近所の小学生たちの下校時間に重なった道を、てくてく歩いて、おしゃべりしていった二人の高学年とおぼしき 小学生二人を追い抜きつつ、後ろから聞こえてきた会話。
ねぇ、1組でさー、いじめられてた子って もう 戻ってきた?
知らない。同じクラスじゃないから。
そうか、、もう 戻ってくるかと思ったんだけど
いじめられてた子がどうしたかは知らないけど、いじめた子がどうなったかは知ってる。
ふ〜ん・・
その後、二人は ちょっとのあいだ 黙っていましたが、次に会話が始まったきには、全然 ちがう話題で話しだして、そのころには、こちらと彼女たちとの間は、声は聞こえても内容まではわからない距離になっていました。
会話の中に出てきた、いじめられた子といじめた子、それを気にしている女の子と、ちょっとは 状況をつかめているような女の子・・
あるきながら、こういう話が、普通になってるんだなー と おもいましたが、まぁ べつに珍しいことでもないのかもしれないなぁ・・ とも。
大阪の桜宮高校では バスケ部の顧問の執拗な体罰に耐えかねて、17歳の少年が自らの命を絶った。
学校は それを顧問故のことではないと言い、すでに 市の相談窓口に、少年がなくなる半年前に、体罰があるという訴えを得ていたというのに、教育委員会は、体罰の有無について、聞き取り調査を ごく狭い範囲でのみ行い、体罰は なかったと 発表した。
さらに、同じ高校のバレー部でも、顧問による指導という名目の平手打ちが、2011年9月の時点で 6人の部員にされ、35歳のバレー部の顧問は、総計250発の平手打ちを 少年たちに繰り返したそうだ。
そして、今回の17歳の少年の葬儀のあと、桜宮高校の佐藤校長は、遺族に向かって、1月の新人戦に出てもいいか、と 問い合わせをしたという。
以前、兵庫県で起きた 生徒の自殺のときにも、その学校の校長は、夜、遺族に電話で、「これ事故死扱いしてもらってもいいですかね」と お願いしたそうだ。
在校生たちは、教員の総入れ替えを受けて、動揺し、自分らが学校を変えるから、考え直してほしいといったそうだが・・
亡くなった生徒が、体罰を始終受けているのを知りながら、見ていながら、彼の生前には これということもせず、人が一人死ななくては、行動を起こそうとしないような、わが身ばかりが大事な連中の言うことなど、はなっから聞く必要はない。
異臭を放つばかりに腐りきった大阪市立桜宮高校を 廃校にもせず、これという現実的、具体的な積極性のある改革案などへの取り組みがされず、現状を継続することを考えているようにしかみえないのだが、それが 自分にはよく わからないでいる。
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