ひつじ小屋便り  66

 


 

 

ひつじ小屋の風景 56

桜並木の下で

 

『エレの引き出し』

ひみつのいえ B

 

"きれい"への工夫 
4月

 

愛すること M

 

きれいをおいしく!
ひれ肉の
バナナソース煮

ひつじ小屋の日々

 

編集後記

発行日 2006/04/05 発行人 遠藤由美子

 

ひつじ小屋の風景 56  桜並木の下で


 3月下旬、
桜が咲き始めました・・。すこしずつ―目にするたびに、見上げる木の花房の色みが増して、そのあたり全体が 柔らかで淡やかなぬくもりに包まれていきます。

 今日は ひとつ手前のバス停で降りて、咲き始めた桜並木の下を歩いて帰ってきました。
低い枝は 頬をかすめ、鼻先といわず 体全体に あの香りを贈ってくれました。
 桜は 咲き始めてひと月など 決してどの木も咲き続けません。早ければ一週間後には その愛らしい花びらをすっかり散らしてしまっています。でも、並木のような何本もの桜たちは、順次咲きついで、しばらくは 私たちの目や心を 慰め 楽しませてくれます。

 その桜の木の下を歩きながら 浮かんできたのは、シューベルトのアベマリア。
それも『イル・ディーボ』の ドラマティカルなラインの でした。

 ご存知の方は多いと思いますが、私はつい最近知りまして、というか これまでも何回かプロモーションビデオなどを見て知ってはいたのですが、珍しくそれほど気にも留まっていなかったのですね。しかし 先日 ただ聞き流していたラジオから流れてきた彼らの歌声を聴いて、もうすこしちゃんと聞いてみたいと思い、連れ合いに頼んで誕生日プレゼントにしてもらいました。
(私は プレゼントといっても この程度のものしか 思い浮かばないほど安上がりな人間です。)

  スペイン、スイス、フランス、アメリカの各国で、それぞれ別々にそれまでの研鑽を積んできた彼らは、3人のテノールと一人のバリトン、音楽学校などで基礎を学んだり、世界的に名を知られた音楽家たちに指導を受けたという人もいれば、ポップス界からやってきたという人もあり、個人でも当たり前にプロである彼らは、2004年も終わるころ、イギリスからグループデビューして、今 まさに世界に向けて その朗々として迫力のある美声を幾倍にも増しながら発信し続け、ついでにちょっと遠藤まで引っ掛けてみてしまった?というわけです。

 「僕たち、国連みたいでしょ。」と彼らのひとりが言ったということですが、育った国も学んだ場所も、食べてきたものや環境、習慣もちがうそれぞれが、ひとつになって いくつかの国の言葉で唄うということは、考えてみれば、とても意義のあることだと思います。

 私たちは、大変あいまいな生き物です。
完全な善人も無く、恐らく(わかりませんが・・)全き悪人もなく、例えば自分ひとりを思っても ある事象に熱意を傾けたり、何かに一生懸命に心から愛を持って取り組むことをしながら、ひとたびそれが済むや、混んだ駅の改札をふさいで出口をひとつだめにしてしまうような人に対して、まったく・・と舌打ちしたり、サービスの悪さに言わなくても良い言葉を発してしまうようなこと、誰にでもあると思うのです。

Photo by C.
  つまり、一瞬一瞬の連続が一生というのに、その一時が移るたびに、我々の心は善と悪の間を行き来しつつ、始終その曖昧さに後ろめたさも感じながら生きている というのが、多くの人々の実際といえるのではないかと思うのです。

 言葉が違い文化が違う。育くまれた地も受けた教育もちがう人たちは、自分たちが知らないというだけで、自分たちの知っている人たちの何千万倍もの存在としてあります。
 上のほうの人たちだけで慎重に国交するも、我々レベルでのそれが行われるとき、結局いくつかの娯楽などを通して知ったりできたりすることが多いのは、それを受け入れるに難しいことが要らない、つまり 誰にでも 受け入れやすいものだからのような気がします。

 心を行き来させるというのは、同じ言葉を話し、同じ生活を一つ屋根の下でしていたとしても、悲しくなるくらいできないこともあるというのは、いくらもありますよね。
 そうおもえば、単に話す言葉が違うというだけで、わかりあうことの困難さや壁を感じることがあったとしても それは仕方のないこと、当然とも言えることでしょう。
 それでも 私たちは、この青い星の上に"ひとつの生き物"として在ることを思い、これまでも そしてこれからはもっと、できる限り互いを受け入れあうための努力というものを行い続ける必要があると思います。なぜなら、それを怠ってきたために、絶えず争いに巻き込まれる'我々'が過去にも現在にもいくらもいたし、また 今もいるからです。

