の自分になったのだという、酸素吸入気をつけ、杖を片手に、多くの困難を経てきた齢80になろうという人の言葉は、あくまでも謙虚にして無欲、率直にして真摯な思いに溢れた 胸打たれるものでありました。
このひつじ小屋だよりにも 何回か 出会いについてお話させていただいたことがありますが、私も 人と出会うということが、どれほど意味深いものなのか、日々折々に感じております。そして そのそれぞれの出会いが 本当に必然的に行われてあるのだということも 度々感じないではいられません。
出会う人のお互いの中に、その出会いを通して見えてくるもの、納得できるもの、あるいは それとは逆に 出会ったがために引き起こされる混乱や到底理解しにくいことなどさえも含めて、その出会いがお互いにその時必要であるからこそ なされるものであるならば、きっとその出会いは、より豊かで実り多い人生を生きるために与えられた、小さな花を精一杯咲かせるための太陽の光、恵みの雨、新鮮な風になるのだろうと思います。
『人は希望があれば生きていける』とその人生の中で絶望を経験したあらゆる国のあらゆる時代の人々は口を揃えて語っています。
かく言う私も、生きている意味を見失ってすべてのものに絶望していたところから、恩師によって光を見出し、ふたたび生きることを選んできたものの一人ではあります。
私の恩師は 人が希望を見つけられるために50年も働き続けてきた人なのです。
彼に倣うものとして、毎日を粗末に生きることだけはするまい、と心に決めています。
これから恵まれる 一つ一つの出会いそれぞれを、大切に迎え入れていきたいと、改めて 思った一日でした。
"Easter eggs" cut by Mm.
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『エレの引き出し』
ゆめのいえ ⑧ トムじいのこと ４
「で、どうしたの？花をすてなかったんだよね？どうやってのぼってきたの？」
おにいちゃんは、いそいでさきをききたくてたずねました。
トムじいは にっこりわらっていいました。
「もちろんじゃよ、花をすてることはできなかった。
それは 声が、花をすてたら えいきゅうに また ちのそこでくらすことになるといったこともあるけれど、わしにとっては、あの花は、ながいこと じぶんのほかにはだれもいない くらいせかいにいて、ほんとうに ひさしぶりに見て、さわって、においをかぐことのできた、いきているものだったから、それを すてるなんて かんがえられなかったんじゃよ。
わしは、このとおりちいさいしな、ほとんど こどものおまえのはんぶんちょっとしかないし、そのきゅうこんはゆりだったから、それから つぼみをつけ、花をさかすようになると、どんどん大きくなって おもくなり、わしよりも大きくなっていっちまう。
わしは いったん 下へもどって、じぶんのきているものを、いくつかにさいて、そでのところで ふくろをつくって花のきゅうこんをそっと入れ、ほかのところをほそくさいてひもをつくると、それで そでのふくろをじょうずにむすびつけて、じぶんのせなかにくくりつけたんだ。ちょうど 小さかったおまえが、おばあちゃんにおんぶされていたときのようにだよ。」
つづく・・
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雨にぬれて なお 美しい椿
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"天"からの贈り物
―自然の恵みのメイクアップ―
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桜 の メイク
桜のメイク というと・・
ピンクが主体の
ふんわりしたようなイメージになりそうなのですが、自分の心の中の桜は 決してそうではなくて、やはり桜を通してみる空気感や光感
そして 潔さなどがまず浮かんできます。
その思いのままのイメージを
目で見える形にしてみました。
現代版"木花咲耶姫"なんて いえるかな・・？
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○ メイクアップをイメージする ということの ひとつの例をお見せしたいと思います。
自然天然のその実態の色そのままをもってくるやり方を今までしてきましたが、今回はそのものから感じる個人的な（自分なりの）イメージを表現として 目でみてわかるようにする ということをやってみたいと思います。
オリジナルメイク
あなたもやってみませんか？
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A ファンデーション
〇 今回のメイクの場合、水分をたっぷり与えたスキンケアの後、化粧下地に薄い桜色のついたものを目の周りと小鼻のあたりくらいまでに施して、目周りを明るく作ります。
あとはいつもお使いのファンデーションを軽くブラシではき、色のついていないパフでしっかり押さえ込みます。
B アイメイク
１ 黒のアイラインを出来るだけ細く、上のマツゲの生え際に沿って、目頭から目尻まできちんと引き、下のマツゲの目尻側から目の1/3くらいまでを、中央に向かってフェイドアウトさせます。
２ 舞妓さんのように 紅いラインを上下のまぶたの目尻側から中央付近までの1/3程度に入れます。
３ 先のラインをかするようにして、オレンジピンクのアイシャドウをチップの幅で、上下の目頭から目じりまでに入れて、かるくぼかします。
