ひつじ小屋の風景　　２７ 　（I'm here.）

　秋の夜長のこの頃、ネットであちこちの新聞を読むのが　にわかに習慣づいています。
ただニュースなどではなく、読者の投稿を読み比べるのが好きなのですが、皆さん 季節の移ろい、日々つれづれの小さな気づきや思いがけない出来事、また それぞれの日常の喜怒哀楽を 一市井の視線で、思うまま 率直につづっておいでです。
　投稿者の年代も本当にさまざまで 10代から70代、このごろは80歳代の方もいらして いろいろな視点で時代や物を考えるためには とてもよい勉強をさせてもらっています。

　先日は こんな投稿がありまして、しばらく何かにつけて思い返していていました。
　「息子がハイハイをするころ、夫婦で同時に子供の名を呼んだら 子供はすぐに父親のほうへ行った。話せるようになって「誰が好き？」と聞くと いつもパパといい、会社に行くパパを泣いて追った。昼夜を問わず泣き、眠らず、よく病気してその夜通しの看病は母親の自分がするのに、どうして？とおもうと 哀しくて悔しくて何度も泣いた。愛した分だけ愛されるとは限らないと思ってもみたが、簡単には思い切れなかった。」という46歳の方の投稿に対して、4歳の息子を持つという37歳の方からは「日々の世話は自分がするけれど、子供はお父さん、おじいちゃん、おばあちゃん大好きで その人たちとあうと母親のことなど眼中にない。でもそれはママが居るからという安心感があるからだと思っている、好き嫌い以前の根源的なものとしての自分の存在を信じている。」という意見投稿。
　
　また その少し前には51歳の女性から「定年間近の夫に 定年になったら家事を分担し
ましょうと言ってみたら、「そんな仕事をやるつもりはない」。その言い方に"そんなつま
らないこと"という意識を感じた。そういわれるとまったくむなしい。もし自分に娘がい
たら『お金を出してでも家事は人に託しなさい。何時間もかけて夕食を作っても、せっせ
と家事をこなしても世間からみれば『そんな仕事』なのだから・・」そして 夫の定年後
出かけることの多くなる主婦たちについて「夫が「そんな仕事」を妻に全部させておきな
がら、文句だけ言うからだ。家族が認めてくれない家事はむなしい。」という投稿が・・。

　 それに対しては 52歳の主婦の方から「主婦は 総務 経理 営業 掃除 食堂 福利厚生 健康管理、社会奉仕、カウンセリング――、これらすべてをほぼ一人でこなしている。
　 食事の仕度だって、予算、在庫を考えて仕入れをし、栄養士になり、板前さんになり,接客も。台所は時に実験室にさえなり、成功したら一人にんまり、失敗したら片付けちゃえばＯＫ。こんなすばらしい仕事が分からないのは気の毒、本来 主婦業は やらされるのではなく、愛情に基づく行為ゆえ、報酬は形にならない『無限大』」というメッセージがありました。
　
　同じようなことを何度か思ってきたので、それぞれの気持ちが分かります。読みながら
いちいちうんうんとうなづいてしまうのですが、ふと　そのどれについても見えてくるの
は「私はここに居る」という強いメッセージではないか と思いました。　
　自分の存在を知っていて欲しい、また 自分の存在が不確かなものではないということを納得していたい というようにも感じたのです。
　おそらく これはなにも母親や主婦、女性に限らず、老若男女すべてのひとがきっと同じような思いをしつつ、それぞれに共感を呼べる事柄なのではないかとおもいます。　

　人は"「自分」がいても良いのだ"ということや、ここまで生きてきたことを認めてくれること、また「自分が自分でよかった」と思えると 自分の存在への自信が持てます。
　子供に求められなかった（あるいは親から望まれなかった）寂しさ、口惜しさ。夫婦、肉親であれ、指導する立場であれ 何年も皆の無事な生活を支えてきた自分の様々な営みをあっさりと否定されたむなしさ、情けなさ。それらはみんな、愛して欲しい相手から自分の存在の認識を感じ取れなかった苦しさや絶望などがもたらしたもののように思います。

　『愛することの反対は憎むではなく、「忘れ去ること」』というマザー・テレサの言葉どおり、だれからも省みられなくなることの恐ろしさは、日々の報道に知られるとおりです。　　　　　　　　
　　言い続けましょう！「私はここに居る！」　
　 そして その小さな一つ一つの声に気づいた者達は 特に何ができなくても その声の主を認識し、記憶し 時に応えなければ と、静かな夜更けを 迎える相手を求めるように吹きすぎる風の音を聞きながら 思いました。

