ひつじ小屋便り  68

 

ひつじ小屋の風景 58

Locks of Love

『エレの引き出し』

ひみつのいえ 5

”キレイへの工夫
6月
愛すること O

きれいをおいしく!

たまねぎの
ひたすらいため

ひつじ小屋の日々
編集後記
 発行日 2006/06/05  発行人 遠藤由美子

 

ひつじ小屋の風景 58 Locks of Love

 もうすぐ5歳になるという娘さんが、それまで殆どはさみを入れず、腰まで届くほどになった長い髪をばっさり切って、「Locks of Love」(ロックス・オブ・ラブ)に寄付をしたという記事を毎日新聞で読んだ。
 ロックス・オブ・ラブというのは、病気によって髪を失った子供も含めた人たちに、かつらを作って提供するというプログラムのことで、ロックという言葉には鍵という名詞と同じつづりながら、
「髪の束」という意味もあるという。

 記事を書いた人は、現在アメリカ在住の子育て中のお母さんで、日本とアメリカとの子育てなどに関わる夫々の違いなどの日常のあれこれをつづっているのだが、今回の長い髪を切ってかつらにして寄付するというプログラムに参加したのは、近所のお姉ちゃんがやったのを見て、娘さんが自分もやりたいと言い出したからだと書かれていた。このプログラム、かの地ではよく行われているようで、美容院でのヘアカットは、洗髪とカット代は無料になるところが殆どとか。お金はチップを払うだけというものの、それもいらないといわれることが多いという。

 その方は、20年以上以前に当時10歳だったご自分の妹さんを白血病で亡くされ、放射線治療の影響できれいな髪がすっかり抜け落ちたおしゃれだった当時の妹さんを思って、「とても辛いことだった」と書いておられる。
"あの時、かつらをもらっていたら、どんなに喜んだろう。「Looks of Love」のホームページには、かつらを提供されたこともたちの嬉しそうな笑顔が載っている。娘の髪が、一人の子供の笑顔を作り出してくれると思うと、とても嬉しく思う。"(記事原文より)
ぬれちゃうよ    ♪
 そういえば以前、産経新聞でも歌手の西田ひかるさんがこのプログラムのことを書かれ、自分の持っているものを役立てるのにお金や時間のほかにもこういうことがあるという紹介とともに、それが日本でも行われるといいのにと言っておられたが、同感である。

 私のかつてのお客様のお一人は、ちゃきちゃきの江戸っ子のような方で、にぎやか朗らか、忙しいやら楽しいやらで、その突然逝ってしまわれた知らせを聞いても、誰一人信じられないほどだったが、聞けば首部の腫瘍のせいとかで、後から聴いた話では、やはり髪がすっかり抜けて、それはそれは痛々しかったと・・。
 着物が好きで、きれいが好きで、大笑いやおしゃべりが大好きなその方は、踊りの名取でもいらしたし、御髪を失ったことはさぞかし口惜しく苦しいことだったろう・・と、思い出すたびに胸が痛む。あの方にも 当時そういうプログラムによるプレゼントがあったら・・と、いまさらながら思うのだが、きっと同じように思われる方は いくらもおありではないかと思う。

手のひらサイズの豆皿をいただきました。

使いかけの紅茶のバッグを置いたり
料理中のおたまをおいたり、
味見用のお皿になったり 大活躍。

 「Locks of Love」のホームページを眺めていると、かつらの装着の前後では顔の表情がすっかり変わり、あたかもその毎日そのものを喜び、愛おしささえも感じているようなのがよくわかる。髪の毛があるのが自然、当然という思いが無意識のうちにあるのを、そのホームページに掲載されている人たちの写真を見た自分の感じ方から今回改めて知ったような気がしたのだが、辛い治療に耐えた代償に髪を失うということもあるというのは、いかにもやりきれない思いがしてならない。
  もしも、今 自分につややかにして豊かな髪の毛があれば、きっと即座に切って送り届けるところだが、そうもいかず、ご覧くださる方は少ないかもしれないが、せめて話の種にでもなればと 書いている。

 例えば、一日1ドル以下で家族全員が暮らさなくてはならないという国の人々があるが、物があふれ、物を持つことにそれほどの努力や苦労を必要としないこの日本では、それゆえの持っているものへの執着激しく、形のある無しにかかわらず人に捧げる、役立てるということを時々に思うこともなくすごしてきていることが 日常になってしまっているようにも思えるのだが いかがなものだろうか。

Dady, I love you !

