ひつじ小屋便り  63

あけまして おめでとうございます。

’良い時’が私たちの日々により多くある年になりますように・・!


Mm's Gallery スカーフ留め

ひつじ小屋の風景 53

元旦雑感

『エレの引き出し』

ゆめのいえ P

トムじいのこと 13

”きれい”への工夫
愛すること J
きれいをおいしく!
ミートローフ
ひつじ小屋の日々
編集後記

発行日 2006/01/05  発行人 遠藤由美子

ひつじ小屋の風景 53  元旦雑感

 この元日に芦名の実家に行きましたところ、話の流れで 母の引き出しを開けることになりました。いわれて開けた引き出しの中には、2〜3度見たことのあるようなものや初めて見るこまごまとしたもの―数枚の写真、アンティークな装身具、人からもらったという飾り物や小さな置物、手鏡やしまいっぱなしの練り香水、幾枚かのハンカチ、スカーフや小風呂敷に袱紗、扇子、手帳、きれいに飾った小箱などなど―が、次から次へと出てきて、これはだれそれからいただいた、これはあの時あの方が下さった、それはいついつの記念と話が続きます。

 アクセサリーを身につけるということをあまり好まない人なので、それほど使った形跡もなく、それぞれが割合きれいに残っていましたが、母はそれをひとまとめにして、「じゃ、Mちゃんに上手に使って頂戴と言ってください。」と私に手渡しました。

 実は、私の三女が春からアクセサリーの作製販売することになり、それに必要な材料を集めているということを聞いた母が、それならば・・と提供の申し出をしてくれたのです。

 大玉や細かい彫り物のある赤珊瑚の玉、メノウのかんざし、鼈甲の帯止め、渋い銀細工、小さくカットされたアメジスト、小粋なカフスボタン、祖父が使っていたという華奢なチェーンの方位磁石など。。気が付けば、その辺一面に、そうした思い出のもろもろが散らばっているようになってしまいましたが、それはちょっと時間をさかのぼらせるような 一種 不思議な趣のある時ではありました。

 母は このところ具合がよいわけではなく、今日はまずまずだったのですが、いろいろ考えるところもあるのでしょう、最近は、できるだけ身の回りを整えたいと言い出し、私にも実家に置きっぱなしのものについて、どうにかするようにというのです。

一辺1.5cmの携帯磁石
金銀に染め分けられたチェーンの先に
銀色の クローバーが浮き上がって
デザインされている

冬の日差し Photo by C.
 自分は あまり物を持たないほうのように思っていたのですが、いやいやどうして、改めて見回してみると、一体なんでこれがこんなところに?と思うようなものが理由なく長くそこにおいてある・・というのがあれにもこれにもいえて、では さて片付けようか とおもうと、やー 一体どこから手をつけてよいやら・・!となるのですねぇ。途方にくれると同時に、その"事の成り行き"に関心を持ってしまうと それをたどることのほうが忙しくて、結局片付かない。
  でも ここに至って、母からの要望ですから、なんとか目に見えて片付いたと思えるような結果を目指して ひとがんばりしなくてはならないなー・・と思っているところです。 子供たちのものもあれこれあるらしく、それについてはそれぞれに任せることにして、まずは自分のものを実家に戻るたびに片付けるという約束になりました。
(ちょっと思っただけで、疲れてしまっているのですが・・仕方ないですねー。)

 一度、戦争で何もかも失ってしまった母にとって、今までもっているものと言うのは、戦後からのものばかりで、数としてもそれほどのものはないものの、その一つ一つが思い出深いものばかりでしょう。でも そういうものでも、母に言わせれば『やはり物は物だから』なくては困るというものは なにもない というのですね。

 そんなものよりも 母にとっては、なにより皆が健康であったり、元気でいたり、それぞれがそれぞれの立場でよりよく生きていたり、人様の役に立っているということのほうが、何にもまして喜びであり、感謝であり、大切で貴重なことのようでした。

 生きていれば、どうにも避けられないことに直面するというのは、誰にでも仕方なく起こる。そういうことを通して、一体自分には何が必要で何が大切なのかを少しずつわからせてもらってきた、という母の言に耳を傾けながら、私自身、物や人に固執する事をやめたときから、人はすこしずつ自由に身軽になっていく・・と思うこの頃を、改めてこれでいいのだ・・と腑に落ちた気分になった年明け早々の出来事ではありました。

 帰り道、実家周りを連れ合いに見せがてら、寒空の中、秋谷と立石の海岸を歩きました。

 曇り空の元旦の昼は 人気なく静かで、水平線に流された朱金の一筋が海と空を分ける上を、疲れた羽を休める蝶のように浮かぶヨットの帆を眺めながら、どういう風であっても「よい時」をより多く作り出していこう と、いつにもまして強く思いました。