 桜並木には、あまりのきれいさに途中下車し、桜吹雪の歓待を幸せに受けながら末息子の入園式に二人そろって大遅刻した思い出もあるのですが、今後、桜並木の下を歩くときには、イル・ディーボのアベマリアを思うのも、いいな・・なんて思っているところです。

引っ掛けて破れたシャツの
良いところだけとって手持ちの布とあわせ、
ランチョンマットを数枚。残っている布で
子供用コースターを作りました。
マットはミシンを使いましたが、
ースターは '思いっきり雑に'と縫った 
手縫いです。

縫い物に限らず料理や
遠藤の生業なども含め
"手で作ることは心の仕事"と言う 
三女の言葉を 確かにと思う一時でした。

『エレの引き出し』

ひみつのいえ  B

 ちいさいこどもたちと いちわといっぴきからみると、とてもとてもせのたかいひとだったので、マントをきたそのすがたは まるで やまのすそから てっぺんをみあげているようでした。

 「あ・・こんにちは。」 ふたりは すこしおびえて小さなこえでいいました。

 はととひつじはかおを見あわせて くすっとわらい、そっといいました。「だいじょうぶだよ。こわい人じゃないから。」
  「ここをあずかっている人だよ。」

 そのへやには 大きなテーブルといすがひつようなだけあったので、みんなはテーブルをかこんで いすにすわりました。

 「かがみのみずうみのいえや ゆめのいえに いってきたんだって?」
 まんとのひとがきいたので、おにいちゃんは 
「はい、いってきました。」と できるだけ小さなこえで こたえました。
 
 マントの人は かるくうなずいて すこしわらったように見えました。
そして どこからきこえてくるのかとおもうような ひそやかかなこえで そっと はなしはじめました。

「ここは、ひみつのいえといって、たくさんのひとたちのひみつがたいせつにしまわれている。」

 おにいちゃんとえれは ちょっとびっくりして ひみつがしまわれている? と ききかえしたかったのですが、ひつじたちが くちにゆびをあてたので だまっていました。

つづく・・

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きれいへの工夫 4月

 (き)

さて、ここでは「気」についてを考えながら、それを"きれいになる"ということのために用いる工夫をしています。でも この「気」、やっぱりどうやっても良くわからない、という場合もあるかもしれません。

私たちの脳には、日々、とんでもない情報量が送り込まれているそうですが、それら全部を 意識して記憶しているとなると、遠からず そのうち一種のパンク状態を引き起こすとか。それでは困ってしまうので、脳はそのたくさんの情報の中から必要と思われるものだけを選んで、意識的、あるいは意識下において、記憶するということです。

イメージトレーニングという言葉をご存知だと思いますが、その時のイメージそのものが、記憶に基づくものという考え方もあり、それは"きれいになる"ということのためにも、使える手段ではあります。

自分の望むきれいな自分をイメージすることを良いイメージとし、自分の嫌な部分を気にしてそこから抜け出られない状態を悪いイメージとしたとしたら、勿論前者を選びますよね。     

 

 (れ)

先月お話したセルフチェックを☆子さんがなさいました。彼女が感じたのは、普段何気なく見ていた鏡の中の自分だが、改めて見るとなんだかとても疲れて見え、肌がくすみ、口の周りにしわ、肌に張りを感じない、顔が骨ばってきた・・などが気になった。

ご年齢を考えれば、それらは決して特別なことではないように思えますが、でも☆子さんの中のご自分のこうでありたい というイメージには必要ないものが はっきりしたというわけですね。

一般的に、美容や健康関連の諸情報では、年齢に応じて現れてくる様々なトラブルについて、一般的なデータを下に "この年代にはこれ"式の提示を毎年 手を変え品を変えて、季節などごとに注意を呼びかけ、解決法を示し、ことのついでにちょっとした不安をあおったりもします。
  私たちは、活字からの情報こそを信じやすいようで、それが実際を客観的に見ることの阻害要因になっていることを理解していない場合があるのです。     

 

 (い)

お手入れというと面倒とか、大変という言葉が帰ってくることが多いですが、例えばメイクの場合、私はメイクしないの、といいつつ、おしろいを使い、眉や口紅を描いたとしたら、それはもう立派なメイクであるのと同じように、洗顔やちょっと化粧水や乳液、あるいは○○のクリームをつける、といったら、それはもうお手入れの範疇に入っているのですね。

