ひつじ小屋便り  67


 Mam, thaks!

ひつじ小屋の風景 57

豊かに生きる


発行日 2006/05/05
発行人 遠藤由美子
 

『エレの引き出し』

 

キレイへの工夫 5月
愛すること N
きれいをおいしく !
新じゃが いろいろ
ひつじ小屋の日々
編集後記

 

 

 

 

Happy、Kids Day!

 

ひつじ小屋の風景 57   豊かに生きる

 今年は なかなかそれらしい陽気になりませんね・・という言葉を何度か耳にしています。

 そういわれれば、ちょっと良い天気かなと思っても、すぐまた冷たい雨が降ったり、どんよりとした曇り空の下を薄ら寒い風が吹いたりして、ちっとも、それでもきれいに咲いている旬の花々を楽しむだけのゆったりした何日かが続くということがないようにも思われます。気が付けば ゴールデンウィークになるこの頃、近い記憶として残る同じ時季には、夏物を着て、日差しを避けて散歩していたことを思い出します。
 
  今年は・・、いつになったら時季にふさわしい陽気になるのでしょう、今日も朝から冷たい細い雨がしとしとと降り続き、咲き始めたピンクのつつじに透き通った幾粒もの水滴をきれいにまとわせています。


(瓶のふたには 05・4・25 のメモ書き)

去年のこの時季の裏庭の夏みかん。

  それで作ったなつみかん酒が飲み頃に。
  香りと色が さわやかできれいです。

 レモンスライスと一緒につけたので、ちょっと酸味もあって お・い・し・い!

  食前食後には勿論、食事中もいただいてまったりうれしい夕食になりました


 こういう日は、でも いろいろと思いをめぐらせるにはとてもよい日でもありますね。
 
 窓ガラスの向こうの、しとどに濡れて、時折気まぐれに吹いてくる風に ぱらぱらと雨粒を撒き散らしている鮮やかな緑たちを眺めながら、この行く先をこれまでと前後させながら思うのは、明るく浮き立つような日差しの中でよりも、このような日のほうが なぜか思うにたやすく、そして多少は より確かな道を見ることができるように思えたりします。

 日野原重明さんという現在94歳の 今尚現役のお医者様をご存知のことと思います。
今朝、届けられた郵便物の中に、偶然にも日野原さんの巻頭言を掲げたリーフレットのあるのを見つけ、朝食前にもかかわらず(私はおなかがすいた時の あのちょっと物寂しい思いで目が覚めるプーさんのようなところがありまして・・、朝食はどうにも抜くことができず、起床後はできるだけ早く食事したいほうなのです。)一心に目を通してしまいました。

 「私には10年先まで予定があるから、健康管理は怠れないし、頭も鍛えておかなくちゃならない。」という言葉にはうなってしまいました。日野原氏が、もう'忙しい'を超えるくらいにあちこちから講演やボランティアを含めた仕事の以来が続々と押し寄せ、それを順次こなしていく意義深くも重要な毎日が予定されるというのは、その今も現役という数々の経験やキャリア、お人柄や精神の豊かなありように魅せられた人たちが引きも切らない故のことでしょうが、なかなか一般的には それほどの予定で真っ黒になった手帳を持ち歩く人というのは、そう沢山はいないように思います。


  私の知っているある女性は、生まれた国を離れてもう何十年という年月をこの日本で暮らしています。それはとりもなおさず、彼女の所属する会の要請に従ってのことではありますが、彼女の存在を知る人は あまりありません。そしてまた、彼女のしていることに関心を持っている人も、恐らくそれほどはおられないことでしょう。
 それでも 彼女の日常は、大変忙しく、もうおいくつになられているのか・・、皆目見当の付かないくらいのご年齢と察せられますが、私がわずかに知っている彼女の毎週の予定の中には、近所のご病人や家から出られないご老人たちのところへの訪問や手助けがあり、日本に来ている彼女と同じ言葉を話す いまだ日本語を理解できずに困っている外国の人たちのために必要なことのケアをしたり、身近な場所の内外の清掃などもなさったり、と、日々絶え間なくその小さな体をくるくると動かして働いておられます。彼女に手帳があるのなら、恐らく日野原氏と同じくらいに真っ黒になのではないでしょうか。