４ まぶた全体には ラベンダーのアイシャドウを できるだけ淡く、目尻付近に多少濃い目にして乗せます。
５ マスカラは上下ともマットなブラック。
６ 眉は 明るめのブラウンベージュで軽く仕上げます。
C チークと口紅
７ チークはパウダータイプの発色の良いピンクを こめかみから頬骨の一番高いところを囲むように、すこし ぽぉっと あからんだような感じでいれます。
８ 口紅は すこし赤みの感じられるローズピンクで 輪郭をきちんと描き、唇中央にクリアピンクをのせて すこしグラマラスにしてみました。
D ヘアメイク
９ 全体を軽く中くらいのカーラーで巻き、トップからサイドをルーズにまとめて、後ろで 軽く留めつけ、前髪と下のほうの部分にスタイリングジェルかムースを軽くつけてクセ付けしながら ふわふわと手ぐしでほぐして流す。
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J's Sweets! 4月のお料理を飾る
春のテーブルブーケ
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愛すること ③
・元気な子供達が遊んでいます。
一緒に遊んだり思い思いに遊んだり、とても楽しそうです。
突然、甲高い泣き声があがり、みんなは声のするほうに目を向けました。一人のみんなより少し小さい子が、ほかの子達についていこうとして躓いたようでした。泣いている子のそばにきた子供達は、何とかその子を泣きやませて立たせようとなだめたりすかしたりしますが、ますます泣くばかりで ちっとも起き上がろうとしません。
・みんなが困っていると、少し大きな女の子が いきなり泣いている子のそばに自分から倒れて突っ伏しました。
泣いていた子もまわりの子も、どうしたのかと気を取られていましたが、女の子は 顔をあげた泣いていた子に にっこり笑ってすっと立ち上がり、ぱっぱと砂を払っていいました。
「ほら、こうやればいいんだよ。」
泣いていた子は、急いで自分も立ち上がると ぱっぱと砂を払って、その女の子ににこっと微笑みました。
・人の立場を思う時、この話が思い浮かびます。
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きれいをおいしく！
ごぼうチップス
材料： ごぼう 揚げ油 塩
作り方：
１ ごぼうは包丁の背で軽くこそげるくらいにしておき、水を張ったボウルに、薄切りにしたそばから、水に放ってあくを抜く。
２ 揚げ油適量をフライパンで少し高めの温度に熱し、水を切り、布巾で水気を拭いたごぼうを一枚ずつパラパラと揚げていく。
３ ごぼうのまわりが薄く色づいて軽く焦げ始めたら、手早く引き上げて油を切り、好みの量の塩を振っていただく。
その薬効として便秘／むくみ／美肌／精力増強／せき／虫刺され／湿疹とあるほどのお役立ち野菜のごぼう。存分に含まれる食物繊維による便通促進、利尿効果で、体内の余分な水分が排泄され むくみがとれるとか。
また、成分のイヌリンは腎臓機能を高める力があるため、体内の毒素を便や尿、汗にして排泄するし、また その血液浄化作用によって美肌が保てる、ということですよ。
美しいお肌のために
ごぼうを沢山食べましょう！
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アルゴテルム 優れものご紹介
ソワン オート プロテクションSPF30
オールスキン、顔体両用のウォータープルーフの
日焼け止めクリーム
チューブ54ｇ \4725→Ａ.O.価格4425円
この日焼け止めは どなたにでもご使用可能ですが、特に色白で日焼け後真っ赤になったり湿疹が出たりする方、科学的処方の日焼け止めでトラブルの起こりやすい方などにはお薦めです。
小さなお子さんや肌が弱くなっているご年配の方にも安心してお使いいただけるのは、配合成分のひとつであるフィココライユという石灰化した小型の海藻に、強烈な太陽の紫外線、赤外線を防御する並外れた力のためなのですね。天然のものの不思議な力をそのまま使えるように工夫されたもの。
是非、健やかなお肌のためにご用意ください。
肌に適量を乗せ、軽くたたきながら全体にのばし広げると白く残りません。
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編集後記
○先の3月号で引越しのお知らせをした時に、新住所の番地を間違えてしまっていました。改めて訂正させていただきます。うろおぼえで書いた結果で、不注意を深く反省しております。
申し訳ありませんでした。
○正しくは葉山町一色857‐1です
（前のものには875と書いてしまっていました）
よろしくお願いいたします。
○この数日のうちに悲喜こもごもの出来事―その幸いを願ってやまない長年親しくしていただいた方のあわただしくもうれしいご結婚、その永遠の安息を願ってやまない音楽の恩師の思いもよらなかった急逝など・・―がありました。
生きているのですから、それは様々なことがあって当然ではあるのです・・が、
やっと立って歩けるようになった小さい人のご訪問などいただきながら思うのは、やはりその時その瞬間を、明日は散るという桜をめでるように、いとおしんで生きることなんだろうな・・ということでした。
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