イラストをクリックして 出展元をごらんください。


 持っているものをそれが必要な人に見返りを期待せずにシェアすることは、ともに生きることの まずは基本的な行為ではなかったか と考えるが、自戒も含めて物欲日本に警鐘を鳴らしたく思った「Locks of Love」についての記事だった。

『エレの引き出し』

ひみつのいえ 5

 おにいちゃんはエレを見ました。えれに いまのはなしがわかるかな と おもったのです。

 えれは むずしそうなかおをしてじっとはなしをきいていましたが、おにいちゃんのかおを見ると だいじょうぶ というように しっかりうなずきました。でも それは マントのひとのはなしがぜんぶわかったというよりは、ねむっているひとをおこすような大きなこえをだすと たいへんなことになるらしい ということがわかったといううなずきではありました。

 でも おにいちゃんは いったいぜんたい なんのことやら・?? ひみつって、ひきだしって・・ え?なに?なんのこと? とつぎつぎにききたいことがでてきていました。

 でも いまは だまってきいていなくてはなりません。大きなこえをだしたりはもちろん、どうも このぶんだと いろいろしつもんしたりおしゃべりしたりすることも あまり よくはないみたいです。

 おにいちゃんは こころのなかが ききたいことだらけで ばくはつしそうになるのを いっしょうけんめいおさえながら おとなしそうに はなしをきいていました。
 ふと、マントのひとは おともなくたちあがると おいで というように てをうごかしました。

つづく・・・

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キレイへの工夫 6月


 気(き)の6

良いイメージについて、例えば、自分の特徴をよく見定めたり、人の自分に対する見方と自分の自分に対する見方とを参考にしてみたりして、自分についてのよりよいイメージを創り上げていくことを数回繰り返し、できるだけ具体的な自分についての良いイメージを持つこととそれを折々に思い浮かべてみることを繰り返すというのは、とてもよいトレーニングです。

☆子さんは、あるとき 鏡の中の自分の顔を見たときに、口角の下がり方が気になりました。別に不機嫌でもなんでもないのに、時々 人から何かあったかのような気遣いを受けることがあったのは そのせいだったのかも・・と思いあたったというわけです。そこで 鏡を見てにっこり笑ってみたところ、自分でも受ける印象がずいぶん緩和され、口角も上がって明るい顔になったのを見て、それからは 人と会うときはいつもまず自分の頭の中で にっこり笑った自分の顔を思い浮かべることを意識するようになったのです。

その結果、それは習慣となり、☆子さんにあうといつも 口元のキレイに引き締まった素敵な表情を見ることができるようになりました。   7

 (れ)の6

人は決して若くはなっていかない。割りに幼いころから老化現象が現れる。人は老化と再生を繰り返す細胞を持っている、つまり絶えず変化する生き物である。それから、自分の実際を認識し、そこから自分の望む良い状態を具体的に描き、それについてできることをやっていきましょう、というのが これまでのお話でした。

 さて、ここからは具体的なお話。まずは しみ。色素沈着ですね。これは 意外なことに、年齢や性別に関わりなく現れます。つまり年を取ったからしみができる、若いからしみがないというばかりではないようです。メイクで隠れてしまうようなうっすらとしたしみや、時季によって色の濃さに変化が見えるようなものは、その時点で適切な対処をしないでいると 時間の経過とともに、そこに居座ってしまうことは 当然考えられます。

 しみの原因には、紫外線、物理的刺激、ホルモンの影響、寒気乾燥などとともに、精神的な不安苛々などもかなり影響することは よく言われていることです。  

 (い)の6

化粧品を単に顔につけると言うときでも、血液循環を促すためにとマッサージしながらつけたり、時に潤いを逃がさないよう皮下に水分や栄養分を蓄えるためのマスクをしたり、あるいは丁寧な洗顔、適切な食事、必要な睡眠、体のリズムを整える、などが、きれいでいるためには とても大切なことだというのは いろいろな情報からすでにご存知のことと思います。

