シンデレラコーナー No.23
Ms.Ueda


2003・11・04  at  Aurea Ovis

パーソナル・メイクアップ・ラボ から・・


  Ms.Uedaは 福岡のテレビ局でお仕事をなさっておいでの20代後半の方です。
すらりと背が高く、そして お顔が小さくて 可愛らしくておいでですが、小さい坊やのお母様でもあります。

 ラボのアンケートからは ご自分なりの速度で なんとか 周りと上手にやっていきたい、友達作りは 結構好きだけど、その可愛らしい様子から どうも 上の人たち とくに仕事でお目にかかる事の多い 権威ある方たちからは、「女の子」の域を出ずに 軽く見られてしまうような・・・という お悩みをお持ちで、しゃんとした大人のおんなとしてのイメージ作りをご希望でいらっしゃいました。

 かといって このお目元です。下手をすると きつく見られたり 冷たく見られたり・・・、良いものをお持ちなのに もったいないことです。


                    いらしたときのMs.Ueda.→

 この方の人懐こさには嫌味がなく、ある程度の節度ある雰囲気をチャントお持ちですので、それは おそらく この方がコレまで 人との間でのあれこれに そのときそのとき 様々に工夫された結果、外見からは見えにくい部分での努力の賜物として、お顔の表情にも 見えているのだろうと思い、ぜひ その結果として表れてしかるべき『大人の女性』を見せたいものだ と思いました。

 さて 最初は どなたも同じ、スキンケアチェックから始まって、基本的なお肌のお手入れ方法と、スキンケアタイムマッサージを憶えていただきました。

     
   ↑いらしたときのご自分でのメイク     ↑スキンケアタイムマッサージ後のシンプルメイク

 ご覧になると分かりますね。先ず目元が違います、メイクのせいのように思いますが、マッサージをしたことによって 目元のむくみが取れ 目がはっきりしてきました。 それから頬がすっきりしましたね。お顔の輪郭がきちんと見えて、メリハリのある本来の骨格に添ったお顔が見えます。そしてお肌の色艶がきれいです。

 右のメイクは、ごくシンプルに、忙しい朝でも コレだけならできるというものです。
お持ちの固形のアイライナーとアイブロウのセットを使って、それだけで アイメイクを済ませました。

 ファンデーション
  スキンケアのあと、フェイスアップパウダーで脂分を押さえ、その上に化粧下地を薄く塗り広げます。もう一度 フェイスアップパウダーで押さえ、ブラシで刷きます。それから パウダリーファンデーションをスポンジに多めにとり、お顔の広いところへ置き、それを それぞれ 外側に向かって伸ばし広げ、目元、口元 最後に鼻筋と あまり 頻繁にファンデーションを付け直さずに 広げます。

 アイメイク
  2色の固形のケーキアイブロウのうち、薄いほうをアイシャドウブラシにとり、それを二重の中とそれより少し上に出るくらいまで、目頭から目尻まで入れます。濃いほうの色を先の細いブラシにとり、マツゲの生え際に沿って ラインとして入れ、先の色とフェイドインさせます。影のグラデーションができます。
 下のほうは 上の色が移る程度にしておき あえて 色を入れることはしません。

マツゲは軽くカールさせ、黒のマスカラでラインのように見せます。

は 同じケーキアイブロウをソフトブラシで描きますが、決して 眉頭からは描かず、眉山から眉尻を先に、その後 眉山から 眉頭に向かって描きます。
 鼻柱の骨に向かって 自然に 綺麗な形が出来上がります。あとは 色の足りないところを アイブロウペンシルで 色を入れ足す程度にとどめます。

 リップス&チーク:

 普段は口紅を使われないそうですが、せっかくですので 淡いベージュピンクを使っていただきました。こういう色のときは 輪郭をきちんと描きましょうね。
  つやが出て 健康そうに見えますね。

