ひつじ小屋便り  75

ひつじ小屋の風景 65

あけましておめでとうございます

『エレの引き出し』

 

愛すること 23 

マイクとアン

きれいをおいしく! 

りんごと大根のなます

ひつじ小屋の日々 

どんな人も同じ

編集後記

発行日 2007/01/05  発行人 遠藤由美子

 

ひつじ小屋の風景 65

 年頭に当たり、(あまりに暇だったのと、何もする気がしなかったので)新しい一年を健かに過ごすヒントなどあれば と、貝原益軒の『養生訓』を読む。
  時々噴出してしまうようなところもあってなかなか楽しく、一人で楽しんでいるのも と、ご存知の方は多々おられるとは思うものの、自分なりの感じも入れて 少しご紹介がてら書いてみようと思います。



今年もよろしく
 
  巻第一 総論 上の9"心を養う養生術"では、心の健康法についてで、「いつも心は平静にして、怒りや心配事を少なくすること。」と書かれ、また、「寝ることを好きになるのはよくない。長く眠ると血の巡りが悪くなり、また食後すぐに眠ることはとくによくない。(中略)食後は軽い運動を行い、腹ごなしをするのがよい。また同じところに長い間おなじ姿勢で座ることはよくない。養生の道とは、病にかかっていないときに行うことであり、病にかかってから行うことは養生の最後の手段である。」というのだが、これを後述の14"心の静と体の働"の、「心は身体の支配者であるから、心を平静にすると身体にもよい。身体は動かすことによって血の巡りをよくし、病気にかかりにくくなる。」へと続けています。

 毎日、軽い散歩をするだけでも運動になる、そうすれば鍼や灸などで嫌な思いをせずにすむというのは、今なら痛い注射などをしなくてすむでしょ?というわけですね。
 
  『養生訓』をそのまま、今の我々の心得にとは思いませんが、ただ、貝原益軒という人が、子供のころから病弱で、たびたび発熱して回りを心配させてきたことから、自分のために人を煩らわせたくないとか、健康で人のために働けて、危急のような場合に力を発揮できるようでありたくて常日頃の健康への心配りを思ったというのを読んで、実践から導き出された説得力のあるそれぞれは、時代を超えても人が健やかであるためにできる 簡単で効果的な健康維持方法ではないかと感じた次第です。

 同じ巻の24"勤勉即養生の術"のところでは、適度な運動の必要を説き、「日常の適度な運動」のうちに、’働くことも’あるといって 勤勉に働くことそのものが健康法 ともいっています。
  神様でさえ働いているのだから、人も勤勉でなくてはいけない、と。 篤い信心もおありだったのでしょう。

 益軒さんは、無駄に睡眠をむさぼることをたびたび戒め、訓練して睡眠を短くせよ、とも言っていますが、確かに、あまりに寝すぎると休んだ気もせず、かえって身体がだるく、頭もいつまでもぼうっとして、なかなか本調子にならなくて きびきびと動けないなど、どなたも一度は ご経験でしょう。


  面白いな
 と おもったのは巻の29"養生と口数"
口数の多いのはよくない、ときっぱり!それが多いと何故いけないかというと、気を遣いすぎるから というのですねー。言葉を慎むというのも養生の全てである、とむすんでいますが、私も常々、今の日本人は やたらに しょっちゅうよくしゃべるなーと 思っていたので、これは言い得てしたり!と思いました。

 人は しゃべればしゃべるほど 空虚になっていく という憶えのある方、おいでの事と思います。毎日、多くのメディアを通して、眠るか食べるかしている以外は、絶えず言葉を発している人が増えてきているような気がしますし、逆にしゃべっていないと間が持たなくていたたまれない ということもあるかもしれません。事実、自分も話さなくてはならないというときは実に気が思い。出かけた先で、しばらくぶりだからとあれこれ無理しておしゃべりする羽目に陥るというのも、実はかなりしんどい作業ではあります。


 ただ、お人によっては、状況的にあまり一日のうちに人と会うことがないため、しゃべらないことによる弊害―突然話さなくてはならないときに言葉がスムースに出にくい、とか、殆どの時間を口を閉じているので、頬の筋肉が緩みやすくたるみが生じやすい、人とあって話すときに、言葉を選んで順序だててわかりやすく話すということが難しくなる・・などなど―を感じておられる方もおられることもあるようですから、そのあたりは 適度に ということではありましょう・・。

はねつき した?

 さて、この第一巻は40の項目があるのですが、その39には"とどこおりと病気"という項目があって、"気"についても少し書かれています。

 「いつも、気は身体全体に満たしていないといけない。胸にだけしまいこむことはよくない。
怒り、悲しみ、憂い、思いなどは胸にこもりやすいものだから、そういうことにならないよういつも心がけることが大事である。」とあるのですが、ここでいう"気"は、読んでいると 人が人の中で、何かにつけて葛藤を感じる心の動き というような感じがします。
  特に 心配事や悩み、悲しみ、怒りなどのようなものについて、ひとところに持ち続けることの危険を言うのではないかと考えました。

 辛いものをいつまでもずっと抱え込んでいることによる、様々な病的な症状―食欲不振、不眠、消化不良、頭痛などや、苛々、情緒不安定、衝動的な行動など―を呼ん出しまわないように、例えばスポーツなどで発散したり、別の形に昇華させたり、吐き出してすっきりさせたり・・が奨励されるわけですね。