　ふたりといっぴきといちわは　なかよく　いそいで歩いていました。
みちは　ずっと　とおくまで　どこまでも　どこまでも　つづいているようにみえました。

　４にんが　ならんであるいても　ぜんぜん　だいじょうぶなくらいのひろいみちは　赤い茶色のさらさらとしたすなのみちで　エレには　ちょっと　あるきにくかったのですが、おにいちゃんの手につかまって　いっしょうけんめい　あるきました。
　 おにいちゃんは　そんなエレを　ときどき　みながら　まわりをあちこちながめていました。みちの右がわは　ずっと　みどりやあおやくろいようないろの　もこもこしたものが　たくさん　かさなっていました。　左がわは　みたこともないような　はなのようなものが　いろんな色でさいていました。　
（あれぇ・・？　あれ？どこかで　みたようなきがするなー・・なんだろう・・？）

　「あ　いいにおーい。」　エレがいいました。
「そう　ここだよ。この家なんだ。ここに　ふたりをつれてきたかったのさ。」と　ひつじはいって　にわの　みず色のやわらかでちいさな門をあけました。

　「こんにちはー。」ひつじとはとは　げんきよくふわふわの家のとびらをあけました。

・・・つづく

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Ｑ．＆　Ａ．「ハンドケアの勧め」

◎ 新しい目元専用ケアのご紹介

・目元のデリケートなお肌にヤグルマギクと
甘草のエキスが沈静を、紅藻エキスが潤いを与え、さらに小麦と大豆プロテインが
目元の張りを与えます。　

・ 朝晩　両目分として　半プッシュほどを目頭から目尻へ軽くたたくように　化粧水のあとにつけるようにします。
　 その後　乳液やクリームなどをお使いください。

・ べたつかずにつやと張りを出してくれるので ドレスやお着物の時の胸元や首筋にもつかえます　♪

◎ちなみに　このジェル・アクシオン・シブレ ルガールのほかに　アルゴテルムにはセロム・コントゥール・デ・ズュという　目元専用の美容液があります。
　この商品と今回発売されたものとの使い分けですが、先の美容液のほうが　やはり　目元についてのお悩みが深い場合、ご使用いただくことをお薦めしております。

　今回のジェル・アクシオン〜は　どちらかというと　放っておくと　このまま本格的なしわになってしまうのではないかと心配になるような細かい縮緬ジワでお悩みの方、あるいは　お使いいただきますと分かりますが　メントール系ではないのにすーっとする感じがあるので、目を酷使なさる方、疲れ目が通常化している方、目のむくみなどを感じられる方には、とても　すっきりと心地よくお使いいただけます。

期間限定メニューのお知らせ

『乾き知らずのしなやか肌』と　　
『"私が生きる"パーティーメイク』の　　　
冬肌のためのセットメニュー

期間　　　11月15日〜2004年1月15日

内容　　　血行促進エステ（目元専用ケア　
　 　　　　　　＋ハンドマッサージつき）＆
　　　　　　　 パーティーメイク

所要時間　　2時間　

料金　　　通常セット価格12700円を　　　　　
　　上記期間中のみ10000円！　

◎　ご利用の際は お電話、ファクシミリ または メールなどでご予約ください。

　　きれいをおいしく

　大根葉とすじこのスパゲッティー　
作り方：１　筋子は塩気がきつければ水でさっと洗って　適当な大きさに切り　酒と醤油々をふりかけておく。
２　大根の葉適宜（多めのほうがおいしい）は、水で洗いラップして、電子レンジで２〜３分加熱の後、ざくざくと刻んで　サラダ油でざっといため、塩こしょうする
３　お皿の真ん中にバターを大匙1量置き、ちょうどよくゆでたスパゲッティ―を　盛る。
４　2を3の上に散らし軽く混ぜて、1の筋子を適宜散らす。

　白ゴマを振って
　　　　　　 熱いうちにめしあがれ！

　大根の葉には 根のほうにはないビタミンＡ（カロチン）ずっと多く、さらにビタミンＢ１，Ｂ２，C　カルシウム、リン、鉄などがいっぱい。　　だからできるだけみずみずしくてたくさん葉のついた大根を買うようにしましょうね。　

　また筋子にはDHA(ドコサへキサエン酸)とEPA（エイコサぺンタエン酸）が多く含まれ、特にこれらの脂肪酸は動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病等の予防効果に優れているということでした。　　　　

きれいでげんき！
いいですね！

。:*・゜11月のお休み予定日 ゜・*:. 。
゜・*:.。大安を覗く毎週木曜日。:*・ ゜

・編　集　後　記・

　とうとう裏隣に3階建ての建物が立ってしまいました。

　 誰にでもどこにでも住む権利はあります。でも実際　朝日が入るのが気に入っていた台所が暗くなると、朝から気持ちが沈みます。

　 一度建ったものはどうにもできません。
これからこの状態を受け入れる方法を考えなくてはなりません。

　 それにしても「暴力的ともいえる家の建て方だなぁ・・」と　ため息が出ます・・。