 未来に対してプランニングをするということができるのは、人であればこそできること。そこに、例えば、自分の持っている知識や経験(時間や金銭なども含めて)をそれを必要とするところへ提供していくことをプランに加えた未来を描くことができるなら、それはその人の人生を 何にもまして深く豊かなものにしてくれるように思います。

 実際にそれを実現しておられるのが、日野原氏や先にお話した女性のような方たちなのですが、与えられた時間が、「お金でも時間でも残りを与えるのではいけません。持っている中から提供する、これがギブアンドテイクの精神。それがお互いを助け合っていくのに役立つのです。」(日野原氏)という言葉を日々実現する豊かな日々でありたいですね。

 目を凝らさないとわからないくらいに空気に溶け込んだ細かい雨を、心地よさそうに浴びている時季の花や緑を眺めながら、そう心に決め結んだ 春の終わりでした。


☆☆☆ キレイになるための連続講座 ☆☆☆

「横濱タウン新聞」文化事業部の主催により、
上記3回講座が5月18日から6月1日までの各木曜日ごとに開催されます。
僭越ではありますが、その3回目、
6月1日の講座 ”自分の魅力を知るメイク”
の講師を担
当させていただくことになりましたので、お知らせいたします。

◎詳細のお問い合わせ、および申し込みは 
上記「横濱タウン新聞文化事業部」へご連絡ください。

 普段お目にかかれない方、お近くの方
ご都合がよろしければ 是非 ご参加ください
一緒にキレイになりましょう ♪

 

『エレの引き出し』

 ひみつのいえ 4

「たいへんけっこう。しずかにしていてくれたまえ。
ここにいる人たちは、みな ふかいねむりについているが、それはその人たちのひみつがすっかり その人の引き出しにしまわれてしまうまでのあいだなのだ。

 ここにしまわれるひみつは・・、その人が けっして だれにも知られたくないとおもっているもので、そのひみつをもっていることで どうしても じぶんにしあわせをかんじられないときに、ここへひみつをもってきて、おいていくんだよ。

 それをしまってよいかどうかを、私がきめるのだ。そのひみつをもっていることが、つらくていやだからわすれたいために ここにひみつをおいておこう というときは、けっして ひみつはしまわれることはない。

 引き出しに すべてのひみつがしまわれるまえに その人がめざめてしまうと、ひみつは にどと その人にもわからないところへとんでいき、いちばんそのひみが知られたくないとき、いちばん知られたくない人のところへ いってしまうのだ。」

つづく・・・

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"きれい"への工夫 5月

 気(き)5

 自分の望むきれいな自分をイメージする というのは ちょっと考えると 漠然としたものではありませんか?そういわれて すぐに イメージを結べるというのは、恐らく かなり頻繁に そのことについて思うことがある ということのように思われます。 実は それが 一番 簡単にイメージトレーニングする ということになるのですね。

 逆説的に言えば、常に 自分の嫌なところを気にしてばかりいると、それが絶えず自分についてのイメージについて回りますから、結果、自分についてイメージするときには いつもその嫌な部分が強調された自分を思うことになります。そうなると、これはもう、一種の強迫観念のようなものになって、頭から離れなくなり、絶えず嫌な自分を意識している という状態にもなりかねません。

 そこから抜け出して 自分の良い面を見出して意識されない限り、その状態は繰り返され、そのうち自分を卑下したり、卑屈になったり、ねたみや恨みを生み、自己否定へと突き進んでいくことでしょう。 


 (れ)

 自分の目できちんと現実の自分を見る という行為は、とくに 日常を忙しいと感じている人たちには 必要と思われます。こちらで数名でのセミナーを開くと、時に、こんなに長い時間鏡を見ることってないわねー、というお声を聞くことがあります。鏡の前を通って鏡を見ることはあっても、意識して時間をかけて自分の顔を見る ということをあまりしないということなのでしょう。 でも それでは、一日で自分がどのように疲れてしまうのかを確認したり、人と会った後の顔がどう変化しているかなどを知ることができません。

できることなら、日に数回は 鏡を見てください。一日のうちでも 時間によって 顔に現れる様々な時間的な疲れや思いがけない年齢を表すサインに気がつかれることでしょう。その気付きは、何をどうするか どうしたいかということについて、具体的な目的や方法を立てるのに、大変役に立つのです。