 チークは、肌色に近いオレンジをブラシで 基本の入れ方どおりにいれます。 
   ポイントを生かした”シンプルメイク”
の出来上がりです。

 とても いいですね。確かに もともと 綺麗な方ではありますが、せっかくお持ちの良いものを 今までのままですと 捨ててしまいかねない。ここは きちんと毎日の朝晩のスキンケアタイムマッサージで、お顔のむくみをとり、肌色を明るくし(先の写真の右左は同じファンデーションですけれど、右のほうが 明るく見えますね。)
  
色艶のある 健康な状態を維持するようにしてください。

 そしてこの方のメイクポイントは 忙しい朝でも 目元だけでもきちんとなさること、それも できるだけ簡単に!ですから ケーキアイブロウは とても重宝ですね。

 それから チークや口紅を使うことがあまり無いとのことですが、ほんの少しで結構ですから やはり 使ってみましょう、綺麗さが増します


 次は いつも使わない色というラズベリーレッドとつけるとピンクを感じる程度のパーリーホワイトを使って、かわいい色でも大人顔にできるというメイクをしました。

 ファンデーションは前回のまま、ラズベリーレッドのアイカラーを二重の中いっぱいに入れてしまいます。アイホールと眉下、そして下のまぶたの際に 白っぽい光るシャドウカラーを 幅広くブラシで入れて 目元の明るさを強調します。
  先の赤い色とは 行き当たるところで 軽く互いの色をなじませます。

 ほんとに まったく写真撮影の技術が向上しなくて・・ 申し訳ないと 冷や汗をかきながら 編集しました。。。 すみません。

 左は お目元を取ったつもりだったのですが・・は 先のメイクのまま アイブロウペンシルのダークブラウンで 気持ち 眉をアーチ型に描くようにしてみます。

 はっきりとした眉山の角を取らない ということですね。ちょっとセクシーさのあるフェミニンなイメージを狙ってみました。
 この場合も 眉頭からは 描きませんよ。


 右が 上の写真の目元になります。
あまり よくわかりませんが、二重の中に 濃い色がはいっているのが分かりますね。
 ここでは見えていないのですが、下のラインとして 目尻から1/3程 目の中央に向かって ターコイズブルーのアイラインペンシルを細くいれて、目をあいたときに 涼しい色気を出せるようにしました。 


ごめんなさい。ピントが合いませんでした。すみません

 雰囲気の違いがお分かりかと思います。

最初の写真と比べてごらんになられるとよく分かりますが、もう ここまで来ると おじょうさん、女の子、とは 言わせません。

 たおやかさの感じられる 素敵な女性になられましたね。

 目元の色味ですが、大人っぽく見せたいと思って よく使われるブルーやグリーンは、もともと 人間の肌のうえにある色ではありませんから 使うときは ちょっとしたコツが求められる事が多いものです。

 それより仕事のときや人と会うことの多い方は、自分の肌色のグラデーション的な色合いを使われたり、眉の形をすこしいつもと変えて、多少 なだらかなライン、目元を邪魔しない程度の軽めの色で 
  眉を描かれるとよろしいかと思います。

 表情まで きりりとして 素敵ですね。  立派に「大人の女性」です。


 初めてお会いして、ほんの数時間 ご一緒しただけですが、その時間内のMs.Uedaについて、私もテレビ関係の業界というものを知りませんので なんともいえませんが、そういう世界を毎日の仕事場にお持ちであると言うことを うかがわない限り そうとは分からないような、そんな ピュア・ナチュラルな雰囲気をお持ちでいらっしゃいました。

 その 柔らかなイメージをもっているように と ひらがなでお名前を書かれるよう お父様がお付けくださったということでしたが、名は体を現しますね、そう願われたような印象を 率直にうけました。

 そうした美しい願いが これからのMs.Uedaの毎日の自己表現のひとつであるメイクアップにもなって目に見えるよう、今回のラボがお役に立てれば幸いです。 

 ありがとうございました。 これからのご活躍を お祈りいたします。




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