→祖父の懐中方位磁石。各方位が漢字で書かれ、現在も 正確に方位を示す

 

 





漆芸の風狂 渡部誠一近景
1月9日(祝)〜15日(日) 11:00−18:30


『エレの引き出し』     

ゆめのいえ  P トムじいのこと 13

 おにいちゃんは じぶんのりょうてを見ながら そうおもっていました。
トムじいは おにいちゃんのそういうようすを見て、やさしい目をして うなづいていました。

 そのとき きいろいひつじが はとといっしょに トムじいにいいました。
「エレをおこして そろそろでかけようとおもうんだけど。」


 それを聞いて たくさんの光のせいたちが トムじいのそばにあつまってきました。
あたりは とても やわらかな そして うれしくなるような かがやきにつつまれ、そのまん中に おにいちゃんとエレは たっていました。

 みんなに つぎつぎに あたたかな なごりおしげなあいさつをされて、ふたりは とても しあわせなきもちになりました。

 ながいかいだんをあがって、とびらをあけておもてに出たふたりは さっきから それほどのじかんがたってないようなあたりのようすに すこしびっくりしながら、うしろをふりむきました。

 すると もう あの 小さないえのとびらはしまっていて、とびらわきにあるまどから たくさんの光のせいやトムじいが にこにこしながら こっちを見て 手をふっていました。

 ふたりも それぞれ みんなに手をふりましたが、でも ふしぎに さびしいとか そういうきもちは しませんでした。

「また これるといいね おにいちゃん。」「だいじょうぶ、こられるよ、いっしょにまたこよう。」

つづく・・・

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今年も     よろしく
wan!

"きれい"への工夫

 はじめに
人は誰でもきれいになれるから、とAurea Ovis が始まりました。きれいになることで起こるさまざまな変化の中でも、自分を大切にするようになることで人に優しくできるようになることが、一番うれしいものではないかと考えていますが、これはいわゆる自己愛や自己満足、自分勝手というものとはまったく違います。

自分を大事にしない人は、人にやさしくできない。一見そうしているように見えても、よく見れば、自己満足や自己弁護のために人を大事にするばかりで、自分をありのままに受けいれているとは言いがたく、どこか自分の人生を偽っているようにも思えます。

06年一年かけて、積極的に"自分にかかわれる"手がかりを見つけたくて、このコーナーを始めることを思いつきました。一年かけて よい模索の旅ができるように 努めます。どうぞ よろしく。

 気について 
息を吸う、息を吐く。これを人は生まれたときから繰り返して、その日々を送ります。  ある人と話をしていました。その人の日常は多忙で、体調の優れなさを実感しておいででしたが、お手入れが終わってほっと息を付いた後のその人は、明らかに違っていました。

その話し方がゆっくりになっていたのです。深く息をしながら、すこし考えて受け答えする。時々楽しげに笑いながら、気持ちよかったと繰り返すその語調は、明らかに一つ一つの呼吸の深さが施術前とは違っていました。

体の隅々にまでいきわたる"気の流れ"が、彼女に変化をもたらしたのです。
深い呼吸は人を穏やかにするものです。 一日3回の深呼吸を始めましょう!

 齢について 
人の体の中で一番最初に老化が始まるのは眼で、それも6歳ごろに始まるとか。平均寿命が延びたからといってそうした老化の開始時期が遅くなるわけでもなく、そう思うと人は一生のほとんどを老化する自分と一緒に生きていく と言えるかもしれません。

どんな人も、それを形成しているからだの細胞の生まれ変わりが絶えず活発に行われ、各臓器や部分の生まれ変わり期間に違いはあっても、総じて人間ひとりの体全体の細胞がすっかり入れ替わって新しくなるのは、約7年に一度ということを聞いています。人は、絶えず変化して生き続けているといえますね。

その変化は細胞の入れ替わりであり、古くなって役目を終えた細胞を老化細胞、その後を引き受ける新しい細胞を再生細胞というなら、私たちの体は、生きている限り老化と再生を繰り返すということになります。

新しい細胞が健康、元気であればともかく、細胞を産む親細胞も人と一緒に年を取りますから、そのうち勢いのよい若いころの細胞の元気さに欠けてきてしまいます。その時 私たちにできることは?  