しかし、問題は そのすでに知っている「キレイになるためにできること」を、では 実際に毎日工夫してできているか ということなんですね。

たとえば、女性の場合、月経というものがありますが、ひと月のサイクルで繰り返されるそれに注目してみても、その前後で肌や体に大きな変化があることに気が付きます。他にも 一年、ひと月、一週間、一日の内、それに一生の間も勿論、その度ごとの変化があり、その夫々にあらわれる変化やサインを見逃さずに、適切な対処をし、そして健康であれば、人はおのずときれいになっていくものなのですね。  7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛すること O

 小学校のころ、新入児童のために高学年の子供たちがお手伝いをするということがありました。小さな子供たちを決められた場所に連れて行ったり、着替えを手伝ったりしましたが、そのほかにも、学校が初めてのお母さんたちのために、場所を教えたり、プリントを配ったりする係りの人もいました。

 最後にみんなで集まったとき、お母さんたちのお相手をした一人の子が「あの人、字が読めなかったでしょ?」ともう一人の子に聞いていました。回りの子達は 何で〜?とか、変なのー とか口々に言いましたが、その人の相手をしたという女の子は「だから手伝ったけど、えらいと思う。」といいました。

♪  「子供の私に字が読めないから教えてくださいって、真っ赤な顔して言ったんだよ。きっと 自分の子供のために 一生懸命恥ずかしいのを我慢して、がんばったんだと思う。」といったのです。

 その子はそのお母さんと一緒に、その人の子供のために がんばったのです。

きれいをおいしく!
たまねぎのひたすらいため

材料:たまねぎ 沢山、オリーブオイルバター

作り方:1 たまねぎを食べやすい大きさにスライスする。

 フライパンを弱火で熱してオイルを温め、のたまねぎをいれ、あめ色になるまで焦がさないように、しばら〜くいためる。(30分以上はいためる)

3 たまねぎ
が十分あめ色になったら火を止める。

 皿の真ん中にバターを置いて、あつあつのたまねぎを盛る。軽く塩を振っていただく。

 ただいためるだけなのですが、これがなんもおいしい!たまねぎを弱火でじっくりいためていく作業は、ちょっと辛いけど、それを忘れるくらいおいしいです。
  醤油をたらす人もいますが、スパイシーソルトをかけ、ワインとチーズで。
 たまねぎって甘いんだー!と知ります。

 おいしくいただけるって いいですね。

ひつじ小屋の日々

 6月1日、横濱は港南台で「きれいになるための3回講座」の最終講座、”自分の魅力を引き出すメイク”がありました。

 年齢や肌条件、化粧情報や化粧暦の違いが様々な方たちといきなり会って、では始めましょうというのは、正直無理矢理っぽかったのですが、皆さん、きちんと持ち物をそろえられ、熱心に時間一杯耳を傾け、手を動かしてくださいました。

 もっとあれもこれもやりたかった、伝えておきたいと思うことばかりで、時間の足りなさやおひとりずつに触れる機会の短さに、歯がゆい思いもしたものの、お戻りの時の明るい表情を見せていただくことができて、テーマを徹底することはできませんでしたが、メイクをするということについてのなぜどうしてなどについては、幾らかはお役に立てたのかな・・と 思ったり。

 それにしても、たかがメイク、されどメイクですねー。改めて、メイクひとつで変わるものだなぁ〜と、自分でキレイに変わるようにとやったのに、思いました。

 「横濱タウン新聞」の講座担当のひろたさん、やまもとさんには、頼もしくたのしくお世話いただき、感謝しています。
 皆さん きれいでいてください!

編集後記

〇 音もなく、ただ気付いた人だけに恵まれる嬉しさは、虹に気付かなかった人たちにも伝えられ、しばし幸福な暖かさが漣のように広がるという日があった。

Aurea Ovis

営業時間  
平日:午前10時〜午後7時
日曜祝祭日: 午前10時〜午後6時

連絡先  
240-0111三浦郡葉山町一色857-1椿コーポ5号室  
Ph.& fax.046-876-2538

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URL  http://aureaovis.com
掲示板 http://aureaovis.com/cgibin/welcome.cgi

水無月某日 埴輪3兄弟が養子に来ました。 お越しの方のお出迎えをします、どうぞ よろしく。


どき     にわん    はにー

どき にいちゃん、あっちむいてるよ、こっちむかないといけないんじゃないの?
にわん いいのよ、にいさんなんて いつだって かってじゃないの・・
はにー なんかいったかー?

どき&にわん なんにもー。いっち に いっち に・・

はにー、にわん、どき 「あ お客さんだ、いらっしゃいませー!

 





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