 なかなか うがった見方の多い『養生訓』。 
ここに書かれたことを読む限り、行うに難しいことは殆どないと思いますし、すでに実行しているもの、一般にされているものもありますから、そういう意味では、心身とも健康でありたい人には、言うにも行うにも易いことだと思います。ひとつ いつも読んでいいな とおもうのは、身体と心を別にしないという考え方。人は両方相持って人ですから、ね。

 健康への関心の高い今の日本。さまざまな健康のためのあれこれを求めるより前に、まずは 益軒先生のおっしゃるように、日常的に自分でできる どうにかなってしまう前の養生を実践することのほうが、手っ取り早くも確かなように思うのですが、いかがでしょうか?    

     今年一年、どうか みなさま、お健やかでありますように!
                                      
                                                (講談社学術文庫 養生訓よりの引用)

 

『エレの引き出し』

ひみつのいえ 12

 なみだになった・・?! じゃ、かたちがないってこと?

 みんながそうおもったのを きいたかのように、マントの人はこたえました。

「ゆりのなみだは 人のものとはちがう。かおりもなく、ただのしずくのようになってしまった そののもちぬしのポケットの中のゆりは、すこしずつポケットをしみぬけて、ある日 とつぜん まっくらなあなのなかに ころがりこんでしまったのだ。」

 おにいちゃんもエレも あれ・・?と おもいました。

マントの人は そっとたってみんなをみまわしていいました。

「そうだ。それからさきのはなしは もう みんなしってるとおりだ。
  トムじいのはなしをきいただろう?」

つづく・・

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Mim's Gallery 2

愛すること 23

 マイクとアンは、それぞれその時やりたいことのために、お互いに協力し合うという生き方をしていて、そのときも、アンの昇給に必要な資格取得のための勉強をサポートするために、マイクが昼間の仕事に加えて、私たちに英会話を教えていた。

 穏やかでぼそぼそと話すマイクとは、年齢的に近かったせいか、よくいろいろな話をしたが、中でも漢字については並々ならぬ関心があって、説明する私にたびたび冷や汗の出るような質問を重ねた。

 あるとき、マイクを漢字にしてみるとね と真以久と書き、真実の真、with、永久の久と説明したところ、いたく気に入り、判子にする と・・。

 子供たちや漢字の話をする私にあいたいと紹介されたアンは、背の高い赤毛の知的な人。「テストに受かったの。次はマイクが勉強する番。今度は私が働くわ。」

 互いに成長しあうことを喜び合える二人は 当時 独り身の自分にはまぶしい存在でした。

きれいをおいしく!
りんごと大根のなます

材料:りんご 一個、大根 太いところ10cmくらい、砂糖レモン汁少々

作り方;1 りんごは皮をよく洗って四つ割り。芯を取って夫々を薄く切り、マッチ棒くらいの太さの千切りにする。

2 大根は薄くスライスして千六本にし、塩を振ってしんなりさせる。

3 2の大根の水気を絞ってのりんごとあわせ、かるくレモン汁を振っておく。

 なべに砂糖を好みの量で入れ、沸騰させて煮切る。

5 大根とりんごを4にいれ、ざっとかき混ぜて、容器に入れて冷めてから保存する。 

 いつもの紅白なますに飽きたのと、今年の捨てるくらいにできすぎだという大根をなんとかきっちり使い切りたいと思いついてやりましたが、さっぱりしてほのかに甘く、さわやかなお味でした。

 おなかにやさしい とても簡単な一品です。

ひつじ小屋の日々 どんな人も同じ

〇 80を越える母が2度目の入院から退院できたのは、おなかにたまって頑固に動かなかったものをすっかり出してもらったから。

〇 年齢的なものは勿論あるが、先の益軒さんの言ではないが、身体の中が滞らないように、適度に歩いたり、食べたり飲んだりが良い具合に行われなくなると、やっぱり人間どこかに支障が出てくる。

〇 漫画家ジョージ秋山氏作の「浮雲」(はぐれぐも)にもあったが、"人間、入れたら出さなくちゃ生きていけないようにできている。どんな人もそれは同じ。入れたら出す ができていれば、当たり前に生きるんです。"益軒先生のおっしゃる通りではないか。

〇 食べる量が少なければ、どうしても便秘がちになり、それはどんどん悪いものをに留め、体内の望ましい流れを滞らせる。やせるためのダイエットなどもそうで、食べるものの量の少なさや偏食は不健康をよび、結果 目指す美しさとは程遠い様相になっていく・・。

〇 きれいな肌や健康な自分を求めるのなら、『入れたら出す』これが肝心と心得ましょう

編集後記

・ 何もしたくなーい、というのが、最近の遠藤。どうにも何に対しても意欲というものが沸かない。即どうにかできるという自分サイドの問題ばかりではないので鬱々せざるを得ない。

・ こういう状態は、決して好きではないから、何とかしたいのだが、一旦嵌ると出るのにしばらく苦労する。年をまたいでのこの鬱々、大概にしないと、日常のルーティンワークにも影響が・・。

ため息をつきながら仰ぐ新年の空は、晴天・・。

 

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