 意について 1
さて、「きれい」考察の最後―きれいの"い"について の項ですが、ここで言う"意"は、私たちの意識であり、心の働きや思いなどを言います。
 
私たちは、日々沢山の情報を得、それによってさまざまなことを感じ、思います。そして実際にそうでないことについても、想像することができます。そして その想像は、時に私たちの意欲をかきたて、意識を高めて目指すところへと導くことさえあるのは、皆さんもよくご承知のことです。

例えば、雑誌やテレビで美しい肌の人を見て、ああいう肌になりたいという具体的なビジョンができると、人の意識の中ではそれを具現化するための情報を得るために必要な情報を集めることに敏感になります。どんなことにもそういう意識でいようとする、ということが、目的を近づける手っ取り早い方法ではないかと思います。 


Illustration by Mm.

愛すること J

 私には5人の子供たちがあり、それぞれ成人してそれなりの生活をしていますが、決して世間で言う優秀な'勝ち組'の子供たちなどではなく、普通、あるいはどちらかというと大人になっても、その自覚のないものたちもあります。

 私も人の子ですから、何か彼らのした困ったことなどによっては、たびたび自分のこれまでにやりきれてこなかったことや取り返せない過ぎたことへの後悔を思って落ち込んだりします。

 以前、そういうことがあったとき、二人の人から同じようなことを言われたことがあります。『あなたはよくやったわ。それは誰にも否定できないのよ。あなただからできたことよ。』『大丈夫よ、あなたの子でしょ?あなたがどれだけがんばってきたか、わかってますよ。』

 子供たちには、そうでもないかもしれない。でも、そういわれたことで、どれほど気持ちが落ち着いたことか!そうであってよいと「認める」ことは、生きる自信になるものだと思いました。彼女たちの'思いやり'に感謝しています。

きれいをおいしく!
ミートローフ

材料:合びき肉250g、たまねぎみじん切り1/3個分、にんにくみじん切り1欠け分、卵1個、オートミール1カップ、ベーコン4〜5枚、ナツメッグ、カレーパウダー、塩コショウ各少々。茹でた人参の拍子切り、ほうれん草の塩茹で、戻したドライプラムなど。

作り方 パウンドケーキ型の側面に沿わせて、ベーコンを端が型からすこし出るようにして隙間なく並べる。
 ボウルに材料を全部いれ、手で十分にこね混ぜる。
 粘りが出てきたら、1の型に半分の量をいれ、人参ほうれん草プラムなどを切り口を考えて見た目よく並べ、残りの肉をすこし盛り上がるくらいに入れる。
 180度に熱したオーブンで25〜30分(十分に)焼き、冷めたら型から出して切り分ける。

^^)ちょっと手の込んでいそうなものを作りたいというときなどにいいミートローフ。オートミールを使うことで肉汁が出ず、おなかに優しくなります。もうひと手間のときは、マッシュポテトで上面を覆って焼くのもおいしくてグッド! 

旬の野菜をたっぷり添えて どうぞ!

ひつじ小屋の日々

 このところ続いた朝寝坊を返上、見事なくらいに潔いすっきりした目覚めとてきぱきとした手際の自分をほめながら、道向こうのごみステーションを見れば、あるある・・!今日は、早く早く と願い続けてきた年明け最初のプラごみの日。勇んで、家中のプラごみをかき集め、収まりきらずに 別の塊にしておいたものと一緒に、いそいそと寒風吹きすさぶ中を出しに行く。
  戻ってきて、半分はすっきりしたな とにんまりしつつ、残り半分の生ゴミの日をそのときから心待ちにする私は、もう完全にピュアな主婦じゃないか!
  (そうなんだってば・・!何をいまさら。)

 一緒に買い物に行く連れ合いのタコ氏。ふと 何を思ったかスーパーの店頭に山済みになっているお菓子の福袋(500円のお買い物券入り)1000円を買う。
  理由は"山済みで気の毒"だから。そのやさしさが家計に逼迫を呼んでいることを、いつかはわかってくれるだろうか・・? 

な〜んて、おいしかった♪

編集後記

ずっと続いた肌トラブル解消に、大いに効果のあったことのひとつが、食べ物の咀嚼回数を増やすということ。これは 実に効果的ですので、特に悩みのない方にも強くお勧めします。

が・・、この正月三ヶ日で新たな悩み発生。人と一緒に食べるとき、咀嚼回数が多いと、食べるのに時間がかかる→人の食べるものや量が増える=自分の食べるものや量が減る・・。
  ・・ちょっとつらい。

Aurea Ovis

営業時間  
平日:午前10時〜午後7時
日曜祝祭日:午前10時〜午後6時

連絡先  
240-0111三浦郡葉山町一色857-1
椿コーポ5号室  
Ph.& fax.046-876-2538

E-mail  be@aureaovis.com
URL  http://aureaovis.com
掲示板 http://aureaovis.com/cgibin/welcome.cgi


Photo by C.

寒風(さむかぜ)に 楓葉の赤 濃く沈みゆく

  



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