私たちの言うお手入れは、そうした日々の当たり前と思ってやっていることを 意識して、状態に合わせてやってみるといいですよ、というものです。

でも そのために、高額な化粧品をそろえることを薦められたり、あれこもれもと個数が増えるのは、どうしても必要な場合以外は、困るものですし、あってはならないと遠藤は思っています。

いつも使っている化粧品、いつもやっているお手入れをもう一度見直して、自分がそれを求めた理由、そうする訳をきちんと理解・把握すると、お手入れの効果は ぐんとアップするものなのです。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



  三女が作ってくれた誕生日プレゼント。白いものを作りたかったとか。

 

 

愛することM

☆ 春になり、野山に限らず花は咲き、緑あふれ、鳥たちの巣作りが、どこででも見られるようになりました。彼らの子供たちのための巣の用意に向ける情熱を思うと、人間、見習ってほしいもの とつくづく。

 「ひつじ小屋」は・・どういうわけか、鳥たちの巣作りの場に選ばれることがたびたびあり、個人的にはかまいはしないのですが、仕事上、窓を開けられなかったり、洗濯物に糞が落ちるというのは困ることを鳥たちに理解させるのは どうにも無理ですから、結局 お断りすることになります。

☆ ちょっと 不思議なのですが・・、そして 勿論 単なる偶然だとも思うのですが、どうも こちらへお運びくださるお客様方に、お相手やお子様が無くて希望しておいでの場合、通っておいでのうちに、パートナーとなる方が現れたり、赤ちゃんができたり・・、ということが割りにあるのですね。

 小鳥の巣づくりといっしょにするのもなんですが、ただ、小鳥は安全で安心できるところを選んで巣をかけますから、「ひつじ小屋」にそれを感じる何かがあるなら、嬉しいことだな・・と思った次第です。

愛は安心を生み、その輪を広げます。


きれいをおいしく!

ひれ肉のソテーバナナソース煮

材料:豚ひれ肉 ひとり100〜150g、にんにく生姜完熟のバナナひとり一本、塩・こしょう

作り方;1 肉塩こしょうし、フライパンで油を温める。
 にんにく生姜のスライスをいため、肉を入れ両面色よく焼く。
 なべに皮をむいたバナナを入れ一本につき大匙2杯のと一緒に火にかけ、沸騰したら火を止めてつぶす。
 ひれ肉を入れ再び火にかけてソースがとろりとしてきたらこしょうを振る。
 バナナソースを絡めた焼けた肉を彩り野菜とともに盛りつけて できあがり。

 

 あるコラムで読んだもので作ってみました。
バナナは大変優れものの食材で、青→黄色 そして黒っぽくなるその時々に、別々の効能を見ることのできる働きがあり、今回使用した完熟バナナなどは免疫力を高めるものに変化してるそうです。

  新しいことで疲れることも多いこの季節。 疲労回復と精神安定のためのビタミンB1が多く含まれている
豚ひれ肉のソテーに完熟バナナのソース
をからめて
元気に乗りきってくださいね。

ひつじ小屋の日々

 定期的にお便りを発信することを始めて6年になりますが、たまに 読んでくださる方から「毎月大変ですね。」といわれることがあります。

 書き始めればほんの1日でできてしまったり、時には数回書き直したり・・といろいろですが、それほど大変だとか面倒だとかは あまり思うことも無く、申し訳ないのですが、気ままに言いたい放題だから、気楽に続けられているように思います。

 勿論、気が乗らないとか、いつやめようかと思うことも、やる気と同じくらいたびたびあるのですが、それも「いつも楽しみにしています。」とか「あのコラム、参考にしています。」などといわれたりすると、俄然やる気になったりするのは、誰でも一緒。

 半ば習慣化してきているとはいえ、やはり 人様の励ましが継続の原動力。一人での作業のようでも、実は皆さんと一緒作っているのかも知れません。

編集後記

・毎年、当たり前に春が来る。日差しが暖かくなるにつれ、新しい命の芽生えが、日々ますますそこここで繰り返され、世界は優しくたくさんの小さな命たちの誕生を喜び、それを生み出したものたちを労わり、慰める。
 あちこちにあふれる愛しみ。

・毎年、新しく生まれ、二度と同じものは無いけれど 再びのめぐりを思うとき、もう一回やってごらん という励ましを聞く。
  春は'許し'を感じる時でもある。

Aurea Ovis

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曇りの日の夕暮れ時のさくら
周りに溶け込みそうで 実は周りを取り込んでいる・・

 



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