 きれいになるには 行うに易く、それでも高い効果の得られる、目的に適った方法を見つけ出す、これが 一番 着実な道だと思うのです。     


 (い)5

 人は 決して 若くはなっていきません。それが自然な姿です。それにことさらこだわって逆らうものでもありませんが、ただ 日々のすごし方で その速度を遅くすることは ある程度可能なことではあり、そうするためにできることの一つに、日々のお手入れがあります。

 いつもあなたが使っている化粧品、それを選んだのはなぜですか?なにか理由があるかもしれませんね。美白したいから、しみがきになるから、日に焼けたから、表で過ごすことが多いから・・と美白の製品を選んだり、乾燥しやすいから、細かいしわができてきたからと栄養のあるしっとりしたものを選んだり、あるいは脂っぽさが気になったり、ニキビ吹き出物ができやすいからとさっぱりしたものを選んだりと、それぞれに目的を持って選ばれたことでしょう。

 その意識して選んだものを それでは どのようにお使いでしょうか?しみや日焼けが回復しやすいように使っていますか?できるだけ肌を乾かさない工夫をしたり、血液の循環をよりよくしながら使っていますか?次回は使い方の工夫です。     6

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛することN

 恩師のある日の話。
「砂漠地方では、水はとても貴重です。そして そこに住む人たちはほとんどが貧しい。毎日水のあるところまで出かけていって、家族が一日に必要な量の水を汲んでくるのは、女の人や子供の仕事です。その水はね、素焼きの瓶に入れて、日のあたらないところに置いたり、半分地面に埋まった状態にしておくんです。そうすると、冷たくておいしい水になるんですね。そして それをみんなで 大事に飲むんですよ。」

 ある日、砂漠に不慣れなある男が、暑い日差しの中をやってきました。一軒の家に立ち寄り、水を一杯頼みました。家の主人はすぐ、奥さんにコップに一杯の水を汲んでくるように言いつけました。奥さんは家で一番大きなきれいなコップに、なみなみと水を汲み、男に差し出しました。男の喉を 冷たくておいしい水がごくごくと流れていきました。

「彼はその水がどれほど貴重かを知りません。その理由も成り立ちも語らずに大切なものを分け与えること、ここに愛があります。」

きれいをおいしく !
新じゃが いろいろ

材料:新じゃが 適宜、A(クリームチーズ、粒黒こしょう)、B(味噌、ゆずの絞り汁、みりん、醤油数滴)、C(バター、マスタード)、D(皮なしのたらこ、レモン汁、バター)、E(カリカリベーコン、クリームチーズ)、F(味噌、すりゴマ、砂糖)

作り方:1 新じゃがは茹でるか蒸すかする。
 A〜Fの夫々の材料を 好みの量で夫々に混ぜて、ソースやたれを作っておく。
 茹で上がったじゃがいものに好みのソースやたれをつけて いただく。
 

大体、簡単にバターと塩なんていう取り合わせが多そうなビタミンCたっぷりの大地のりんご、ジャガイモ。ちょっと 手をかけて こんな風にすると、おいしさが倍増します。
  大きなお皿にこんもり積んだ季節の生野菜サラダをたっぷり添えましょう。 

大人はビール、子供は麦茶 
の季節になります ね
 


ひつじ小屋の日々

ー写真をクリック!ー


先月の末、
急に思い立って、
葉山のつつじ公園に
出かける。


今を盛りと咲き誇る人の背丈を越すほどのつつじとそれに群がる昆虫たち、そして誰の思いも同じと実感させられた人の波をかき分けて、ようよう 下におりてきた。



昆虫大好き、生き物大好きのタコ氏。公園の池に面白いものがあったのか、じっと見つめて動かない。
  写真左には小さい子供を抱いて不安げにそれを見つめる女性の姿があるのだが、あまりに気の毒でカットした次第。

 
 

  しかし・・、きれいに咲いた満開のつつじと作務衣に雪駄のひげ面タコ氏・・・、あわないですね〜。

 ま 面白くて撮ったのですが。

編集後記

・予定を立て、その予定を遂行するために約束をする。これが生涯現役の秘訣!と、日野原氏のインタヴュー記事を読んで思いました。

・ただ、約束を破っても平気な人には やりとおせないことかもしれませんよね。幸いにも?遠藤は結構 約束には執拗にこだわる方なので、そう思うと案外、'遠藤さんは150歳まで生きますね'という冗談が実現しそうで、ちょっと怖い・・・。

Aurea Ovis

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